松野農園

仕事に関連して農業と経営、趣味の読書感想について綴ります。

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人口減少社会の未来学(読書感想)

書籍の情報人口減少社会の未来学 内田樹 編 2018年4月30日第1刷発行 文藝春秋 書籍の目次と著者 ・序論 文明的スケールの問題を前にした未来予測 内田樹 ・ホモ・サピエンス史から考える人口動態と種の生存戦略 池田清彦 ・頭脳資本主義の到来ーーーAI時代における少子化よりも深刻な問題 井上智洋 ・日本の”人口減少”の実相と、その先の希望ーーーシンプルな統計数字により、「空気」の支配を脱する 藻谷浩介 ・人口減少がもたらすモラル大転換の時代 平川克美 ・縮小社会は楽し

    • 競争の戦略(読書感想)

      書籍の情報競争の戦略 マイケル・E・ポーター(著) 土岐坤,中辻万治,服部照夫(訳) 1982年10月15日 初版発行(翻訳書) ダイヤモンド社 書籍の目次 Ⅰ 競争戦略のための分析技法  1 業界の構造分析法  2 競争の基本戦略  3 競争業者分析のフレームワーク  4 マーケット・シグナル  5 競争行動  6 買い手と供給業者に対する戦略  7 業界内部の構造分析  8 業界の進展・変化 Ⅱ 業界環境のタイプ別競争戦略  9 多数乱戦業界の競争戦略  10 先端

      • 自由になるための技術リベラルアーツ(読書感想)

        書籍の情報自由になるための技術リベラルアーツ 山口周 講談社 2021年3月1日 第1刷発行 書籍の目次(対談者) 第1章 リベラルアーツはなぜ必要なのか 第2章 歴史と感性 (中西輝政) 第3章 「論理的に考える力」が問われる時代に (出口治明) 第4章 グローバル社会を読み解く鍵は「宗教」にあり (橋爪大三郎) 第5章 人としてどう生きるか (平井正修) 第6章 組織の不条理を超えるために (菊沢研宗) 第7章 ポストコロナ社会における普遍的な価値とは (矢野和男)

        • モモ(読書感想)

          書籍の情報ミヒャエル・エンデ/著 大島かおり/訳 1973年刊 岩波書店 書籍の感想ミヒャエル・エンデの名作。 主人公の少女モモが、時間泥棒である灰色の男たちから盗まれた時間を取り戻す物語です。 カシオペイアという30分先の未来を予知できる亀が出てきます。カシオペイアは話すことはできません。ただし、甲羅に文字を浮かび上がらせることでコミュニケーションをとることができ、幾度もモモの危機を救います。 現代でもスマホなど、時間泥棒は至る所に存在します。 また、愚痴ばかりこぼす大

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        人口減少社会の未来学(読書感想)

          死ぬこと以外かすり傷(読書感想)

          書籍の情報死ぬこと以外かすり傷 箕輪 厚介 株式会社マガジンハウス 2018年8月28日 第1刷発行 書籍の目次 第1章 予定調和を破壊せよ 第2章 自分の手で金を稼げ 第3章 名前を売れ 第4章 手を動かせ 第5章 癒着せよ 第6章 熱狂せよ 感想世の中には何かに熱狂して、アクセルをベタ踏みできる人がいます。 著者はこのような人でしょう。 モノに衝突しながらも、とにかく前に進む。 そして、爆走している人はエネルギッシュで目立つ。 このような人について行きたくなる気持ち

          死ぬこと以外かすり傷(読書感想)

          世界のエリートはなぜ「美意識」を鍛えるのか?(読書感想)

          書籍の情報世界のエリートはなぜ「美意識」を鍛えるのか? 経営における「アート」と「サイエンス」 山口 周 光文社新書 2017年7月20日 第1刷発行 書籍の目次 第1章 論理的・理性的な情報処理スキルの限界 第2章 巨大な「自己実現欲求の市場」の登場 第3章 システムの変化が早すぎる世界 第4章 脳科学と美意識 第5章 受験エリートと美意識 第6章 美のモノサシ 第7章 どう「美意識」を鍛えるか? 感想自分の仕事をひとつの作品と考えてみる。 その時に「これクールでしょ

          世界のエリートはなぜ「美意識」を鍛えるのか?(読書感想)

          文化資本の経営(読書感想)

          書籍の情報文化資本の経営 -これからの時代、企業と経営者が考えなければならないこと- 福原 善春 NewsPicks 2023年12月26日 第1刷発行 ※ 1999年に刊行された書籍の復刊版 書籍の目次 1章 文化経済の時代の到来 2章 新しい経営アイディアが湧いてくる場所 3章 世界を丸ごとデザインできる経営を 4章 文化資本経営は新しい環境空間を演出する 5章 新しい経営を切り開くビジョンとは何か 補章 文化資本経営の理論 感想一般的には企業活動によって、経済資

          文化資本の経営(読書感想)

          自分を捨てる仕事術(読書感想)

          書籍の情報自分を捨てる仕事術 -鈴木敏夫が教えた「真似」と「整理整頓」のメソッド- 石井 朋彦 WAVE出版 2016年8月25日第一刷発行 書籍の目次 第1章 自分を捨てて他者を真似る 第2章 鈴木敏夫が教えたエゴを手放す仕事のメソッド 第3章 自分を捨てると人が見える 感想著者が、プロデューサーである鈴木敏夫さんの下で学んだことを整理し、どう実践しているかを書いた本です。スタジオジブリでの仕事の様子が伝わってきます。ToDoリストを自分宛にメールしてタスク管理する手

