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恐竜は絶滅する運命にあった
鳥に進化したという話は置いておいて、2032年にもしかしたら小惑星が地球に衝突するかもしれないというニュースがありました。大きさは自由の女神像ほどだそうです。万が一、どこかに衝突しても地球レベルの被害はないと思われますが極めて大きな火球が観測され、広範囲に衝撃波が伝わるそうです。
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宇宙に目を向けると極端な話、「君の名は。」の中で表現されたように、町が破壊されるほどの隕石の衝突はあり得るかもしれません。約6600万年前に恐竜を絶滅させたとされる隕石の衝突ならば、ぽっかりと大きなクレーターを形成し、ガンダムの劇中のコロニー落としのように、一都市が木っ端微塵に破壊され、かつ地球環境もかなりの変化を伴うと考えられますが、もっと巨大な小惑星の衝突が、もし太平洋上に落下したならば…という想定でNHKスペシャルでシミュレーションされていました。
これ、せめて「アルマゲドン」のようにエアロスミスの曲にしてくれればよかったのですが、てんやわんやになるという意味においては適切かもしれません。このように、地殻津波と呼ばれる岩盤ごと津波のように日本列島を襲い、日本列島は、まるで新品のテフロン加工されたフライパンで焼かれた卵のように、ペロっと岩盤ごと剥がれ落ち、その津波はヒマラヤ山脈まで到達するそうです。「日本沈没」や「エヴァ」のセカンドインパクトの比ではありません。そうなったらもう諦めましょうかね。
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こういう遊び心好きですね。しかも落ちた後に画面が揺れる演出。ラインの夏に花火と打つと花火が打ち上がったり、春に桜と打つと桜吹雪が吹くみたいな。
ちなみに、恐竜を絶滅させたとされる隕石が地球に向かい始めたのは約1億6000万年前のことだったそうで、つまり、恐竜が絶滅する約1億年も前に恐竜の運命はすでに決まっていた...ということになると考えられています。それを言うならば太陽系に属する地球そのものは太陽の運命と一蓮托生であり、太陽の寿命があと約50億年と言われていますので、太陽の命が尽きる時、太陽の膨張とともに完全にのみ込まれるそうです。したがって、イーロン・マスク氏は今、火星云々の話をされていますが、近未来よりはるか未来、人類はそれまでに太陽系を脱出せねばなりません。それまでに人類が滅亡していなければの話ですが。さらに突き詰めて考えると、この宇宙は一体いつまで続くのだろう。しかしまあ、人間はせいぜい100年程度の命であり、この世の中が資本主義と共産主義という2つの経済システムに大別され、新たな経済システムが構築されない以上、お金持ちが自由に生活していける時代が続くわけですから、ここはやはり目先の将来のことを考えておかねばなりませんね。仮に、AIがシンギュラリティに達すると、人類が思いつかないような、その手があったか!?というようなアイデアを提唱してくれるのでしょうか。
「君の名は。」では東京ではキレイな流れ星のように見えた隕石、しかし、その先にはとんでもない災害になっていた…世紀の天体ショーにも実はそういうことが起こっているのかもしれません。例えば、超新星爆発とか、遠目からだと美しいですが、ひょっとしたら天文学的な災害に見舞われている方の断末魔だとしたら。東京大空襲の時、疎開先の誰かが夜空の向こうが赤いのを見て、まるで夕焼けに黄昏れるような感覚になった子供もいたという話も聞いたことがありますが、まさにそういうこと。何も誰も知らないって、ある意味で怖いことですね。