赤めだか(読書感想)
書籍の情報
赤めだか
立川 談春
扶桑社
2008年4月20日 初版第1刷発行
書籍の目次
第1話 「これはやめとくか」と談志は云った。
第2話 新聞配達少年と修業のカタチ
第3話 談志の初稽古、師弟の想い
第4話 青天の霹靂、築地魚河岸修業
第5話 己の嫉妬と一門の元旦
第6話 弟子の食欲とハワイの夜
第7話 高田文夫と雪夜の牛丼
第8話 生涯一度の寿限無と五万円の大勝負
特別篇その1 揺らぐ談志と弟子の罪―立川流後輩達に告ぐ
特別篇その2 誰も知らない小さんと談志―小さん、米朝、ふたりの人間国宝
感想
落語家である立川談春が、師匠の立川談志に弟子入りし、修行する様子が描かれています。談春は師匠の身の回りの世話をしながら、時折稽古をつけてもらいます。師匠からの度重なる理不尽な指示を、弟子達がいかに切り抜けてきたかが、落語家らしい描写で語られています。また、同じく立川一門の志らくと談春の出世競争に関するエピソードも、魅力だと思います。