もしかして私、HSS型HSP…?
適応障害になったことで、自分の思考や行動を振り返り、分析する機会が増えました。
そんな中で「自分らしさ」「本当の自分」が一体どの状態なのか、実はよく分からなくなっています。
自分を見つめて改めて感じたのは、私は随分と矛盾した人間だと言うこと。
例えば、
・色んなアイデアがわくのに、興味が持続しない。憑き物が落ちたかのように、突然どうでもよくなる。
・好奇心旺盛で色々手を出すくせに、途中で脱線したり、興味を失ったりする。なかなか完結できない。
・人と話すのは好きなのに、心の開きかたが分からず距離が縮められない。
・なかなか心が開けない割に、人の話に過剰に共感してしまう。特に人の悩みや苦しみには、自分の事のように感情移入して苦しくなる。
矛盾を抱えているせいか、周囲から見た私と、私の内面とで、かなりのズレがあります。
例えば、
・リーダー気質と思われがちなのに、実際は人に指示できない(顔色を読んで遠慮したり、相手の反応を怖がったりする)
・人前で話す時は堂々と、生き生きとして見える(らしい)が、実際は極度に緊張して手が震えているし、頭真っ白。前日は本気で吐きそうになる
・しっかりしている、安定していると言われるけど、本当は自分にものすごく振り回されている。自分を信用していない。
・社交的と言われることがあるけど、人見知り。空気を読み違えて失言することがあるので、何を話せば良いか分からなくなる。
色々な精神疾患を知り、私は適応障害ではなく双極性障害なのでは?もしくは、発達障害なのでは?と疑っていた事もあります。
(双極性障害は今もちょっと疑っています。今飲んでる薬もビプレッソだし、先生もそのように見ているのかも。)
ですが、はっきりと「これは私の事かもしれない」と思える概念を発見しました。
「HSS型HSP」です。
HSPとは何か?
HSP(Highly Sensitive Person)という概念は、アメリカの心理学者であるエレイン・N・アーロン博士によって見いだされました。 生まれつき感覚情報を処理するプロセスが高度(深く細かい)な人々のことで、どの社会にも約2割は存在するとのこと。とても敏感で傷つきやすく、共感力や直観力、想像力に長けた人々を指します。
引用:矛盾だらけの「HSS型HSP」(STUDY HACKER)
特にここ数年で「HSP」「繊細さん」という言葉が浸透してきた気がします。
HSPの方がどのような気質なのかは、元々知っていました。
HSS型HSPとは何か?
HSSとはHigh Sensation Seeking(刺激探求型)のことで、内向的で静かな生活を好む本来のHSPとは違い、どちらかというと外向的で好奇心が強いタイプを指します。つまり「HSS型HSP」とは、「非常に敏感なのに刺激を求めてしまう人」のことです。
HSS型HSPの傾向は、「本来のHSPが “安心な環境ではない現実” に適応するために身につけた」とも言えるそう。 とはいえ、ベースは間違いなく非常に敏感な人(HSP)です。自ら刺激に飛び込んでは激しく反応し、心身を疲弊させてしまうのだとか。
引用:矛盾だらけの「HSS型HSP」(STUDY HACKER)
HSPに分類があることは知りませんでした。
HSPのチェックリストもやってみた事がありますが、どちらかというと外に刺激を求めるタイプだし、新しい環境に飛び込むのも、ためらうけどあまり苦ではないので違うと思っていました。
ただ、HSS型HSPの特徴を読めば読むほど、私のことだと思えてきます。
下記記事の説明がとても分かりやすかったです。
「防具がないのに突っ込んで行く」という表現がすごくしっくりきました。
HSS型HSPの診断をしてみたら
検索に出てきたHSS型HSPのセルフチェックをしてみたら、いずれもHSS型HSPの可能性は高そうな結果でした。
http://hspjk.life.coocan.jp/HSS-Test.html
https://cocoyowa.com/hss/hss-diagnostic-test/
押さえられない好奇心を自分でもて余す事があります。本棚にならぶジャンルが、PCやスマホのブックマークが、見事にとっちらかっています。
そして、企画書が通った後、憑き物が落ちたかのように興味を失う自分に「なんて無責任な人間だろう」と密かに悩んでました。
(もちろん自分が企画した以上、興味がないなんて周りには分からないように振る舞うのですが…何とか完了させても中途半端。やりきった感はあまりないです。)
社会人になってから3社経験していますが、いずれもベンチャーマインド旺盛(さらに言うとブラック寄り)な中小ばかりを選んでいます。
腰を落ち着けて働きたい、福利厚生が充実していて、安定した収入を得られる企業がいいと、学生時代からずっと思っていた筈なのに、
大手企業や、歴史ある企業、コツコツと同じ事を繰り返すような仕事に全く興味を持てなくて。
(安定なんてつまらない、と思ってしまって選考辞退したり、内定出たくせにお断りしたことも…)
それってもしかして、HSS型HSPだから…?
