レジスタンストレーニングへの適応を与える要因について 特異性とは 実施した運動様式に応じた効果が現れる (他の運動様式の改善はほとんど見られない) 実施したトレーニングの収縮速度に応じた効果が現れる 性別 男女間での筋力、筋量、ホルモン濃度において著しい量的な差がある 筋力に関しての差は身体のサイズ、身体組成による 一定筋量当たりの力発揮能力には、性別による影響はない。 筋横断面積あたりの筋力に性差はない 年齢 30代から筋量は徐々に減少し始める=サルコペニア 一定筋量
長期的適応について 神経系の変化、トレーニングの初期段階(1〜2ヶ月)において、筋力の増加に対する神経的要因の影響は非常に大きい 運動単位の動員、構造の変化、などがある 筋組織の変化 筋肥大→ 筋のサイズ横断面積と量の増加 筋線維の増加は起きないとされている タイプIIはタイプI繊維よりも肥大の程度が大きい ディトレーニング後の委縮の程度も大きい タイプIIxからタイプIIaへわの変化が起こる 伸張性筋活動は筋肥大、筋力向上を引き起こしやすい 筋損傷や遅発性筋肉痛を発生しや
レジスタンストレーニングへの基本的適応について 短期的適応→エクササイズ中、あるいはその直後に身体に現れる変化。(反応)という。 長期的適応→エクササイズを長時間振り返して行った事による身体の変化。 トレーニング期間後も長期間維持される トレーニングの初期段階→筋力の増加は主に神経系によるもの (開始後8〜12週間では筋線維の肥大はあまり起きない) 短期的適応について 短期的適応の神経系の適応 →運動単位の動員の増加、発火頻度の調整、 神経支配、力を発揮するために
人体のモーメントアームのてことは 大きなモーメントを持つ人間は、同じ筋力レベルでも大きなトルクを生み出す事が出来る 関節軸から遠い位置(遠位)は、近い位置(近位)よりも、円弧に沿って大きな距離を移動する 筋力とスティッキングポイント 筋力の定義とは ある動作速度において、筋または筋群が発揮可能な最大の力 スティックポイントとは レジスタンストレーニングにおいて、動作中に最も大きな力が要求されるポイント キネマティックチェーンと キネティックチェーンについて オープンキ
筋組織の特性について 興奮性とは 刺激に反応する能力 収縮性とは 引く力(張力)を発生させる能力 伸展性とは 長く伸張する能力 弾性とは 力が取り除かれた際に元の長さや形に戻る能力 筋形状について 紡錘状筋とは 筋の長軸方向と筋線維の走行(筋の収縮方向)とが 一致する筋 羽状筋とは 筋の長軸方向と筋線維の走行に角度(羽状角)がついている筋 羽状筋は一定の容積に含まれる筋線維が多く(筋横断面積が広い)為、力発揮能力が高い 筋活動様式とは 内力(筋力)と
力学の基礎について 力学の用語と原理 解剖学的肢位→直立した両腕を体側で下垂位とし、 手の平を正面に向けた姿勢 矢状面→人体を左右にら分ける面 前額面→人体を前後に分ける面 水平面→人体を水平に分ける面 トルクについて モーメントアームとは 支点(軸)から力の作用線までの垂直距離 トルクとは 支点(軸)を中心として回転、またはねじりを引き起こす力の効果 力(F)×時間(T)=トルク 身体動作のメカニクス観点について ①トルクの大きさは二つの変数に依存している ②力が回転
基質の消費と補給について ホスファゲン 筋中のホスファゲンは高強度の有酸素性運動よりも 無酸素性運動によって急速に消費される 等尺性筋活動よりも高強度で振り返すウェイトトレーニングのような運動の方がエネルギー代謝が大きくホスファゲンをより多く消費する ATPの完全な再合成は3〜5分以内、クレアチンリン酸の完全な再合成は8分以内で完了 ホスファゲンの補充は有酸素性機構と速い解糖によって行われる グリコーゲン 無酸素性運動と有酸素運動、あるいは食事によって、安静時のグリコーゲ
酸化(有酸素性)機構について 安静時や有酸素性運動中の主要なATP再合成の供給源 主に炭水化物、脂質を用いる 低栄養状態や長時間の運動ではタンパク質もエネルギー源として用いられる 安静時のエネルギー源には約70%が脂質から、 30%が炭水化物から供給される 運動強度が上がるにつれて、脂質から炭水化物へと変化する 脂質の酸化について 脂質はホルモン感受性リパーゼという酸素により分解され、筋線維となって血中に入る タンパク質の酸化について アミノ酸→グルコース(糖新生)、ピル
