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kigurumi64
君の寝顔 NO.1247
咲き誇る花提灯
膨らんでは萎んでいく鼻水球体
不思議な寝顔
怒ってるのか安らいでるのか
幸せが滲む眉間の皺
どんな夢を見てるのか
気になるがとりあえずは息を殺して
静かに見守り味わう贅沢
朝まだきの内緒の秘め事
僕の胸の中にだけ秘めておく思い出の形
ずっと見ていても飽きない
寝顔を盗み見る背徳的な感覚
酔いしれながら静かに悶絶
君には言えないし誰にも言えない後ろめたさ
バレたらどんな顔をされるか分からないから
そっと静かに楽しむ朝まだき
僕だけの時間
眠気が香る時間帯
夢から追い出されたと思ったら
目の前に夢のような光景が
広がっているものだからむしろ自分の夢よりも
こっちの夢を見ていたいと思ってしまうのも
納得してしまうというもの
まだしばらくは起きそうにないから
ひっそり静かに味わう一人の時間
君の寝顔に見惚れている
僕は夢見心地