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Photo by
nyakopan
僕は僕の為に生きていく
勝手に膨らんでいく
心の中の黒い球体に思い切って
針を突き刺して破裂させられたら
どれだけ気持ちが軽くなるだろうか
どんより垂れ込めた灰色の雲がその音に
びっくりしてどっかに
逃げていってしまうかもしれない
青く晴れ渡った空を見上げる僕を訝しがる
もう一人の僕なんかにはさよならばいばいと
手を振って僕は扉を開け放ち走りだすんだ
じっとなんかしていられない
人の目なんか気にしていたら
いつまでたってもどこにもいけない
僕は僕らしくありたいと思うから
針を突き刺して立ち上がったんだ
誰かの顔色が赤だからって
立ち止まるなんてバカげてる
誰かの言葉を引きずって
自らの未来を自分の手で
塗り潰すだなんてバカげてる
決めるのは結局僕自身ならば
僕は僕自身に勇気を与えて立ち上がらせて
走り出させる力を与えたい
小さな部屋にいたって
テレビを見ていたって
人の顔色を伺っていたって
分からない世界が扉の向こうには広がっている
受け入れて抱きしめて痛みも喜びもドキドキに
絡めて背負って僕は走っていく
僕は僕の望む幸せの形を叶える為に生きていく