KKRがCIOを設置、PE/VCのデータ重視の傾向深まる
KKRがCIOを設置
KKRは7月16日に、エミリア・シェリフォヴァをメンバー兼チーフインフォメーション&イノベーションオフィサーに任命したと発表しました。シェリフォヴァ氏はノースウェスタンミューチュアルで働いており、最高技術責任者の役割で会社のデジタル変革を主導したという。この役職で、今後シェリフォバ氏はニューヨークを拠点に、KKRのグローバルデータ戦略を主導していくという。
Emilia Sherifova
PE・VCデータ分析で差別化
PEとVCでも投資先のソーシングでデジタルテクノロジーを駆使して差別化する動きが活発だ。例えば、ロンドンに拠点を置くVCであるInReach Venturesは3年間という時間と3百万ポンドというお金を費やして、インターネットにあるあらゆるデータ、CrunchbaseやLinkedInなどのデータベースを分析することのできる機械学習プラットフォームを構築したという。世界的な金余りが続く中、単にお金があるだけでは差別化できない(SBGなどの例外を除く)なか、様々な方法で他社との差別化要素をだす非上場投資ファンドが増えている。