- 運営しているクリエイター
記事一覧
世界最大のVC、Sequoiaのデザインチームは何をしているのか?
2019年3月初旬に行ったシリコンバレーで、VCのデザインサポートについて聞いたので、その気付きをまとめます。今回の訪問ではSequoia Capital(以下Sequoia)のCreative lab FounderのJames氏、同Product DesignerのAine氏を中心に10名弱のシリコンバレーVC関係者に最近のシリコンバレーにおけるデザインサポートを聞いてきました。詳細は後述しま
もっとみる官民ファンドの理想形はありえるのか?産業革新投資機構の役員辞任に関して
産業革新投資機構(以下JIC)で社長以下多くの取締役が辞任した。今回の騒動、痛み分けの感は否めないところがあります。
まず、民間サイドからの高報酬の要求ですが、95%が政府の出資(つまり自動的にJICにお金はついてしまう)ですから、幹部はファンドビジネスで一番つらい投資家からの資金調達の労をとってないわけで、まずそこが弱点となります。経産省としては、この一点だけでも、最初の段階で高額報酬は難しい
会社売却とM&Aの物語 第1話
「会社売却とM&Aの物語」をお読みいただく前に
本サイト著者の執筆書籍である「会社売却とバイアウト実務のすべて」では、その第2部に70ページに及ぶ会社売却をするオーナーが主人公の「物語」を収録しました。出版前から様々な方にお読みいただき評判が良かったため、本サイトではこの「物語」とは全く別の主人公、全く別のケースを取り上げて、より小説調にした第2弾としての「会社売却とM&Aの物語」を不定期で掲載す
AIスタートアップの資本政策8選
先週の調達件数が少なかったので今週は調達情報はお休みして来週お届け。代わりに月1の資本政策コーナーです。
今回はAIスタートアップの中で、調達額が大きいないしは私が気になる企業を調査しました。
スタートアップの資本政策をご紹介する前に、マザーズ市場でのAI銘柄が非常にバブっているので各銘柄と時価総額をご紹介します。
☆企業名:上場年月:時価総額(2018/9/10前場終値)
PKSHA T
PKSHAが最大100億円規模のファンド設立へ、ヤマハが農業自動化スタートアップへ9億出資【11月14日のスタートアップニュース】
11/14のスタートアップ・テクノロジー関連のニュースで気になったもの。
資金調達関連・テンアップ(2000万 / VR、MR)
→VRやMR等による教育コンテンツを開発
→4月にワイヤレスゲートからの8000万円調達(資本・業務提携)、6月にもマネックスベンチャーズから2000万円調達でトータル1億円
そのほか・PKSHAとスパークスが100億円規模のファンド設立へ
→PKSHA Techn
資金調達後VCのフル出向で変わったこと、変わらなかったこと
昨日、出資していただいているGREE Venteresから弊社に半年間フルで出向していた根岸さんの振り返り記事が公開されました。
IT界隈でも反響があったのですが、中にいた当事者の僕からすると「いやいや、根岸さんもっと助けてくれてましたよ!!控えめすぎ!!!」という気持ちでいっぱいなので、感謝の気持ちも込めて勝手にブログを書いてみました。
■根岸さんってだれ?
■フル出向で変わったこと、変わら
【技術系スタートアップ】2018年10月の資金調達情報
2018年10月に国内VCから資金調達を行なった技術系スタートアップを紹介します。
個人的に気になった3社をピックアップし、末尾に10月の資金調達リストを掲載します。
1. LPixel設立年:2014年3月
調達先:オリンパス、CYBERDYNE、テクマトリックス、富士フイルム、SBIインベストメント、JAFCO
調達額:約30億円
LPixelは、ライフサイエンス研究領域の画像解析ソフト
会社を売却すると、創業者の身に何が起こるか
柴田: 「しば談」の第一回目は、習い事のマーケットプレイス、サイタを創業して売却した有安伸宏さんににお越しいただきました。まずは、簡単に自己紹介をお願いします。
有安伸宏さん(以下、敬称略): 19歳の時に初めて起業して以来、今まで4つ会社を作り、うち3社を売却してます。ネット系の創業経営者として、あわせて15年位の経験があります。直近に作った会社は、習い事のレッスンのマーケットプレイスを運営す
なぜデジタル変革はファンドの仕事なのか?
くじらキャピタルは、苦戦中の中堅中小企業の経営権を預かり、その再生・再成長を支援するファンドです。そして、その再生・再成長実現の中心的手段として「デジタル」を掲げている日本で唯一のバイアウトファンドであると自負しています。
なぜ、我々くじらキャピタルは、ファンドという立ち位置で中堅中小企業のデジタル変革のお手伝いをやろうと考えたのか。
理由は大きく2つあります。
理由1)デジタル変革は経営マ