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詩歌

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自作の詩・短歌・長歌。東方Project二次創作含む。
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2024年3月の記事一覧

詩 ただいま、旧き感慨

    詩 ただいま、旧き感慨  眠りとともに揺蕩う  嵐が  詞も 未練も 情緒も  焼…

詩 墜ちてくる焦熱

  詩 墜ちてくる焦熱  仮初の姿が  降り立つ  花爛漫の平野  仮託した姿で  預言する…

詩 泥華

 詩 泥華 明けない冬の しぶとく居残り続けた 心身の奥から痛むほどの 凍てつきが それが与…

詩 亡失と忘却

 詩 亡失と忘却 蜃気楼、 目覚めたときから靄ばかり 知っている、確かにあるはず感情は た…

詩 不死人の供物

 詩 不死人の供物 凄惨な、欠損した、壊滅した、屍体らしきものが 永い時間によって燻り尽…

詩 境界暴きの瞳

 詩 境界暴きの瞳 投光器が照らしだす 満ち足りた表情よりも 太陽の焦熱が明るみにする 燦…

詩 地底の恒星

  詩 地底の恒星  人を傷つけることに対する拒絶は  生きていくことへの拒絶に 限りなく近くて  灯火をまたひとつ消していく想いで  心を朽ちゆかせるだけの出来事が  あまりにも当たり前に流れていく  その、吹き荒ぶ業風の中を  たとえ何一つ変えられないのだとしても  各々の面持ちで進もうとするしか  意識にできる奉仕はない  地獄の熱気は  罪を 永劫ほどに焦がし尽くした 灼熱は  凍ったように淀んだ大気を  誰にも触れたくないという感慨を  ぬるく、焼き払う  

詩 曠野へ成りゆく

  詩 曠野へ成りゆく  社会契約という檻の外は  フロンティア といえば聴こえはいいが …

詩 非人神

  詩 非人神  機械の半身が  放電しながら筆を執る  その様相を 見たことがある  そ…

詩 願いの報復

  詩 願いの報復  背後から貫くのは  かつて 何の気無しに  または 十分に気を遣った…

詩 凍り漬けの少女性

  詩 凍り漬けの少女性  少女の殻を  稚い薄羽の  封じ込められた 花華の香を  取り…

詩 透明なこの手

  詩 透明なこの手  その先に行くのなら  もう戻れないよ  最後通告に意味はない  彼…

詩 理解の病理

  詩 理解の病理  寂しいなんて云わないで  その言葉を発するから  渇望は顕わになる …

【詩】禊

  詩 禊  萎びて ささくれて  厭な臭いのついた肉体と精神を  禊ぐ気も失くしてしまって  起き上がることもできないで  そんな躰を  いとしいきみのちかくには置いておけないから  何より大切なきみのそばにはいれないから  距離を取って伏す  背を向けて伏す  穢れに包まれて 伏す  日が昇って目覚めて 水浴びに行く気にならなくて  くたびれたものばかりを 視界に入れる  下卑た嗤いが繰り返される  誰も笑ってないのに ひらいた部屋で  大袈裟な声を漏らして  目はモ