僕は僕の為に生きていく
勝手に膨らんでいく
心の中の黒い球体に思い切って
針を突き刺して破裂させられたら
どれだけ気持ちが軽くなるだろうか
どんより垂れ込めた灰色の雲がその音に
びっくりしてどっかに
逃げていってしまうかもしれない
青く晴れ渡った空を見上げる僕を訝しがる
もう一人の僕なんかにはさよならばいばいと
手を振って僕は扉を開け放ち走りだすんだ
じっとなんかしていられない
人の目なんか気にしていたら
いつまでたってもどこにもいけない
僕は僕らしくありたいと思うから
針を突き刺して立ち上がったんだ
誰かの顔色が赤だからって
立ち止まるなんてバカげてる
誰かの言葉を引きずって
自らの未来を自分の手で
塗り潰すだなんてバカげてる
決めるのは結局僕自身ならば
僕は僕自身に勇気を与えて立ち上がらせて
走り出させる力を与えたい
小さな部屋にいたって
テレビを見ていたって
人の顔色を伺っていたって
分からない世界が扉の向こうには広がっている
受け入れて抱きしめて痛みも喜びもドキドキに
絡めて背負って僕は走っていく
僕は僕の望む幸せの形を叶える為に生きていく