ここでちょっと、子ども時代の話
私は幼少期、極度の人見知りで場所見知りでした。
本とお絵描きが好きで内気。妙に頑固でこだわりが強く、プライドが高くてなかなか挑戦せず「失敗するからやりたくない」と言った事もあったとか。
私の母によると「長男くんの性格、みつまめの小さい頃にそっくり」なんだそうです。
長男はかなり繊細な子で、HSC(Highly Sensitive Child)では?と思っています。
先生やお友達に恵まれ、今は多少折り合いをつけられているみたいですが。
HSCのチェックも14/23個当てはまり、HSCである可能性は高いようです。
https://kodomo-manabi-labo.net/sensitive-scale
HSCっぽい長男と幼少期の私がそっくりということは、私もHSCだったのかも……?
そして社会に適応するために、HSSという性質を獲得したのかも……?
HSS型HSPだとして、どうするのか
HSS型HSPってあくまでも気質なので、治療するようなものでもありません。
積極的に私「HSPだから~」と公言して、何か配慮を求めたいわけでもないです。
(むしろ矛盾だらけでコントロールできない自分は、周囲にどうしてもらえば楽になれるんだろう…?笑)
それでも、今まで色んな性格診断やら占いやらを試してきてもイマイチしっくり来ず、「こんなん自分のその時のさじ加減でしょ」くらいに思っていた私が、初めてと言って良いくらいにしっくりきたのが、HSS型HSPという気質。
本当に私がそうなのかどうかは別として、似たような性質で困っている人がいるのは確か。
それなら、困り事の対処法は 色々と真似して試しみたいな、と思います。
※自身がHSPと知って安心する方もいらっしゃるし、公言する事を否定する意図は全くありません。
「私はHSP」と情報発信してくださる方がいるからこそ、「こんな人も世の中にいるんだ」という理解に繋がると考えています。
公言することで型にはめて見られるのを、私があまり好きではない、というだけです。
HSS型HSPはどうすれば生きやすいのか?
ネット記事しか読んでいないので何とも言えないですが、結局のところは精神疾患に対してのアプローチと一緒で
・どんな自分も自分と認める
・ネガティブな気持ちに蓋をしない
・自己否定を含む「脳の暴走」を認識してブレーキをかける
・身体の声にも耳を傾ける
を、日々実践していくしかないようです。
もし私が、HSS型HSPなのだとしたら、「矛盾した自分が本当の自分」と認めてあげるのが、私が前に進むための第一歩みたいです。
人生少し休憩してみると、色んな事が見えてきますね。
自分をコントロールする、自分を変えるって、難しい。
いいなと思ったら応援しよう!
![みつまめ🍵徒然振り返り系noter](https://assets.st-note.com/production/uploads/images/64948549/profile_3ec6e2e192c555fed0d442470020d858.png?width=600&crop=1:1,smart)