倒産法判例百選 No.8「再生計画案可決の見込みと申立棄却事由
1. 本判例の解説【判例タイトル】 No.8「再生計画案可決の見込みと申立棄却事由」
【判例番号】 東京高裁 平成13年3月8日決定
【事案の概要】
X(抗告人)は、債権者としてY(相手方)およびその代表取締役Aに対してそれぞれ破産の申立てを行いました。これに対し、Yは民事再生手続の開始を申立てました。その結果、Aに対しては破産手続開始決定がなされ、Yに対しては民事再生手続の開始決定(原決定)が下されました。Xは、自身が議決権の過半数を有しており、再生計画案に賛成しな