松幸 けい

起業したばかりの個人事業主/副業はライター/ わたしの好きなことは文章を書くこと、そして、それを読んでもらうこと。 心に残った映画やドラマのレビュー、日常のちょっとした出来事や、なつかしい思い出などを書き連ねています。

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    あんなとき、こんなところにも行ったよな、なんて、お散歩で見つけたことをまとめてみました。

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再生

結局のところ、ディズニープリンセスの概念とは?

ハリー・ベイリー主演のリトルマーメイドの実写版がいろいろと話題になっているが、その実写版の韓国語の吹替え版で、NewJeansのダニエルがアリエルに扮する。このOSTが公開されるやいなや、こちらのほうがディズニープリンセスのイメージにピッタリだと、YouTubeでは絶賛の嵐であった。何がピッタリなのだろうか?ビジュアル?いやいや、結局のところ、ディズニープリンセスの概念とは、まだ何者でもない女の子が、未知なる世界への憧れを胸に秘めつつ、新たな挑戦へと向かう、その行く手に幸あれと願わずにはいられない清々しさではないだろうか。

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      オバサンがNewJeansを推す理由

      KPOPのガールズグループにはあまり関心がなく、知っているのは少女時代くらいだったわたしが、最近ハマっているのがNewJeans。その理由はいたってシンプル。いかにもティ―ンエィジャー、というこの可愛さが遠い昔の青春を思い起こさせるから。若い子の顔は区別がつかないと嘆いていたオバサンもすぐに覚えられたビジュアル。アイドルはこうでなくちゃね。

      • 名曲「悲しくてやりきれない」を聴く

        従兄弟が亡くなってから、今年は、3回忌だ。 わたしよりも6歳も年下だった。 すっかり歳をとった叔母に久しぶりに会った。 帰りの新幹線のホーム、誰もいなかったのをいいことに、わたしは、この歌を歌っていた。 新幹線のホームからみる青い空と、たなびく白い雲。 遠くに見える青い山々。 生きているかぎり、悲しみからは逃れられない。 何も考えずに、ひとり悲しむことができる、今を感謝したい。 #創作大賞2023

        • 選挙のイメージ戦略を熱く描いた韓国ドラマ「クイーンメーカー」が面白い

          1.わたしは、負けたことがないの こう豪語するファン・ドヒ(キム・ヒエ)は、財閥ウンソングループでイメージ戦略を担当する企画室長だった。つまり、財閥が裏で行っている悪事を綺麗なイメージに浄化していくやり手のフィクサーだった。 しかし、ソウル市長選に立候補する財閥の娘婿の悪事を知りることになり、さすがにこれは許せないと反旗を翻すが、逆に窮地に立たされることになる。 そこで、娘婿の当選を阻むべく、かつて財閥を告発していた人権派弁護士オ・ギョンスク(ムン・ソリ)を立候補させ、そ

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          わが青春の「レスリー・チャン」、久しぶりに「ブエノスアイレス」をみた。

          4月になると、レスリー・チャンを思い出す。 彼の命日が、4月1日だからだろうか。 あるいは、4月は、新年度で忙しいはずなのに、あっという間には終わってくれず、なぜかいつもより長く感じる1ケ月だからだろうか。 ふとした瞬間に、昔のことを思い出す季節だ。 映画の中のレスリー・チャンは、ずっと若いままだから、なんだかわたしもその時代に戻った気がするのだった。 そんな推しの映画の一つ「ブエノスアイレス」だが、あらためてレビューしようとしてもどうもうまく表現できない。 ただただ、

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          WBCロスの方におすすめドラマ「ストーブリーグ」

          テレビで、野球の試合を最初から最後まで観たのは、何十年ぶりだろうか。 と、WBCにすっかり夢中になり、にわか野球ファンになったわたしが、飛びついたドラマ「ストーブリーグ」。これが、大当たりだった。 正直なところ、評判のいいことは知っていたが、あまり見る気にならなかった。プロ野球の裏方というのがなんとも地味な気がして・・・。 主演はナムグン・ミン。いつもクセのある、良い人か、悪い人か、よくわからないような役ばかりやってきたけど。まあ、そこが持ち味でしょうが。 リーグ最下位で

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          「ザ・グローリー~輝かしき復讐~」、「いじめ」がおきる構図と再生としての「復讐」を描く

          1.脚本・演出・役者の三拍子そろった傑作韓国ドラマ NETFLIXに年末にアップされた前編もイッキ見、そして、3月にアップされた後編もイッキ見してしまった。 面白かった。見終わってまた、最初から見たくなるようなドラマだった。 脚本・演出・役者の演技力と、どれもみな良かったが、成功の一番の要因を挙げるとすれば、やはり、脚本ではないだろうか。 さすがに、韓国屈指の人気脚本家キム・ウンスク。 韓国ドラマのお家芸と言っていい復讐ものジャンルにおいて、今までの復讐ドラマとは、ひと味

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          思わず一気見してしまう「ザ・グローリー~輝かしき復讐~」、3月まで待ちきれない!

