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自分を捨てる仕事術(読書感想)
書籍の情報
自分を捨てる仕事術
-鈴木敏夫が教えた「真似」と「整理整頓」のメソッド-
石井 朋彦
WAVE出版
2016年8月25日第一刷発行
書籍の目次
第1章 自分を捨てて他者を真似る
第2章 鈴木敏夫が教えたエゴを手放す仕事のメソッド
第3章 自分を捨てると人が見える
感想
著者が、プロデューサーである鈴木敏夫さんの下で学んだことを整理し、どう実践しているかを書いた本です。スタジオジブリでの仕事の様子が伝わってきます。ToDoリストを自分宛にメールしてタスク管理する手法を、私もやってみようと思います。
参考になった箇所の引用
27ページ
名刺の肩書きーーーその人が今、何ができる人で、自分が何を提供すれば、化学反応が生まれるのか、ということこそ重要な情報なのです。「人は肩書きじゃない」という理想主義には何の意味もない。
33ページ
そもそも、みんなで集まって議論をする最大の目的は何か。それは、自分ひとりでは何日、何ヶ月かけても到達できないような発想が、みんなで言葉を交わし合いながら生まれること、その1点のみなのです。
43ページ
よく鈴木さんは、「自分のことばかり考えている人が、鬱になるんだよ」と言っていました。自分のモチベーションとか、成功とか、自己実現とか、そういうものにこだわりすぎる人は、どんどん心が狭くなる、というのです。
54ページ
「教えるんだから、覚えろ」「教えてもらっていないから、わからない」では何も進みません。「おれは一生懸命仕事するから盗め」「盗むから、もっと仕事を見せてくれ」という関係の方がずっと健全だと思います。
186ページ
「To Do」メールを、1日1回、自分に対して送ります。やるべきことを1つのメールにまとめ、自分に送っておくと、しっかり記憶されますし、メモや手帳をなくしてあたふたする事はありません。「To Do」というタイトルで検索すると、1年前、2年前に自分がしていた仕事を思い出すこともできる。自分の秘書を自分でやっているような感じです。