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「腹が痛いだ?頭が痛いだ?情けない!」と言う無神経な上司近くにいませんか?
「お腹が痛いから休みたい」「でも休んだらなんて思われるか」と思い悩んでいませんか?
当日欠勤をすると周りにもどう思われるかわかりませんよね。
不安に感じると思います。
会社を休むなんて非常識と思っている人こそ、自分の意識に無自覚だったりします。
この記事では、休みたいと思うのは間違っていないこと、体の調子は内側からのシグナルなこと、無神経な上司ができる仕組みについて解説します。
あなたは何も間違っていないんです。ぜひ読んでみてください。
あなたは間違っていない
「腹が痛いから休むなんて甘え」「突然休むだなんて社会人としてどうなの?」こういう意見もあります。
でも、こんなことを言っている人は無神経といいますか、無自覚なところがあるのではないでしょうか?
そのような人は社会の中で必死に克服をしてきた人なのでしょう。
大変素晴らしく努力家なのだなと思います。
それでも、他人に自分の価値観を押し付けるのはいかがなものかと思います。
このようなことを言われている人に伝えたいのですが、「あなたは間違っていない」のです。
どうか、「自分は休んではいけない人間なんだ」「甘えたらダメ」「社会人として失格」と思わないでください。
辛い時、疲れている時、体調が悪い時、休んでいいんです。 あなたには、休息が必要なんです。
あなたの体の調子に気づいていますか?
お腹が痛い、頭が痛いなどの症状は、体の不調のサインです。
それは病的なものもあると思います。
ですが、病的なものだけでなく精神的なダメージ、いわゆる「ストレス」が溜まっているということも考えられます。
例えば、直近で精神的に追い詰められたできごとを思い出してみてください。
人前で恥をかいた
親から怒られた
テストでいい点が取れなかった
期待に応えられなかった など
そのような場面では、体にはどんな反応がありましたか?
人によっては、血の気が引いていくような感覚でヒヤリと感じた人もいると思います。
肩が重く感じたという人もいると思います。
これって、自己分離をした「ダメな自分」からのシグナルである可能性があります。
なぜ自己分離と関係があるの?
自己分離については、こちらの1記事目、3記事目で詳しくとりあげました。
1記事目
3記事目
自分の信念を元に「いい・悪い」の判断をして、「ダメな自分」を隠すために意識の奥に追いやることを自己分離といいました。
過去に「ダメな自分」を克服したり、隠したりしたと思います。
そうしたことで、その場は乗り切れたと感じます。
ところが、「ダメな自分」は消えたのではなく、ただ追いやられただけで意識の奥にしっかりといます。
社会的に当たり前なことほど無自覚
例えば、過去に「責任を取らない自分はダメ」という思考があったとします。
この思考を否定するわけではありません。責任を取ることは素晴らしいことです。
その場は責任を持ってしっかりやった「いい自分」で乗り切りました。
これは自然で当たり前のことだと思いますが、当たり前なことは無自覚であると言えます。
「ダメな自分」を観ないようにしているだけで、必死にそうならないように避け続けていると思います。
そして今回、仕事のミスなどで恥をかいたことにショックを受けました。
「こんなはずでは・・・」と避け続けてきた「責任を取らない自分はダメ」を観ざるをえなくなったのです。
本人も思わぬ形で、想像以上の精神的なダメージを負いました。
それで、お腹が痛いや頭が痛いなどの不調となって出てきたのです。
恐らく、緊張状態に陥ったことで自律神経などに影響が出ているためです。
さらに、休もうとしたら上司に「突然休むなんて社会人としてどうなの?」と言われました。
「責任は取らないとダメ」という信念が働いて、それ以降会社を休むのが怖くなってしまうという悪循環になってしまうのです。
自己分離をしていることに気づけず、自分の信念に無自覚なら、自分を優先するという思考さえ湧きにくくなってしまいます。
なぜ無神経な上司は出来上がる?
この記事のタイトルのようなことを言ってしまっている上司の人も、よく聞いてほしいことがあります。
「どうして自分の無自覚な信念を他人に押し付けようとしているのですか?」
恐らく、「ダメな自分」を避けようと必死に努力をして、克服しようと対策をとり続けてきたからですね。
上司の人もいくつもの責任があって、過去にたくさんの精神的な痛みを負ってきたのだと思います。
血の気が引いたり、足元がぐらぐらとしたり、ショックなできごとに会うたびにそのような感覚を味わったと思います。
人はこの不快感や痛みを味わうと、もう二度と味わうものかと思います。
「ダメな自分」はあってはならないものとして、何度も出てこないように押さえつけてきたのです。
だんだんとその痛みにも慣れ、痛みが出てきたらこうすればいいという自動的な対策を学ぶことができます。
こうして無神経で無自覚な上司ができてしまうのです。
痛みを感じないのは信念を檻に閉じ込めているから
「ダメな自分」を生む信念を意識の奥底で、檻を作り封印します。
無自覚にもそこから生まれる信念はどんどん大きくなっていきます。
そして、自分の外側でその否定したい人格が目の前に現れて、思わず自分の信念を相手にぶつけてしまったのではないでしょうか?
「社会人として会社を休むってなんなの??」と。
今までの教育、社会の常識に縛られて生きてきました。
その中で、弱点は克服して乗り越えなきゃと教えられて頑張って克服してきました。疲れたでしょう。
人に知られたら恥ずかしいよと教えられて、弱点を見られないように必死に隠してきました。それは個性ではないでしょうか?
社会的に克服することや隠すことは、「正当化」されているのでどんどん個性が失われていくのです。
失敗や間違いがあっても恥ずかしいことではないのに、痛みや不快感を感じてしまうのは、「社会的に」間違いとされているからです。
あなたの失敗や間違いは恥ずかしいことではなく、可能性や選択肢の一つであることに自信を持ってください。
自覚できるあなたは意識的になろう
ここまで、無神経な上司が生まれることについて解説しました。
無神経になると、体の感覚も感じられなくなってしまいます。
怒りや悲しみといった不快感を無視するようになり、体が教えてくれるシグナルに気づきにくくなってしまいます。
まだお腹が痛いとか頭が痛いと感じられているなら、体が何を求めているのかを探ってみましょう。
「休みたい」や「遊びたい」など自分の体に意識を向けてみてください。
自分のありのままの行動をとるために何をすればいいか迷った時、ぜひこちらの記事を読んでなにかの助けになれれば幸いです。
次の記事では、「ダメな自分」を対策する行動について詳しく触れていきたいと思います。
この記事はシリーズになっています。
記事のテーマに興味を持っていただいたら、前回の記事、次の記事も読んでいただけますと幸いです。
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