          自分を捨てる仕事術(読書感想)

          仕事選びのアートとサイエンス(読書感想)

          書籍の情報仕事選びのアートとサイエンス 不確実な時代の天職探し 改訂「天職は寝て待て」 山口 周 光文社新書 2019年3月31日第一刷発行 書籍の目次 第1章 転職はなすべきか?なさざるべきか? 第2章 従来のキャリア戦略の問題 第3章 「いい偶然」を呼び込むには? 第4章 「攻め」の転職と「逃げ」の転職 第5章 転職後の心の変化への対処 感想いわゆる転職のノウハウ本ではなく「幸福になるための仕事選び」というテーマで考察されています。 「自分は何になりたいのか?」

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          RICE IS COMEDY (読書感想)

          書籍の情報RICE IS COMEDY 人口4000人のまちで仕掛ける「地域の生存戦略」 ONE SLASH 著 (清水広行・中筋雅也・大谷耕平・田中翔太・水上寛之) スタブロブックス株式会社 2023年6月28日 第1刷発行 書籍の目次 CHAPTER1 ALL STORY(ONE SLASHのすべて) CHAPTER2 ONE SLASH CREW Profile CHAPTER3 RICE IS COMEDY 米づくりのすべて CHAPTER4 未来に連なる西浅井の

          RICE IS COMEDY (読書感想)

          ミカン肥大中

          5月のゴールデンウィークごろ開花したミカンは、6月になるとすっかり果実の形になります。 当農園では、除草剤を使用せずに雑草で地表を覆うことで、土壌水分をコントロールする栽培を行っています。梅雨時期はできるだけこまめに草刈りを行い、風通しをよくすることで、病気の発生が少なくなるよう取り組んでいます。 7月上旬になるとミカンの果実はピンポン球程度に肥大します。今年は狙い通り葉付ミカンを着果することができたので、程よい大きさのミカンが出荷できそうです。着果量が多いと果実が十分肥大

          ミカン肥大中

          テクノ・リバタリアン(読書感想)

          書籍の情報テクノ・リバタリアン 世界を変える唯一の思想 橘玲 文芸春秋 2024年3月20日 第1刷発行 書籍の目次 はじめに 世界を数学的に把握する者たち PART0 4つの政治思想を30分で理解する PART1 マスクとティール PART2 クリプト・アナキズム PART3 総監督府功利主義 PART4 ネクストジェネレーション PARTX 世界の根本法則と人類の未来 あとがき 「自由」を恐れ、「合理性」を憎む日本人 感想テクノロジーの光と闇について考えさせられま

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          プレゼン思考(読書感想)

          書籍の情報プレゼン思考 小西利幸 2021年6月21日 第1刷発行 かんき出版 書籍の目次 はじめに  第1章 プレゼンの「型」を知る 第2章 ビジネスの「ゴール」を決める 第3章 提案に「共感」を入れる 第4章 アイディアは「人生」から考える 第5章 「伝わる」「売れる」を強化する共感 第6章 「愛される」プレゼンをつくる おわりに 感想プレゼンを行うまでの心得が、具体的な事例とともに明瞭に記されています。 「実は〜〜」で課題を探す。 「そもそも〜〜」で本質的なゴー

          プレゼン思考(読書感想)

          ピーカンナッツ芽覚める

          通常、ピーカンナッツの苗木の植え付けは3月ごろまでに行うのがよい。 気温が緩やかに上昇し、苗木が休眠から目覚めます。 そして、新芽は4月ごろ出てきます。 しかし、今回は苗木の到着が遅れてしまい、植え付けは4月6日になってしまいました。 しかも、苗木にはほぼ根がありません。。。 「これ、大丈夫か?」 とはいえ、植えてみないことには、うまくいくかわかりません。 バーク堆肥を土に混ぜて苗木を植えました。 というより、木の棒を刺した感じです。 ピーカンナッツの苗木を植えてから2

          ピーカンナッツ芽覚める

          フリーエージェント社会の到来(読書感想)

          書籍の情報 フリーエージェント社会の到来 「雇われない生き方」は何を変えるか ダニエル・ピンク 著 源田有史 解説 池村千秋 訳 ダイヤモンド社 2002年4月18日第1刷 書籍の目次 第一部 フリーエージェント時代の幕開け 第二部 働き方の新たな常識 第三部 組織に縛られない生き方 第四部 フリーエージェントを妨げるもの 第五部 未来の社会はこう変わる 感想この本は2001年にアメリカで出版されました。 当時のアメリカの状況に、2024年の日本がようやく近づいて

          フリーエージェント社会の到来(読書感想)

          希望の国のエクソダス(読書感想)

          書籍の情報 村上龍 文芸春秋 2002年5月10日 第1刷 あらすじこの小説では2000年ごろが舞台とされる。 中学生の集団不登校をきっかけとし、中学生が固定化された状況から脱出しようとする物語が展開される。 主人公のフリージャーナリストは、不登校になった中学生の代表であるポンちゃんが国会で演説をすることを支援する。 国会の演説を経て、不登校になった中学生のネットワークは地域通貨”イクス”を発行して、自分たちの自治体をつくろうとする。 中学生ネットワークの望んだ自治体が北

          希望の国のエクソダス(読書感想)