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Photo by
morisatoco
光に向かって歩いていく
人を好きになったり嫌いになったり
出会ったり別れたり離れたり交わったり
どこかに行ってしまったあの人やこの人も
確かにあの日あの時あの瞬間は目の前にいて
仲の良さ云々はさておき
そこには交わりと流れがあって
心を動かす刺激に頭の中は痺れていたんだ
良い事もあった
悪い事もあった
楽しい事もあったし
思い出したくない事もあった
それらはしっかりと時の流れに対して
順当に色褪せていきやがては消えていってしまう
憂いても仕方ない事
忘れていってしまうのならば
せめて良い思い出で上書きしていきたいものだ
顔を上げれば今この日この時この瞬間の日々にも
確かにあの日と似たような刺激が
目の前にはあってそれを壊すのも
はたまた積み上げていくのも僕の心持ち次第
後ろめたさがあるのならば
次は壊れないように
突き進んでいくのならば
どうか後悔しない様に
今目の前の刺激を大切にしていきたいと
望んでいるのならば
これまでの経験から学んだ
多少なりの教訓を糧にして
あの日よりは上手く立ち回っていけるはず
そうしたらきっともしかしたら
上手く実現できるかもしれない理想の未来の形
前を向いて歩いていく中で
傷だらけの心だって少しは役には立つ筈
光に向かって歩くのは怖いけれど
光に背を向けて歩くのはもっと恐ろしい
後悔しない為に踏み出す勇気
後悔をしないよりは
いっそ苛まれた方がまだ
得られる経験値は高いのだから
おっかなびっくりだろうと
おぼつかない足取りで
僕は光に向かって歩いていく