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Music

Music

好きな音楽に、心を任せても
上手く踊れない

仕方なく言葉を綴る
せめて私の形見だと思っておいて

終わりから分かっていたことの答えが、
少しづつ見え始めているのは、終わりに近づいているのかしら

身体を巡る、春と夏と秋と冬のリズムを残してこのまま、
消えてしまいたい

名優

名優

ひとつ口走ってしまえば、最後まで止まらない。
正気が狂気に、狂気が正気と入れ替わる。
狂気のまま、生きていくことにした。
誰にも妨げられることなく、この眼に捉えた事柄だけに反射する。

この口から紡がれる言葉は、全自動。
この先綴られる言葉は、全自動。

名優の役作りのように、ひとたびカメラが回り始めれば、
役を考えることはしない。

動かされている。
私は物語の中、ひとりでに動き出す登場人物。

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思ったことをつらつら書くよ~

「その女性社員のことを、”研究”したらいいんじゃないですか」
先日のカウンセリングでカウンセラーからいただいたアドバイスだ。
5回目のカウンセリングで初めてアドバイスというものをいただいた。
ちなみに私からアドバイスを求めたわけではない。

私はなんとなく、カウンセリングっていうのは、断定的なことは言わないで、受ける人はひたすら自分の心情を話し、カウンセラーに聞いてもらうことで、自分自身の中で色ん

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振り返らないための、振り返り

振り返らないための、振り返り

前回投稿から少し時間が空いたように思う。

今日は心療内科に行った。
すでに、診察といった体はなくなってきている。
診察室に入ってすぐ、前回処方してもらった薬の微調整をしてもらい、
少し全体の量を減らしてもらった。
そして、5分も経たないうちに診察室を出た。

明日はカウンセリングの予約を入れてある。
カウンセリングは基本的には、私が一方的に話をする。
たまに、カウンセラーが質問してきたり、所感を

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水中に解脱

水中に解脱

タイムループしてるのかもしれない。
そう冗談めかしてみる。

今日、昔に小学生の私がいた教室を思い出してしまった。

健やかにお互いを共有する同級生たち。
私はその場で、傍観者に徹した。

今日だって、そうだったとも言える。

ただ、ひとつ違うところがあるとすれば、
今は少し深く潜ってみることができる。

水面から水中へ、
潜った水中世界の視界は悪い。

捉えるものすべてが、判然としない。

あれ

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私のこと、

私には、普通の人になりたいとうい切望がある。
小学生ころ、ある事をきっかけに周りの同級生たちと話さなくなり、私がコミュニケーションを取る相手はほぼ家族だけだった。
その家族とはそれより以前から、良好な関係とは言えず、私には愛された実感とういものが皆無だった。
中学に上がり一年が経とうとするタイミングで不登校になった。
友達ひとりいなく、通信高校を卒業して、進路を考えることもなく、
その時、なんとな

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ピアノと子供の私

子供ころの話。
私は、4、5歳ごろから、ピアノが習いたいと母にねだっていた。
家にお金がなかったのだろう、家が狭かったせいもある。
なかなか承諾してもらえず、実現はしなかった。
半ば諦めていたある日、突然ピアノを買ってもらえることになった。
記憶の中では突然の出来事で、なぜ今更買ってくれることになったのか経緯は分からない。
私はそのとき小学三年生なっていたし、習い始めるにはとても遅い年齢だってこと

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繁華街まで歩く

最寄り駅から、商業施設が多くある繁華街まで歩いた。
電車で4駅。
日曜日に体を動かしたくなるときは、散歩代わりにこうしている。
ジムにでも通えればいいが、お金がないから仕方ない。
最寄り駅から少し離れると左手には木々が生い茂り、小さい神社が現れる。
いつも気になって通りすぎるのだか、未だ境内に入ったことはない。
なんなく得体の知れない不気味さがあり、足を止めずに通り過ぎる。
道は住宅地に移行してい

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実存していること

実存していること

普通に会社に通っているだけで、
私には足りないものが沢山ある、

そんなことより、美しい文章に触れたり、
本当の愛に触れたい、

私が愛と感じるものは、一般のそれとは限らない、

恋人同士の愛や、家族愛ではない、

もっと、しっかりこの手に握る占めるに耐えうる愛がある、

神様がいる、

判然としない神の存在を、掘り出すように生活を紡いでいく、

今こうしている時間の積み重ねて、老い死んでしまうと

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仕事が暇で菩薩になる

業務の中で、暇になる時間帯がある。
私の担当している業務はお客様次第なので、仕方がない。
最近とみに、暇と感じることが多くなった。
閑散期なのかもしれない。
そもそも自分がやっている業務がいつ閑散期で繁忙期なのか、よく知らない。
来月から人が増える。
きっとまた、暇になるのだろうと思う。

私は、暇を感じたとき、無になるようにしている。
ぼーとPC画面の少し下あたりを見つめて、静止している。
余計

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「朝を前にして」

誰かがいる。
私の、右肩甲骨辺りに手をおいている。
そこから、じわと温かな何かが流れ混んでくる。

私はその彼の手を掴んでいる。
そして、それ以上に強く握り返されている。

他の誰にも気づかれないように、そっとテーブルの下に隠して。

「この夜限りの、間違いだよ。」

他の誰かにそう言われた気がした。

私は繋ぐ彼のことを愛している。

彼は私の隣で静かな寝息を立て始めた。

握る手の強さは変わら

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新年会での違和感

戸田真琴さんの著「あなたの孤独は美しい」を一先ず巻末まで読み終えて、先日の会社の飲み会で感じた違和感を思い出しました。

それは、私が今いる会社に入りたてのころに、その当時の女性マネージャーが仕事に対して大変厳しく、パワハラまがいの言動が怖かったという話になった時のことです。
おそらく誰かから人づてに聞いたのでしょう、その当時を知っている女性が、
「(私)さんだって、入ってすぐに、こんなところでは

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読みかけの本の感想を言うよ

帰宅して、タバコを吸い、夕食を作り、少し休憩しよとベッドに横になってしまったが最後、目覚めたときには午前0時を回っていました。

このまま朝まで眠ってしまえれば楽だなと思いつつ、すっかり冷えた夕食を温め直し食べました。
私はどうしても一度の食事で過食傾向にあり、しかもこんな時間に取る食事は罪悪感上乗せでの一種の賭けです。
でも眠気も覚めてしまったし、しょうがないじゃないかと言い訳をつけて食べるのは

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電車にて、他人の話にばかり耳を澄ましている

新年初出勤。
乗り込んだ電車はもちろん満員で、ドア付近にいると、後からなだれ込んでくる人に圧迫されて、人の形を保っていられなくなる。
私はいつも努めて座席の前に立つように心掛けている。
今日もギリギリ座席と座席が向かい合う空間に体をねじ込ませて、来るべき時に備えた。

一旦は落ち着ける場所を確保し、読みかけの宮沢賢治の短編「貝の火」が収録されている「風の又三郎」を取り出そうとカバンに手置掛けると、

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