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📚週刊少年ジャンプの海外戦略(漫画のビジネス)

📚本日は集英社の海外戦略についてその一端を述べていきます。


📍まず、英語圏の話をしますね。

アメリカにおける『週刊少年ジャンプ』の英語版は、VIZ Mediaが出版しています。
紙媒体でなく完全デジタルなので英語表記でよければ世界中に販売可能。
VIZ Mediaは、1986年に小学館の出資を受けて設立されたVIZ Communicationsを前身とし、2005年に小学館プロダクションUSAと合併して現在の名称となりました。※小学館は集英社の筆頭株主で親子関係。

ん?Xと同じビルなのか・・・・

📍次に、英語圏でない日本以外の現地の話をしますね。

例えば、インドネシアは英語圏ではない地域もあるので、
顧客層にパターンがあります。

このように、少年ジャンプの海外版は英語版か現地版かでわかれているみたいです。

📍海外版と出版社の関係

(1) 集英社と小学館の協力関係

  • 集英社は、『週刊少年ジャンプ』の日本国内での発行元。

  • 小学館と集英社は、ライバル関係にある一方で、海外市場では協力体制を築いています。

    • 一ツ橋グループの一員として、海外進出を目的とした企業(VIZ Mediaなど)に共同出資。

(2) 出版社の役割分担

  • 集英社: 原作提供と翻訳サポート。特に『週刊少年ジャンプ』のコンテンツの主導権を持つ。

  • 小学館: VIZ Mediaの共同出資者として、資金提供や販売戦略に関与。

  • VIZ Media: 海外市場での翻訳、編集、マーケティングを担当。


📍 現在の課題と未来展望

(1) 課題

  • 地域ごとの市場開拓の差:英語圏では順調だが、非英語圏ではまだ展開が遅れている。

  • 海賊版問題の根強さ:公式配信が増えても、海賊版サイトが利用される状況は続いている。

(2) 展望

  • 非英語圏の拡大:

    • VIZ Media以外の地域パートナーを活用して、多言語化をさらに進める。

  • アニメとの連携:

    • 日本でのアニメと漫画の同時展開をモデルに、グローバル市場でも両者を一体化したマーケティングを強化。


『週刊少年ジャンプ』の海外展開は「出版社の共同出資による強固な基盤」「デジタル化による新しい読者層の開拓」によって成功を収めています。
この戦略は、今後さらに多地域での拡大を支えるモデルとなるでしょう。

📍 (備考)週刊少年ジャンプの原稿料がなんと公開されました

😀103万の壁の話題が盛り上がってるタイミングでの原稿料公開はさすがやなあと感心します

全く知らなかった。これは大きな指標になりますね

本日の記事内容は以上です。
ご精読ありがとうございます。


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