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『エッセイのまち』の仲間で作る共同運営マガジン

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2024年6月の記事一覧

素晴らしきごちゃごちゃワールドへようこそ

ある日の午後、長女(6歳)が唐突に言った。 「アッサラーム・アライクム、だよ!」 わたしはびっくりした。それはたしか、アラビア語ではなかっただろうか。 「? アラビア語? どうしたの? なに、突然?」 わたしに質問攻めにされた長女は、胸を張って答えた。 「国旗の絵本で、サウジアラビアのところに載ってたよ。ほかにもいろんな国の旗と挨拶がかいてあるよ」 我が家の双子姉妹は、二卵性だからなのか、それぞれ興味の対象がまったく違う。次女は今のところおしり探偵シリーズの本に夢

今さらですが…自己紹介っぽい記事を書きました

《連続1814日目!》 noteの世界では、自己紹介記事を書くのがいいらしい。 と、いろいろなところで聞く。 自分という存在を知ってもらえれば、自分の書く記事をより親しみを持って読んでくれるし、より深く理解をしてくれるはず。 それはわかっていたのだけど… なかなか、自己紹介記事を書くことをしなかった。 いや過去には書いたことがある。 それは、連続300日を過ぎた頃。 今から、4年以上前になる。 さすがに4年間経っていたら、 自分の状況も変わっているだろうし…

1991年生まれの僕と同い年のアルバムの話④IN THE LIFE/B'z

時に、人が好きなものに注いだ愛は、ほかの誰かへ伝染することがある。 中学1年生のある朝、友人のKが興奮した様子で僕の席に飛んできた。 「これ、昨日話したやつ。」 とにかくすごいんだ、CDを貸すから聴いてくれとKが僕に熱弁していたのは昨日の帰り道のことだ。その翌朝、Kは早速僕に2枚のCDアルバムを手渡した。 それはB'z The Best PleasureとTreasureーー通称「金盤」「銀盤」とも呼ばれるB'zのベストアルバムだった。 Kは小学校の高学年くらいから音楽

E173: ご一緒しませんか?

【連続投稿: 第93日目 ライランⅡ: 第4日目】 一昨日、こんな記事を書いた。 今から書くのは、時系列的に言うと、↑の記事のちょうど真ん中あたりで起こった出来事である。 2つをいっぺんに書くと、ややこしくなるので、 ↑の記事では飛ばしたある出来事を、今日は書こうと思っている。 私が、↑の記事にある「妙な応対をする受付女性」から書類を受け取り、MRI専用の待合室に行ったときのこと。 ちょうどMRIの部屋から出てきたご婦人がいた。 「お着替えを済ませられてから、受付

1000日チャレンジを1800日続けたら、マツコの隣に座っていた話

「石の上にも三年」 ということわざがある。 冷たい石の上でも3年間座っていれば、 物事が好転していくという意味らしい。 では、3年間ではなく5年間座ってみたら… とっても素敵なことが起こったので noteに書いてみました。 noteの中でチャレンジをしている クリエイターのみなさんへ この記事を贈ります。 ◆ 「あなた、まったく同じ色のジャケットを持っているじゃないの」 鏡の前でジャケットやTシャツを並べて、ポーズをしながら着せ替えをしている自分に向かって、妻が呆

E171: いろいろ大丈夫…ではない

【連続投稿: 第91日目 ライラン2: 第2日目】 腕がなかなか治らないので MRIを撮ってきた。 「源太さん、狭い所とか大丈夫ですよね?」 実はこういう時に困る。 「大丈夫」と言うのは、どのあたりまでを言うのか。 私は「やや、閉所恐怖症」である。 45年ほど前、叔母の結婚式で 会場トイレの個室ドアが壊れ 閉じ込められて以来、 狭いところが苦手になった。 ただ、MRIは何回か撮ったことがあるので たぶん、大丈夫だとは思っている。 今のところ何もないけれど、 ある

ママはあなたたちを前ほどには知らない

双子の娘たち(6歳)が『窓ぎわのトットちゃん』にハマって数週間になる。少し前にヒットしたアニメ映画ではなく、書籍のほうだ。 もちろん、漢字にふりがながあまり振られていない本なので、わたしが読んで聞かせている。寝る前に読んでもらうのは『ルドルフ ともだち ひとりだち』か『窓ぎわのトットちゃん』。最近の娘たちはそう決めているらしい。 わたしも小学生の頃に『窓ぎわのトットちゃん』を読んだ。同じ作品を娘たちも楽しむようになるなんて、なんだか感慨深い。 チンドン屋さんのくだりや、

