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大河ドラマ「光る君へ」第15回~道長と伊周の弓争い

こんばんは、もちまるです。

今日は、大河ドラマの感想です。
少し投稿が遅くなってしまいました。

今回は、たくさんの見どころがあったのですが、
道長と伊周の弓争いの場面について書いていこうと思います。

ネタバレありますので、ご注意ください。

道長は、藤原道隆の弟。
伊周は、道隆の息子。

つまり、道長にとって伊周は甥に当たるわけですね。

今回は、道隆の元を訪れた道長が伊周と弓争いを行います。

ドラマを見ていて、この場面知っている!となりました。

学生時代に読んだこの場面。

調べてみると恐らく『大鏡』を読んだのではないかということが分かりました。

『大鏡』は、平安後期に成立した歴史物語です。

確か高校で古典の教科書に載っていたような…?

『大鏡』弓争いの場面について分かりやすく解説していたサイトがありました。

特に印象的な場面を引用してみますね。

道長が1本めを射るとき、「自分の家から天皇や皇后がお立ちになるべきなら、この矢あたれ」と言うと、的の中心に命中。その次に射た伊周は、気おくれして手が震えてしまったのか、的とは見当違いの方向へ矢が飛んでしまいました。

道長は、さらに2本めで「自分が摂政、関白になるべきなら、この矢当たれ」と言い、同じように中心に当てたのです。

https://shingakunet.com/journal/exam/20210119000016/  より引用

学生だった私は、これを読んで道長について最強のイメージを持ったわけです(笑)

かなりインパクトが強かったです。

大学時代になって、平安文学を専攻することになり、キーポイントになったのは定子と彰子の存在です。

定子は道隆の娘。
彰子は道長の娘。

二人とも一条天皇のもとに入内する訳ですが、その後栄華を極めるのは道長の家系。

記憶は定かではありませんが、定子と彰子を対比する勉強の一環の中で、この弓争いの場面を再読した覚えがあります。

当時は、道長の権力がすごいこと、定子が可哀想だということくらいしか分からなかったのですが、権力争いというものはやはり難しいなぁと思います。

『大鏡』はいわば歴史書。
私は、文学専攻でしたので、歴史書は専門的に勉強をしたわけではありませんが、文学を読み解く上でも歴史書の記録は大切な資料になるわけです。

そんな事を思い出させてくれた今回の一場面。

学生時代は、道長に対して怖いイメージを持っていたのですが、「光る君へ」の道長はとてもかっこよく描かれています。
そんなに権力に執着している感じもありません。

今後、道長がどのようになっていくのか楽しみです。

私が学生時代に「光る君へ」を見ていたら、どんなに勉強しやすかったことだろうと思います。

道長も伊周も道隆もイケメン揃いで、弓争いの場面もとても素敵な場面になっているのですから。

高校の古典の授業で今回の場面を流したら、学生の理解度がすごく高まりそう(笑)

高校の時の古典の授業は、眠い、つまらないだったので(先生スミマセン…)「光る君へ」を見て少しでも、授業が楽しくなったら良いですよね。

最後に、引用元の記事はこちら。
学生向けですが、分かりやすいので、良ければ見てみてくださいね。

それでは今日はここまで。
最後までお付き合いいただきありがとうございました。

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