「雪の赤坂」ー詩ー

まぶた濡らす　粉雪
赤坂の街　冷たく　暮れていく
タワーは　涙雪で　霞む

傘も　ささずに
足跡残し　あてなく歩く
手のひらに　積もる雪は
すぐに　溶ける
あなたの　心のように

一年前　クリスマス
イルミネーションの
ひかりの　世界の中で　
愛　語りあった

私の心は　暖炉の火
激しく　赤々と燃え
時の灯りを　継ぎ足しながら
恋のしずくに　酔っていた

飲めない　ウオッカ
二人で　グラスを　傾けた
喉の痺れは　幸福の印

粉雪の　海の中
頬を　蒼くして
あなたの面影　探す

去年の　クリスマスに聞いた
キャロルの　ベルの音は
二人の恋の　挽歌なのね　

道行く人が　振り返る

雪まみれ　女が
ガラスの　ほほを　
蒼く　凍らせて
立ち　尽くす

赤いルージュの
唇を　雪のなかに
燃やしてる

最後まで　読んでいただきありがとうございます。
これからも　お心をなごますような詩を投稿して
まいりますので、スキ、コメント、フォローなどを
いただければ　子犬のようになつきます🐱🐱🐱🐱

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