          「ザ・グローリー~輝かしき復讐~」は現時点でNETFLIXで配信されているのは、8話まで。話はこれからってところで、終わってしまう。残念。 やっぱり、サブスクだから、契約期間を長引かせようとしてこういう戦略を立てるのだろうか。続きがみたければ解約できないようにと・・・。 その思惑に思わず乗ってしまう私だが・・・でもそんなに引っ張らないで、一気に配信してよ‼(;´д`)トホホ。 このドラマ、何が面白いかって、脚本家キム・ウンスクと監督アン・ギルホの演出が秀悦なうえに、主演

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          ドラマ「カーテンコール」でひかるカン・ハヌルの安定の演技力

          フリーランスの私は、最近本業のほうが忙しく、ちょっとnoteで、ドラマ評や映画評を書くのをご無沙汰していた。 しかし、忙しくなればなおのこと、現実逃避したいという思いに駆られ、韓国ドラマをよく観ていた。韓国ドラマ視聴歴20年の私にとっては、ちょうどいい気分転換なのであった。 そんな韓ドラファンにとって、「カーテンコール」はなにか懐かしい感じがした。キャストはお馴染みの役者ばかりだし、ストーリーといい、演出といい、古き良き韓国ドラマの雰囲気が、全編に漂っていた。 特にドラ

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          「ウ・ヨンウ弁護士は天才肌」にみる自己決定権の描かれ方

          誰にでも意思がある。誰もが、その意思を尊重されなくてはならない。 しかし、今の世の中、誰もが、いつでも、そんなふうに自己決定権を尊重されるわけではない。 このドラマの主役であるウ・ヨンウは、自閉スペクトラム症がありながら、かつ、ソウル大学法学部もロースクールもトップで卒業するという二面性を兼ね備えている。法の解釈や分析はそれこそ「天才」の弁護士であるが、対人関係をうまくつくることができない。 このあたりの設定は、同じく自閉症の天才外科医を主人公としたドラマ「グット・ドクター

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          夏休みは「ストレンジャー・シングス」を一気見で。SF×ホラー×恋と冒険×ノスタルジーでスカッとしたい方へオススメのドラマ

          この夏、思わず一気見してしまったドラマはと言えば、「ストレンジャー・シングス」だった。 見どころはいろいろあるけれど、わたしが面白いと思ったのは、このドラマのティ―ンエイジャーの描き方だ。 Netflixで、シーズン初配信されたのが、2016年で、現在はシーズン4まで観ることができる。ドラマでは、シーズンごとに1年ずつ進んでいって、1983年11月から1986年春までの時間経過となっているが、撮り始めてからその倍の6年くらいは時がたっているわけだから、子役の成長も著しいわけ

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          宝塚の進化をガラパゴス化とは言わせない~宙組公演「カルトワイン」~

           何年かぶりで「宝塚」を見た。実は、わたしの遠縁に元宝ジェンヌがいたり、友人に宝塚ファンがいたりするご縁で、時々チケットが手に入る。  今回は、東京建物ブリリアホールで宙組公演「カルトワイン」を見てきた。特にヅカファンでもない私が、いついかなる状況で、前知識なしに観に行っても、いつも面白くてはずれたことがない。今更だが、宝塚は常に進化を怠らず、今の時代を映し出した舞台を見せてくれるのに感心した。 <ストーリー>21世紀初頭のニューヨーク。 狂乱のヴィンテージワイン・オークシ

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          人生最後のラブストーリーは・・・なんてことを考えさせられる「妻への家路」

          妻への愛を語るラブストーリー、いわゆる「愛妻もの」というジャンルだけれど、物語の主役は妻に先立たれた男性、特に老境に入った男性が、妻への想いを熱く語っている作品は、圧倒的に女性にも人気なのではないだろうか。もちろん、女性全員が好きで支持するわけではないけどね。 さだまさしの「関白宣言」は、発表された当初から、女性差別だ、いやラブソングだと、なかなか論争のもとになったものだった。 当時は、いかにもイマドキの若者って感じだったさだまさしが、今では、すっかり好々爺といった感じで

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          韓国ドラマ「39歳」にみる内観志向

          内観を促す問題提起が余韻を残す ソン・イェジンの結婚前の最後の出演作となった「39歳」がNetflixで配信中だ。日韓ほぼ同時で、世界配信であったが、わたしはリアルタイムで視聴した。女性たちの友情を描いた丁寧なつくりのヒューマンドラマだった。 韓国では、時間帯やジャンルの割には、視聴率も善戦して評判も良かったようだし、日本はじめアジア諸国では、ネトフリランキング1位も取っていたようだった。しかし、そういった評判以上に、わたしには余韻の残るドラマとなった。なぜなら、あなたは

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          わたしが歳をとったからか「セックス・アンド・ザ・シティ新章」は面白かった

          11年ぶりに続編が制作されて話題となった「SATC新章」 期待されていた割には、その評判は振るわなかったようだ。 かつてのような、イケイケドンドンのエネルギーを感じられなかったからと言われていたが・・・。 しかし、わたしには、これが結構面白かった。 わたしも、彼女たちと同じように歳をとったからだろうか。 たぶん、そうだろうと思う。このしみじみとしたヒューマンドラマテイストが、今のわたしには良かったんだと思う。 もともと、ドラマの題名からして、刺激的な深夜放送のドラマだった

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          「生理の貧困」は問題になっても「生理休暇」が注目されないのはなぜだろうか

          厚生労働省が行った調査によれば、女性のうち12人にひとりが、生理用品の入手が困難であったと回答しているという。 「生理の貧困」が社会問題のひとつとして取り上げられ、生理用ナプキンを無償で配布するという支援に乗り出す自治体や企業が出てきている。 それはそれでとてもいいことだが、わたしには、ひとつ気になることがある。それは、では、そういった支援に乗り出す企業や自治体で働く女性たちは、生理休暇をちゃんと取得しているのだろうか?ということだ。 以前、わたしは、サラリーマンをしてい

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