E170: ご飯炊くみたいに…

【連続投稿: 第90日目 ライラン2: 第1日目】 ……96人ですって! 今回のライラン2の参加人数。 そんな大きな企画だったんですね。 私、参加表明47番目でございまして、ずいぶん出遅れたなぁ、なんて思っていたら、なんとギリギリ前半組になってしまいました。 リアルマラソンだったら、前のほうにいた日にゃ転びそうになりますね。 何事も、無理は禁物でございます。 というわけで、夜に投稿。 ゆっくり後ろの方からついて行きますねー笑 前回は4月1日から始めて、 6月5日に

E169: 可愛げのやり直しがしたい

【連続投稿 89日目】 今日はですね。 ライランシーズン2が いよいよ明日から始まるということで そんな記事を書こうと思ってたんです。 朝までは… でも、今朝 起きてすぐ、ある記事を読んだら なんだかものすごく幸せな気持ちになりまして。 今日書こうと思っていた内容なんて吹っ飛んじゃったんです。 今日1日、いろいろ考えてしまったんです。 それは、一言で言うと 「ああ、もっと可愛げのある生き方をすればよかったなぁ…」 私は思春期の頃、だいぶひねくれてたような気がす

人生のおしまいのこと、気になっていたこと。

時折、おわりのことを考える。 たとえば、いつまで書いているのかなとか。 ちゃんと最後まで走れるのかな? とか。 おしまいがどれになるのかわからないから それは知らないまま繋いでゆくしかない のだけれど。 センチな気持ちじゃなくて、どっちかというと興味本位かもしれない。 じぶんにさして興味があるほうじゃないけど。 おしまいのことはそれなりに気になる。 そんな思いで居た時、はじめはなんのき なしにみはじめたドラマにはまっていた。 予定外にはまるってことある。 好きに

真夏のビール売り娘と、レースクイーンのお姉さん

「いいバイトがあるんやけど、やらへん?」 大学3年生の夏だった。 同じ学科の鈴村くん(仮名)が、ゼミ室で私たちに声をかけてきた。 彼はバイトの鬼だ。 苦学生という印象は全くないが、とにかくバイトが好きで、学校をサボってせっせといろんなバイトをやっていた。 くるくるしたパーマ頭の彼は、いつもシャツのボタンを1番上まで留めて、ダボっとしたズボンを履いている。 セカンドバッグを小脇に抱えながらふらっとゼミ室にやってきては、いつ見ても、誰かと話しながらシステム手帳を開いて、ス

沖縄旅の目的地。ちむどんどんのモデル!大宜見村「笑味の店」で長寿のおむすび

【1304むすび】笑味の店(大宜味村)まかちぃくみそぅれランチ 《連続1809日目!》 初夏の沖縄おむすび探し旅も、いよいよクライマックス。 沖縄本島北部のやんばる地域のドライブをしながら、向かったのは長寿で有名な大宜見村。 この大宜見村に、以前からずっと行きたいと思っていたお店があった。 58号線を海沿いに進むと、山側に駐車場の看板が見えてきた。 車を降りて、裏手にまわると草木に囲まれた素敵な古民家があった。 お店の名前は「笑味の店」 完全予約制ということなので、

1週間の石垣島ワーケーションが教えてくれた「3つの価値」

はじめに最近、仲間たちとワーケーションについて話し合う機会があった。 最近では、ワーケーションという言葉自体は一般にも浸透してきている。 しかし、実際に体験している人はそんなに聞かない。 ワーケーションって、実際どんなものだろう。 どうやったら、体験できるのだろう。 そのイイトコロはなんだろう。 課題はどこにあるのだろう。 などなど… そこで今回は、昨年、自分が体験した石垣島でのワーケーションを通じて、その中で感じたことや、何がよくて、何が課題になるのかなどをまと

夜空のムコウへ響き渡れ We are REDS!

《連続1808日目!》 この1ヶ月間勝利なし。 リーグ制覇を掲げて挑んだ2024シーズンだったが、予想外の下位に低迷している浦和レッズ。 シーズン折り返しとなるこの試合。 主力選手の移籍や監督の去就なども噂が飛び交う中だけれど・・ ホームさいたまスタジアムで行われるこの鹿島アントラーズ戦では、絶対に勝たなくてはならない。 試合前の練習で選手がスタジアムに入ってくるとき、レッズサポーターたちがたくさんの旗で迎え入れる。 サポーターたちがスタジアムの雰囲気を作り、この試合