短詩『Endless sorrow』
孤独な水辺に立っている
終わらない悲しみの海に
はなびらを浮かべながら
指に触れるみずの温度を
ちいさく遊んで刻みこむ
前方に姿は見えないけれど
足音ひとつふたつ聴こえて
追憶の風雨にまみれている
最後の接吻を反芻するから
はなびらが赤く染まるのだ
あかい記憶に苛まれて
戻らない風景をさがす
エコーする口唇の色彩
くちびるが腫れている
空白を埋められない夜
photo:見出し画像(みんなのフォトギャラリーより、空腹さん)
photo2:unsplash
design:未来の味蕾
word & poem:未来の味蕾
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