歩き出す一歩目
温い春の日差しが
人を動かし
鳥を呼び込み
土塊から緑が顔を出す
咲く桜に散る桜
挟まれ眺める事を風情と
呼ぶにはまだまだ僕は
大人になりきれない子供模様
子犬の様に駆け回り
子猫の様に甘えながら
愛して欲しいから訴えて
好んで欲しいからアピールして
君にだから伝えたくなった心の声も
君は、僕だから、受け入れてくれたのだと
言ってくれたのが嬉しかったんだ
流れる様に今日が昨日になり
積み重ねていく様に
忘れていく思い出の数々
その中からふとした瞬間に
脳裏に浮かぶ景色や感覚が
僕の人差し指を刺激して
言葉に置き換えられていく
0を1にするのは大変だ
でも0が1になった瞬間に
不安は自信に変わり
自信はやがて顔つきにでて
歩き方一つをとっても見えてくる
歩き出すその一歩目から
昨日の僕より間違いなく
今日の僕は成長しているのだ
春を受け入れて次は夏を迎えにいく
その支度をそろそろ始めなければいけない
青い空の下で成長した僕を見てもらいたい
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