NSCA第五章-1
レジスタンストレーニングへの基本的適応について
短期的適応→エクササイズ中、あるいはその直後に身体に現れる変化。(反応)という。
長期的適応→エクササイズを長時間振り返して行った事による身体の変化。
トレーニング期間後も長期間維持される
トレーニングの初期段階→筋力の増加は主に神経系によるもの
(開始後8〜12週間では筋線維の肥大はあまり起きない)
短期的適応について
短期的適応の神経系の適応
→運動単位の動員の増加、発火頻度の調整、
神経支配、力を発揮するために、運動単位が動員される際の原理、小さな力を発揮する時には遅筋繊維を支配する小さな運動単位が動員される
大きな力を発揮する時には速筋繊維を支配する大きな運動単位がより多く動員される
筋の変化
水素イオンの増加(PH)を低下させる)
無機リン酸の増加(クレアチンリン酸濃度の減少)
アンモニアの増加(有害)
グリコーゲン量の減少→十分な炭水化物の摂取が必要
内分泌系の変化
同化ホルモン→細胞の成長を促進する
異化ホルモン→細胞を分解する作用を持つ
エピネフリン濃度の増加→細胞での脂質と炭水化物の分解を促進し、ATPを増加させる→血糖値が上昇する
コルチゾール濃度の増加
テストステロン、成長ホルモン濃度の増加
多量で休憩時間の短いトレーニングは少量で休憩時間の長いトレーニングよりもホルモン分泌量が多くなる
大筋群のエクササイズは小筋群のエクササイズよりもホルモン分泌量は多くなる