解糖系は グリコーゲンやグルコースを分解してATPを産生する 速い解糖は グリコーゲン、グルコース→ATP+ピルビン酸→乳酸 グルコース1分子から2分子のATPが産生される グリコーゲン1分子から3分子のATPが産生される 解糖系の制御 活性化するケース→PHのわずかな低下 →ちょっと疲れた時。あるいはホスファゲンを使い果たしそうな時。 抑制されるケース→PHの著しい低下 ATPやクレアチン酸の増加 →ものすごく疲れた時。あるいはかなり余裕がある時 乳酸と血中乳酸につい
基本的な専門用語について 生体エネルギー機構 食事(炭水化物、タンパク質、脂質)を使用可能なエネルギーに変換する事 異化作用とは 大きな分子から小さな分子へ分解する事 同化作用とは 小さな分子から大きな分子を合成する事 代謝とは 異化作用(カタボリズム)同化作用(アナボリズム)の事 アデノシン三リン酸(ATP)を 分解するとエネルギーが発生。筋活動で使用 エネルギー供給機構について ホスファゲン機構とは 無酸素性機構である 短時間で高強度の身体活動の為のATPの
肺気量について 分時換気量=1回換気量×呼吸数 1分間当たりに呼吸される空気の量 予備吸気量とは 安静時の吸気量から更に吸入出来る最大量 予備呼気量とは 安静時の呼気量から更に吐き出す事の出来る最大量 ガス交換について 細胞の代謝に必要な酸素を肺から組織へ運搬する事 代謝副酸物である二酸化炭素を組織から肺に運搬する事 酸素摂取量について 人体組織によって使用される酸素の量 酸素の消費能力は心臓の機能、循環器の機能、酸素を消費する機能を関連する フィックの式とは
1回拍出量とは 一回の心拍動によって送り出す血液の量 1回拍出量=拡張末期容量一収縮末期容量 拡張末期容量は 左心室が最も拡張した時の血液量 収縮末期容量は 右心室が最も収縮した時の血液量 心拍数は 一分あたりの心拍の数(ハートレイルHR) 脈拍の確認測定方法は 橈骨動脈の場合 腕をさげて肘を曲げ、手の平を上に向ける 頸動脈の場合 気管と胸鎖乳突筋の間を軽く触れる 心拍数の測定方法は 運動中は10秒間計測し、それを6倍して一分間の心拍数を求める。通常60〜10
血管を拡張させる要因は 交感神経系による刺激有酸素運動中は温度が上昇する 二酸化炭素濃度も上昇 アシドーシスの上昇(血液が酸性の状態 乳酸やco2が筋中に発生し、血液に流入する) 血管を収縮させる要因は その器官があまり重要な動きを必要とされていない場合 高負荷でのレジスタンストレーニング(血流の抵抗が増加し、血圧が上昇するが要因 心周期 血圧の定義とは 収縮期血圧(SBP)心室の収縮時に血液が動脈壁に加える圧力 拡張期血圧(DBP)心室の拡張時に血液が動脈壁に加える圧
(心臓血管系の生理学) 血液とは 血漿、白血球、血小板、赤血球から構成される 水素イオン濃度の数値は エクササイズ、ストレス、疾病などの要因により変化する 酸素は 赤血球中に含まれるヘモグロビンと結合して全身に運ばれる 肺は 血液を取り込む 心室は 血液を送り出す 循環 血液の流れは 全身→大静脈→右心房→右心室→肺動脈→肺→肺静脈→左心房→左心室→大動脈→全身 中枢循環とは 心臓と肺における血液の循環 末梢循環とは 心臓と体における血液の循環 動脈とは 心臓
神経系の構成 中梢神経=脳、脊柱 末梢神経=体性神経→運動神経、感覚神経 自律神経→交感神経、副交感神経 運動単位とは 一つの運動ニューロンとそれにより支配される筋線維群 神経細胞(ニューロン)= 神経細胞体+樹伏突起+軸索 運動単位とは 運動神経とそれに支配される筋線維の事 筋力の調節 運動単位の動員、運動単位の発火頻度の調節 サイズの原理とは 力を発揮させる為に運動単位が動員される際の原理 小さい力が発揮する時は遅筋を支配する小さな運動単位が動員される
小さい順=筋原線維→筋線維→筋線維束→骨格筋 サルコメアとは z線から隣接するz線までの事 骨格筋の基本的な機能単位である 神経筋接合部とは 神経系と筋系の情報伝達に特化した場所を言う シナプス間隙を軸索終末と運動終板の間という フィラメント滑走説とは アクチンとミオシンが互いに滑り込む事によって筋が収縮する事 滑走説 カルシウムイオンの刺激を受けて、ミオシンクロスブリッジがアクチンを引き寄せる事で筋が収縮する 短縮性筋収縮(コンセントリック収縮)とは 力を発揮し