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卒業おめでとう、わたしは留年です

学位授与式でした。

主たる卒業生は、わたしが社会人1年目の時に大学へ入学した子たち。わたしが社会人1年生の時に大学1年生だった彼ら彼女らが、卒業を迎えた。

その子たちが入学して、学部のポリシーを把握して大学内でのコミュニティを構築しているその最中、わたしも同じように、配属先となったこの学部のポリシーを把握し、大学内でのコミュニティを構築していた。

コロナで学位授与式が中止になり、卒業の節目を実感しないまま緩く社会人になったわたし。同じように、入学式が中止になり、入学を実感することができなかったであろうという2020入学生。

せめて学位授与式はできてよかった。

職員と学生との関わりなど、教員と学生との関わりよりは浅いだろうけれど、それでも感慨深いと思う。教育の仕事をする醍醐味は、やっぱり、人の人生の区切りに立ち会えるということなのだろう。

ちなみに、職員との関わりがある学生とは、2パターンあってね、1つは、素直で一生懸命で、学部行事とか学部パンフレット作成とかそんなことに色々協力的な、優等生タイプ。

もう1パターンはその逆で、躓いたり悩んだり反抗したり色々あって、面談をたくさんするような手のかかるタイプ。つまり上位層と下位層。中間層とのかかわりは正直あまりないな、一方的には名前とか覚えてるんだけどね。

どちらも可愛いのよ。(可愛いとか言ったら失礼か…)

そうはいっても、学生とのかかわりがある部署に配属されている人などほんの数%だし、わたしはたまたま今学生と近い部署にいるけれど、あまり「学生のため」を思って働いていない。

学生支援系(キャリアセンターとか学生相談室とか)の配属であれば、学生のためを第一の目的として個別対応に重きをおいて働くのかもしれないが(働いたことないので分かりませんが)、ここは、1人1人学生に寄り添うことが役割ではなく、大きな学部を円滑に運営していくことが、第一の役割だと思っているから。

個別対応より、優先すべきは効率とか公平性とか。

先生方と色々話し合って、イレギュラー案件や個別対応をなるべく生まないよう綿密に計算して諸々を案内し、それが生まれてしまうと、本当は色々してあげたいけれど、でも公平性の観点で「対応できないよ」と突き放し、もはや「何してんの?」と厳しく当たっているので、そんな自分の冷たい対応のせいで無視されたマイノリティの声もきっと多いと思う。

だけど、それを拾って個別に対応してくださっているのが学生支援系の部署の職員なのだと信じて、言葉は悪いが、わたしは切り捨てている。
(例えば、締め切りをどうしても守れないから学生相談室で相談したら、自分は、合理的配慮が必要な人だった、と判明したりするものよね。)

というわけで、そんなドライな姿勢なのにも関わらず、「◯◯さん、お世話になりました~!写真撮りましょ」と言ってくれる学生たち、それから職員のみなさんで食べてください!とお菓子をくれたり、お花をくれる学生のこと、忘れないでいたいし応援したい。別にそんなことしてくれなくたってみんな応援したいけれど、とりわけ応援したい。卒業おめでとう~。

それからね、4つ下の弟よ、大学卒業おめでとう。

たまたま近くで一人暮らしをしてくれたおかげで、「今暇?」とお互い連絡をとりあい一緒に映画を見たり、居酒屋で飲んだり、旅行先のお土産を交換したりと大変楽しかった。

誰からも好かれる愛嬌たっぷりで典型的ないいやつの弟、春からの社会人生活もきっと大丈夫~

わたしは異動もないので留年ということで、春からも自分の役割を全うできるように適当に働こうっと。


昨日はね、めっちゃ好きな人たちの結婚式でした。新郎新婦のことも好きだし、新郎新婦が集めた参列者たちのことも好きだし、新郎新婦も参列者たちもみんな好きと思っているもの(ピアノ)も好きだし、好き。好きで好き。あまりに思いがあふれると小泉構文になるのねえ。

結婚式に学位授与式に、2日間、誰かの人生の区切りに立ち合えてあたたかい気持ちでいっぱい。

誰かの人生に触れると、いつも同時に自分の人生を考えます。

考えたこと、明日以降いっぱい文章にしたい。
仕事がやばいのだけれど、時間あるかな。でも仕事より絶対大事だからな。

読んでくれてありがと、今日も1日お疲れさまでした♩

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ももか
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