今あるものを最大限に活かす その4.1 未来のためにできること 当たり前過ぎて意識しなくなっていること
常に最先端に身を置くというのが私の信条です。
だからこそ今あるものを最大限に活かすということを常に意識しています。新しいものに貪欲であるからこそ、新しいものを喰い散らかさないという感じでしょうか。
経緯
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義父母が残した鉄骨住宅。東京から鉄道でも車でも1時間程の通勤圏ですが、海と丘陵が美しい街に有る義父母が残した鉄骨住宅。次世代の未来のために別荘気分でアップデートしておこうかと。
稀に見る強固な岩盤地質に理想的な社会インフラとして設計された街に、
(その辺りはこちらをお楽しみ下さい。)
オーバースペックの鉄骨住宅。
(その辺りはこちらをお楽しみ下さい。)
その持ち主の義父母の介護を仕事を辞めてまでやり切って、この不動産を吾妹が相続したのでした。
とは言え義父母の自宅介護中も少しずつアップデートをしていました。
自宅だけではなく自宅周辺の道路や階段、そして隣接する公園の除草やアルカリ性化によるアップデートもしていました。ある意味で社会貢献。
正に身近なことから一つ一つですかね。
その3.23は、社会貢献の続編で、向こう三軒両隣と公園を超えて少しずつ街を綺麗にして行く事を始めているというお話でした。
その3.3鉄骨住宅そのものに関するアップデートです。
駆体の構造設計の良さを活かして、明るいティファニーカラーをアクセントにデザインを一新。その上で再生可能エネルギー設備まで具備しました。
その3.40からは庭に関するアップデートです。先ずは義父母からの初期状態の庭の風景を。これはこれで統一感が有りました。
しかし、鬱蒼とした森のような庭には課題が多く、そのソリューションとしては家族で駐在したカリフォルニアの庭が良いお手本になると言う結論に…
その3.42は隣家からの高木に対する苦情に対するソリューションについてでした。
その4.43は、鬱蒼とした森のような庭に住む様々な危ない動物たちの駆除に関するソリューションについてでした。
その3.44は、
③棘のある危ない植物
④湿度
⑤防犯
についてのソリューションのお話でした。
課題の対症療法は完了し、その3.45からは、いよいよ課題の根本的な解決の為のアップデートのお話でした。
カリフォルニア、シリコンバレー駐在時で住んでたアパートをリファレンスにして
①生け垣をアルミ製のフェンスと同じ高さまで刈り込む
②樹木は3本を残して全て伐採
③下草は全て除草
④除草部は除草シートを敷き詰め上にチップを撒く
⑤それ以外は全て芝
という方針。
で作業を進めました。
その3.45は、①と②についての電動機器、チェーンソーやヘッジトリマーまで投入してのアップデートの話でした。
その3.46は、
③下草は全て除草
についてのアップデートのご紹介でした。
特に除草剤の選択にあたりその有効成分の量についての物理屋としての理解をご紹介しました。
その3.47は、
④除草部は除草シートを敷き詰め上にチップを撒く
でした。自己流でやった施工は、実はプロの方がやっている施工のフルバージョンに相当していました。中々良い勘をしている。
運と勘としつこさの人生の真骨頂かなぁ
その3.48は、
⑤それ以外は全て芝
というアップデートのお話でした。
高麗芝をベースに西洋芝が混生するという何ともクロスオーバーな芝地になってしまいました。
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正に別荘という位置づけの家を、次世代の未来のためにアップデートをと考え実行してきました。
カリフォルニア、シリコンバレー駐在時で住んでたアパートをリファレンスにしたアップデートのお話の総括です。
昭和の鉄鋼会社が建てた鉄骨住宅が素材でした。
元々は下の写真の位置からは木々が茂り建物は見えませんでした。しかし今回のアップデートでスッキリ。ティファニーカラーと白で統一感を出してデザイン性を向上させました。
プライバシーよりも安心安全を優先。生け垣も低くしてかつ隙(すき)を入れて庭に侵入者が居ても見える防犯ソリューションに変更しました。
擁壁·法面もコンクリートが中性化して黒くなっていましたが、次亜塩素酸ナトリウムによるアルカリ化で真っ白になりました。
建物側面もティファニーカラーで統一感をキープし昭和の住宅のゴチャゴチャ感を一掃しました。屋根も葺き直しシンプルな屋根でスッキリさせました。エアコンの室外機も壁面デザインの中に溶け込ませました。
