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働くということ

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#大学

体験格差えぐい|文化活動の格差

体験格差えぐい|文化活動の格差

総合型選抜の時期がやってきて、あれこれしている。
けっこうおもしろい仕事のうちの1つ。

※総合型選抜→昔のAO入試、まあ要するに公募推薦入試というやつです

学力以外の自慢をしていただくような入試なので、出願書類のチェックがとってもおもしろいし、一方でとってもむかつきます。

何にむかつくかというと、「こんなん自分の自慢に見せかけた自分の学校と自分の親の自慢じゃないか!」「教員と親のお膳立てがみ

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「好き」を将来とどう結ぶのか

「好き」を将来とどう結ぶのか

高校生とその親に「この学部でとれる資格はなんですか?」「なんの資格も取れないんですか!?(大学での何かしらの資格を取るべきという要望付)」「この学部の就職率は!?」とよく聞かれる。

学びたい分野がある程度定まっていて、学べる内容もある程度理解していて、その上での質問であればわかるのですが、そういったことを一切何も考えておらず、ただただ聞かれることが本当によくある。



こうやって聞かれた時、

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学歴とはなんだ

学歴とはなんだ

自分が通っていた大学は、学力だけでみると、世の中の高校生の上位10%くらいに位置する人たちが入学できる大学のようです。

もちろん「総合的に」「統計的に」で、学部別、入学方式別、出身高校別、出身地域別にみると随分と変わってくるけれど。

職場で日々関わっている学生たちもそこに位置する人たち。それから、一緒に働いている人たちも、もれなく上位10%以上の大学の出身。

大学時代に出会った友達も、社会人

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大学のシラバスは楽しい

大学のシラバスは楽しい

毎日のように大学のシラバスをみる日々です。

12月から4月半ば頃までは、もうめちゃめちゃみる(みるというか作るというか運用するというか)し、それ以外の期間もめちゃめちゃみる。

今、新年度がはじまって色々な対応をしている真っ最中なんだけど、「わたしは〇〇について勉強したくて、シラバスを確認するとこれが当てはまったんですけど他に何かいい授業ありますか」とか具体的に聞かれたりすると、よくシラバスを読

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卒業おめでとう、わたしは留年です

卒業おめでとう、わたしは留年です

学位授与式でした。

主たる卒業生は、わたしが社会人1年目の時に大学へ入学した子たち。わたしが社会人1年生の時に大学1年生だった彼ら彼女らが、卒業を迎えた。

その子たちが入学して、学部のポリシーを把握して大学内でのコミュニティを構築しているその最中、わたしも同じように、配属先となったこの学部のポリシーを把握し、大学内でのコミュニティを構築していた。

コロナで学位授与式が中止になり、卒業の節目を

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