歩いていく 1324日
振り返っても見えない足跡
どこをどう辿ってここまで歩いてきたのか
さっぱりわからない
道に迷ってしまったのか
はたまた今この場所が目指していた場所なのか
それともここはまだ夢半ばの道の途中なのか
判断しようにももがいて抗い
踏みしめてきたであろう足跡は
どこにも見当たらない
視線をあげれば
どこまでも続く道の
さらに向こうに広がる青い空
地平線の向こうには何があるのかな
じっとそこで辺りの風景を
見渡して青空を見上げたり
なんかしてるうちに
僕は今からどこに向かって
歩いていけばよいのかすら
分からなくなってしまった
ここまで歩いてきた道は
目の前に伸びてる道なのか
それとも振り返った背中側に
広がっている荒野の先からなのか
ここでくるくると北に南に
西や東の風景を見渡しながら
とりあえず感覚的に体が動くままに
僕は歩く事にした
360度どこを見ても同じ風景だし
歩いてきた方角についてるべき足跡も
見当たらないのだから
もはや開き直るしかない
いきあたりばったり衝動的に
歩いていくしかない
具体的な夢なんてものもないのだから
ある意味僕は自由なのだ
歩きたい方へ歩いていける限り
歩いて迷子になったらなったで
それすらも楽しみながら僕は歩いていく
それが例え向かっているのではなくて
帰っているのだとしても
なる様にしかならない
受け入れていくしかない
今はただ感じるままに足が向く方へと
がむしゃらに歩いていく