NSCA第4章-1
力学の基礎について
力学の用語と原理
解剖学的肢位→直立した両腕を体側で下垂位とし、
手の平を正面に向けた姿勢
矢状面→人体を左右にら分ける面
前額面→人体を前後に分ける面
水平面→人体を水平に分ける面
トルクについて
モーメントアームとは
支点(軸)から力の作用線までの垂直距離
トルクとは
支点(軸)を中心として回転、またはねじりを引き起こす力の効果
力(F)×時間(T)=トルク
身体動作のメカニクス観点について
①トルクの大きさは二つの変数に依存している
②力が回転軸を通る場合、モーメントアームがゼロである為トルクは生じない
③ほとんどの身体動作は、2つ以上のトルクが作用し、複数のトルクの適用によってもたらされる動作は正味のトルク、すなわち全トルクの合計によって左右される
てこの原理について
第1のてこ、力点(作用力)-支点-作用点(抗力)
→支点が2つの力の間に位置する
板状筋による頚椎の伸展、上腕三頭筋による股関節の伸展
第2のてこ
支点-作用点(抗力)-力点(作用力)
→抗力が支点と作用力の間に位置する
力学的有効性が1.0よりも大きい
下腿三頭筋による足関節の底屈
第3のてこ
支点-力点(作用力)-作用点(抗力)
→作用力が支点と抗力の間に位置する
力学的有効性が1.0よりも小さい第2と第3のてこの関節以外
力学的有効性について
産生された力と加えられた力の比率
1.0よりも大きい=小さい力で重い物体を動かせる。
速度は遅い
1.0よりも小さい=大きな力を発揮しても小さい物体しか動かせない 速度は速い
仕事について
力学的な仕事の定義とは
発揮された力の大きさと物体が移動した距離
物体の移動距離×力=仕事
レジスタンストレーニングの仕事の計算
挙上重量×垂直距離×レップ数×セット数
パワーとは
速度×力
単位時間あたりの仕事量
仕事量÷時間=仕事率
パワーを向上させたいのであれば、爆発的なエクササイズが効果的
機械効率と運動効率
運動の非効率をもたらすもの
筋の共収縮=主働筋の活動に相反する活動を関節の反対側で拮抗筋が行う事