書籍の情報
自由になるための技術リベラルアーツ
山口周
講談社
2021年3月1日 第1刷発行
書籍の目次(対談者)
第1章 リベラルアーツはなぜ必要なのか
第2章 歴史と感性 (中西輝政)
第3章 「論理的に考える力」が問われる時代に (出口治明)
第4章 グローバル社会を読み解く鍵は「宗教」にあり (橋爪大三郎)
第5章 人としてどう生きるか (平井正修)
第6章 組織の不条理を超えるために (菊沢研宗)
第7章 ポストコロナ社会における普遍的な価値とは (矢野和男)
第8章 パンデミック後に訪れるもの (山崎マリ)
終章 「武器」としてのリベラルアーツ
感想
中西さんはリベラルアーツを「体系化されていない学問」という指摘されています。つまり、体系化された学問意外のすべてがリベラルアーツだということになります。私にとってリベラルアーツはどこか掴みどころのないものでしたが、やっと腑に落ちました。
また、菊澤さんの指摘された「組織が不正を犯す仕組」も参考になりました。各人が損得計算で合理的だと判断した結果、組織全体としては失敗するということです。組織が巨大なほど、この力が強く作用するのではないかと思いました。
参考になった箇所の引用