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もしもゴミ拾いに『論語』を加えたら?
この度は、数ある中からご覧頂き、誠にありがとうございます。
【まえがき】
この記事の内容
『もしも〇〇にこの自己啓発を加えたら』どうなるのか?
※あくまでも『自己啓発ソムリエ 言葉で動く』個人の意見です。
想像を膨らませてお楽しみください。
【ゴミ拾いのご紹介】
公園や道路にあるゴミを拾って綺麗にするゴミ拾い。
今回はこの自己啓発を加えてみましょう。
【加える自己啓発はこちら】
✅ 【善業は、自分から言わずとも必ず何処かから漏れ聞こえてくる】
論語とは?
「論語」という古典は、現代風に言えば人間学の宝庫なのである。一人前の社会人として立っていくには何を身につけなければならないのか。人の上に立つ人間には何が必要になるのか。そういうがいろいろ取り上げられている。
読めば必ず得るところがあるはずだ。
徳川家康や夏目漱石なども『論語』を読んでいましたし、明治時代に日本の経済を理想的な形に変えた渋沢栄一という人は、『論語』の言葉をとても大事にしていたそうです。
加える教えはこちら。
↓↓↓
君子は其の言の其の行に過ぐることを恥ず。
(くんしはそのげんのそのおこないにすぐることをはず。)
善行はどこからか漏れ聞こえてくるもの。
わざわざ自分からいわなくてよい。
大言壮語してはばからないような人は、恥知らずである。
(憲問第十四/362)
【恐らくこうなる】
僕の家庭は、処理されることのないゴミ置き場同然だ。
ここにいたら、僕はだんだん腐っていく。
誰も褒めてくれない。
誰も叱ってもくれない。
誰も僕のことになんて興味がないんだ。
愛の反対は憎しみじゃなくて、無関心なんだよ。
そんな両親の反応を試したくて、僕は家を飛び出したんだ。
家から10km程離れた公園に辿り着いた。噴水が綺麗で、錆びれたブランコがあって、おばあちゃんとの思い出がここにはあったから。
僕は、緑色のすべり台の上に登り、体育座りをしながら満月を眺めた。そして、公園の錆びたベンチで眠りに落ちた。
朝起きて水道水で顔を洗った。指でゴシゴシと簡単に歯も磨いた。昨日は暗くてよく見えなかったけど、辺りを見渡したらゴミが散乱していた。
腹が立った。
おばあちゃんとの大切な思い出が詰まったこの場所にゴミが散乱しているのが耐えられない。だから、僕はゴミ拾いを始めた。
くの字に折れ曲がったセブンスターの吸い殻。
ぺしゃんこに握り潰された青いペプシの缶。
くしゃくしゃに丸め込まれたてりやきマックの包装紙。
「僕の思い出の場所を汚すな」
「僕の思い出の場所を汚すな」
ゴミを拾いながら、独り言をつぶやいた。
1週間暮らしてみて分かった。どうやらこの公園は、ゴミを捨てられることが日常茶飯事らしい。酷く悲しい気持ちが僕の中に蠢いた。
ある日、いつものようにゴミ拾いをしていたら、歩道から身なりの良い黒いトレンチコートを着た中年男から視線を感じた。
僕は無視を続けていた。しかし、男はブリキのおもちゃのような足取りで僕のところまで歩み寄ってきた。
僕の前で立ち止まった。
だが、そこには威圧感を感じない。
むしろ、親しみを感じた。
そして、中年男は僕にこう言った。
「君のお父さんとお母さんに、『息子さんが公園を綺麗にしようとゴミ拾いをしている』と伝えたら、感動して泣いてたよ」
中年男が、被っていたキャメル色のハット帽を右手で取った。正体が分かった。僕の学校の担任の先生だった。
それ以降、僕はお父さんとお母さんから、愛情を拾い上げることが出来るようになった。
🅿️善行は何処かから漏れ聞こえてくるものです。
自分から「こんなに良いことをした」などと言うことは、善業でも何でもありません。
どんな環境でも善業を続けていれば、世の中は必ず善業を拾い上げてくれる。
もしもゴミ拾いに『論語』を加えたら、恐らくこうなる。
参考文献
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過去記事をまとめたマガジンを掲載致します。
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自己啓発ソムリエ 言葉で動くの
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「私が何故、自己啓発を記事にするのか?」その理由が書いてある記事となります。
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「何故、本を読み続けるのか?」その理由が書いてある記事となります。
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「私が知識にどういう思いをかけているのか?」を書きました。
宜しければご覧ください。
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以上になります。
最後までご覧頂き、誠にありがとうございました
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