トランプ氏の攻勢によりバイデン氏の活動が活発になってきた。日本が欲しい競争力。
11月の中間選挙を控えたアメリカでは民主党のバイデン大統領勢力と、共和党の旧トランプ大統領勢力での攻防が活発化しています。
このアメリカ国内の対立は競争力や新しい施策を生み、現在 大きな盛り上がりを見せています。
そもそも中間選挙って何?
つまり日本の衆・参議院選挙みたいなものです。
大統領がどうこうというよりも日本で言う国会議員みたいな位置にいる上院・下院議員の入れ替えの時期ということですね。
バイデン派とトランプ派の攻防
議員の派閥があからさまななので現大統領であるバイデン派(民主党)と旧大統領であるトランプ派(共和党)に分かれていて、トランプ氏も積極的に応援演説に赴いて励んでいます。
当初、最近のコロナからの脱却による資金の回収で想像以上のインフレ(物価上昇)を引き起こされてしまっている最中なのでバイデン氏の支持率がじわじわ下がってきていたのでバイデン氏は苦戦すると予想されていました。
ですが7月以降 大胆な政策をいくつも展開し続けたことによりじわじわ持ち直しています。
トランプ氏の主張はとにかく「米国を再び強く偉大に。」みたいな感じですが、バイデン氏は民主党らしく「民主主義らしくみんなで頑張ろう。強い政策は政府がしっかり打っていく!」というような主張です。
最近では国…というより中央集権によるロシアのウクライナ侵攻や、中国の台湾有事問題、北朝鮮のミサイル問題など、権力や強さが集中すると世界の治安やばいよねっていう空気なので民主主義を推し進めるバイデン氏の主張が「正義」に映るのは自明の理だと思います。
トランプ氏の言うような「強さを見せつける」ことも必要な時期があることは確かですが、現状での主張の通りやすさはバイデン氏の方が上でしょう。
ですがこれは政策によって簡単にひっくり返ってしまう可能性も孕んでいます。
バイデンさんはどんな政策を打ち出しているの?
バイデン大統領は8月に入って気候変動対策や学生ローン減免を次々と打ち出しています。
急騰していたガソリン価格が6月をピークに下がり始めたこともあり、予算の確保のメドも立ち、費用の捻出が決定しました。
中国など自分たちの私腹を肥やすことしかしないトップしかいない国は絶対にやらない「未来への投資」です。
賛否もあるでしょうが、こういうことを積極的に世界ナンバー1の大国アメリカがやることで他国も後に続きやすくなります。
支援の財源は上がったり下がったりしそうですが、地球への環境の配慮と再生可能な新エネルギーの開発がしやすくなる環境作りとして良いことだと思います。
ですがマクロな話をされても一般市民の不満は高まるばかり。
「上ばかりみていないでこっち(市民)にも何かしてくれよ!」となってしまうでしょう。
そしてバイデン氏が打ち出したのは学生ローン減税や、退役軍人への支援でした。
学生ローン減税は低所得者に向けた支援です。
退役軍人の支援とはイラクやアフガニスタンへ出向していた軍人の中で軍基地で廃棄物焼却時に発生した有害ガスの被害を受けた人への支援です。
こういった政策を次々と打ち出しています。
とても良い支援だと思います。
ですがとても限定的な気もします。
もっと具体的に一般市民に向けた良い政策があるような気がしてなりません。
なぜなら中間選挙は「11月の第1月曜日を含む週の火曜日」
今はまだ8月末。
当然11月の選挙に近づく9月や10月は今以上に演説が激しくなること請け合いです。
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バイデンさんはもうすぐ80歳
バイデン氏は11/20(誕生日)でもう80歳にもなります。
ですが2024年の大統領選に勝ち2期続投する気でいます。
仮に通ったとしても82歳から4年もできるのかなぁ…と支持者であっても常に頭の片隅に疑問が残ってしまうようですね。
2度コロナにかかっても復活して演説に励んでいるバイデン大統領ですが、トランプ氏に対して優勢で色んな政策を打ち出しています。
競争力が生まれていることも数々の政策が出てきている原因だと思います。
日本にも引きずりおろす方向でなく良い政策や代案で自民党に対抗してくれる野党がいてくれたらなぁ…と思ってしまいますね。
いや良いことを言う野党は増えてきているんです。
ですが、言葉だけで自民党と比べて実行力が足りないのが現状です。
党内で足を引っ張る人も一定数いますしね。
なんにせよアメリカが上向けば世界が上向きます。
日本もうまく円安や円高を利用できればその恩恵を受けやすいです。
アメリカにせよ日本にせよ良い政策で相手に対抗できる政党の台頭を願っています。
今回はこんなところでノシ
メルカ