「天国に昇る小雀」ー詩ー

小さな雀が　お庭の隅で
寝てるように　死にました

白いモーニングローズは
うなだれて　泣いているよに
咲いてます

かあさん雀は　ぴったりと
寄り添って　高い声で
呼びかけてます

でも　小雀の　黄色の嘴から
甘える声は　もう　聞こえてきません

めじろは　丸い自分の巣から
わらしべを　運んできて
小雀の体に　そっと　かけました

シジュウカラは
ツピー　ツピーと
悲し気に鳴いて
他の鳥たちに　
小雀の死んだことを
知らせています

きっと　今夜は
カステラ色の　月の光の下で
小雀の　お葬式が　
開かれるのでしょう。

お月さまは
銀の雲に乗せて
小雀を　天国に
連れて行ってくれるのかしら・・・

最後まで　読んでいただきありがとうございます。
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