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ドラマ『MIU404』【第4話の感想】 3つの“目”が伝えたかった事。

ドラマ『MIU404』【第4話の感想】 3つの“目”が伝えたかった事。

『MIU404』は、表向きは誰が見てもワクワクドキドキできるアクション刑事ドラマだけど、「あーおもしろかった」だけでは済ませないところがある。そこがまた魅力的だ。

今回の第4話は『目』がキーワードだった。

伊吹(綾野剛)は、監視カメラで捉えた“1億円の女”青池透子の『目』が気になった。「たくさん言いたいことがありそうな目だ」と伊吹はいった。「会って話しがしたい」。

青池は、逃亡中に銃で背中を

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ドラマ『MIU404』 【第3話の感想】  連帯責任とは“どこまでが連帯”なのか?

ドラマ『MIU404』 【第3話の感想】  連帯責任とは“どこまでが連帯”なのか?

『MIU404』は、ヒットドラマが持つ要素を研究してテンコ盛りにした“売れ線”ドラマだと思う。たとえば第3話から“構成要素のキーワード”をいくつか抜き出してみると、

・最後の最後で登場のドラッグの売人が菅田将暉
・学校が隠ぺい体質で、校長が見栄っ張りの糞
・廃部にさせられた部員たちの恨みの矛先が暴走
・いたずら通報を繰り返した少女が本物の犯罪者に遭遇。手足を縛られ泣き叫ぶ
・とにかく足が早い綾野

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ドラマ『MIU404』【第5話の感想】 “社会”を救うべきか、“ひとり”を救うべきか?

ドラマ『MIU404』【第5話の感想】 “社会”を救うべきか、“ひとり”を救うべきか?

『MIU404』第5話は、日本の重要な課題のひとつ、外国人技能実習生の問題をとりあげてみせた。不当な低賃金に深夜労働、人種差別、借金返済に追われたトリプルワーク。
同時多発コンビニ強盗の犯人は、元技能実習生の外国人たちの犯行であることが判明。19名が捕まる。彼らは同じSNS上の、同じメッセージを見ていた。ベトナム語で書き込まれたそのメッセージはこうだ。
『理不尽には理不尽で返せ。俺たちには金を奪う

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ドラマ『MIU404』【第6話の感想】 “相棒”の電話に必ず出る理由

ドラマ『MIU404』【第6話の感想】 “相棒”の電話に必ず出る理由

『MIU404』第6話は、志摩(星野源)の過去について掘り下げる回だ。ひとつも解説補足なんてつけなくても感動的な神回だったのでわざわざ書くこと何もないんだけど、要点だけ感想をまとめておく。

志摩は何かに後悔をしている。それは第1話からわかっていたことだ。
隠し事があり、ふとした時に影をみせる。「相棒殺し」というウワサがたっていて、周りのみんなが“腫れ物”のように触れないようにしている話題があるが

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ドラマ『MIU404』【第7話の感想】  “流されずに、自分の頭で考え”己の道(現在地)を見つけられるか?

ドラマ『MIU404』【第7話の感想】  “流されずに、自分の頭で考え”己の道(現在地)を見つけられるか?

第6話までのMIU404といえばとにかく“無駄がなくスマートな”作品という印象だが、第7話はやけに“無駄が多くてバタバタ”した回だった。
話題になった「りょうの弁護士役」にしても「キングヌー井口の宅配員役」にしても、“いなくても本筋は成立する”キャラクターが次々出てくるから焦点が分散するが、でもそれも狙い通りなんだなと見終えてから感じる。今回の話は“いろいろな人が世の中にはいる”という多様性の視点

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ドラマ『MIU404』【第8話の感想】 そして伊吹はその手を強く握り返した。

ドラマ『MIU404』【第8話の感想】 そして伊吹はその手を強く握り返した。

『MIU404』第8話は重く暗い。
最愛の人を失った時に人はどうなってしまうか。「復讐と赦し」という深いテーマに、宗教思想、発病・記憶障害、不自然死までがごった煮になった悲しい回だった。
物語の中身については他の詳しいまとめ記事に任せて、僕の感想ブログでは“希望の光”が感じられた“ラストの2シーン”についてのみ、抜き出して書き留めておく。
今話は特に、先にネタバレ読まないほうがドラマが楽しめるので

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ドラマ『MIU404』【第9話の感想】 “必ず間に合わせてみせる”という決死の覚悟のワケ

ドラマ『MIU404』【第9話の感想】 “必ず間に合わせてみせる”という決死の覚悟のワケ

『MIU404』はドラマの基本構造として「一話完結型」というシステムを採用している。しかし今回の第9話は、第8話と地続きに密接につながっていて、前回の事件から日もあまり経っていない。
伊吹(綾野剛)は、恩師のガマさんが逮捕された事件からいまだ立ち直れておらず、MIUの同僚たちはそのことを気にかけている。「間に合わなかった、どうしたら救えたのか」と伊吹は悔やみ続けていた。
機捜車をふたりで洗いながら

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ドラマ『MIU404』【第10話の感想】 “フェイク”を見極める目。「桔梗は本当に酔っていたか?」という考察

ドラマ『MIU404』【第10話の感想】 “フェイク”を見極める目。「桔梗は本当に酔っていたか?」という考察

そうかわかった、と思った。
今回の第10話を見ながらあらためて気づいたのだけれど、脚本の野木亜紀子が描きたかったのは、このドラマの最初っから一貫して“フェイクニュースについて”だったのだ。
“その目に見えているものは、本物ですか?”
そして、“フェイクかどうか、疑う目を養え”。
第1話からの10話をかけて、共通項として示され続けてきたのは、このふたつのメッセージだったのだ。

この“疑う目”の訓練

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ドラマ『MIU404』【最終回の感想】 ハッピーエンドに見せて実はバットエンドなのか? 最終回の真意は

ドラマ『MIU404』【最終回の感想】 ハッピーエンドに見せて実はバットエンドなのか? 最終回の真意は

2020年を代表するすごく魅力的なドラマだったから、このコロナの中で11話分も撮影と放映してくれた関係者にまず感謝したい。ただ、最終回については“モヤモヤした気持ちが残る最終回だったな”と感じている。最終回はその“モヤモヤ”の原因究明に特化して感想をかきとめておく。
(重要な場面のネタバレを含むため最終回の視聴後に読むのがオススメです)

志摩は“どう変われたか?”の考察
モヤモヤさせるのは2点あ

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