また、再生可能エネルギーの普及に賛意を示す意味で、最大限の太陽光発電設備(2.9Kw)を附帯しました。信頼性·耐久性を重視してパナソニックさんのソリューションを採用しました。南面だけではなく東西面にも太陽光発電パネルを配置して朝日から夕日迄確実にエネルギー化します。
美しさも拘(こだわ)り、スレートのデザインに溶け込むカラーリングとしスッキリ感をキープしました。
昭和のデザインの玄関周りも構造体には手を入れずカラーリングのみで統一感を最大限引き出しました。プライバシーの関係で表札の文字部分は隠しましたが、正方形の表札の上側だけは写真に入っています。こちらもティファニーカラーのガラスの表札に刷新することでデザインの統一感を担保してあります。細かいですが、玄関のレンガとベランダの目隠しのカラーも統一し、庭に敷き詰めたバークチップのカラーもその統一感を崩さない色を選択し徹底的にデザイン性を配慮してあります。
デザイン性担保のための工夫は下の写真の角度からだとレンガ色の統一感が良く分かると思います。階段付近のレンガとベランダの目隠しの色を統一、この写真の角度からは見えませんが庭のバークチップの色もレンガ色に統一されています。
また、外構のアルミ製のフェンスで文字を隠しましたが、門右側の表札と破風のティファニーカラーの邪魔にならない範囲でのアクセントとその統一感も出せています。
遠景写真だと全体感が分かって頂けるかと思います。
東側から玄関周りと庭を見通すと、レンガとバークチップによるアップデートでの統一感担保が良く分かるかと思います。グリーンは借景たる西側の階段先の広々した法面のグリーンまで含めての統一感、また隣接するマンションの壁面の白とレンガ色との統一感にも配慮してあります。写真の左右の端のレンガ色と白色の統一感、わかって頂けるかと思います。自宅だけではなく周辺のデザイン性まで考慮してのアップデートでした。
庭も上述の様に鬱蒼とした森の状態で高木が林立し建物が見えない状態から数本の木、バークチップ、芝というシンプルな構成にアップデートしました。
一時期チップがホームセンターで入手できなかった上に、チップは台風等で飛んで散逸しています。そこで地元のサザエ、千葉の蛤、広島の牡蠣、北海道の帆立等の大きめの貝殻を特に流体力学的に風が集まってチップが舞い易い場所に重点的に配置しました。少し時間が経つと陽当たりが良いので紫外線写真の様に真っ白になります。白は建物のカラーのベースなのでまぁご愛嬌という感じですかねぇ(笑)
今回のアップデートのテーマの1つが立地を活かした借景。庭から玄関を通して徒歩30秒以内の東側にある広い公園の景色が見えます。夕方はこども達の明るい笑い声が響き何ともほのぼのした雰囲気に包まれます。空も広い。
木を刈り込んでこそ楽しめる様になった南側の借景もまた良い感じ。付近の道路の道幅が広いので、都区内の自宅に比べると広々感が半端無い。視界に入ってくる空の広いこと…
2階のベランダに行かなくても南に伸びる道路の巾が広いので、リビングから半島の低山が楽しめる様になりました。都区内の自宅は2階の屋根に登らないと遠く富士山や秩父の山々は拝めません正に別荘の醍醐味。しかも海まで下り坂なので徒歩3分かなぁ。
西側の生け垣は刈り込んで防犯の為に外から自宅や庭が丸見えになる様になりました。ある意味で開放感が半端無い感じ。
因みに後ろに写り込んでいる階段の自宅側半分側は次亜塩素酸ナトリウムでアルカリ化し真っ白になっています。
その先の隣地法面の無防備に伸びた木々はアップデート前の自宅の庭を彷彿させます。伸びきった木々の庭はある意味で隣地との統一感が有ったのかも(笑)
そしてその西側の階段の先に広がるスペイン風の瓦をアクセントにした集合住宅とその先まで広がる急峻な擁壁とそれにつづく手前のなだらかな法面も都区内の自宅では味わえない広々感。大自然の中ではなく人々ののどかな暮らしの匂いがする田舎の市街地というのが乙ってもん。
都区内とは違う広い青空に雲、そこに電信柱にトランス、ケーブルテレビに光ファイバーの通信線と清々しい空の下で逞(たくま)しくも貪欲に生きる私達の姿を客観的に楽しめる稀有なビューだと。
一方、高木だらけで我が家の柘榴がお隣の家の屋根を覆っていた東側の庭も、木々を一掃しバークチップのみにアップデートしました。元々有った歩くと音のする砂利は防犯を考慮して温存しました。コンクリート製の飛び石も次亜塩素酸ナトリウムでアルカリ化し真っ白にしました。これで手前のタイルと壁面の白と同色になりデザイン性を担保できました。
奥にあるスチール製の物置も上部はレンガ色、本体は白。木々で湿度が高かった為に苔だらけで腰より下は濃い緑色でしたが、全て処理して違和感の無い感じになりました。
因みに隣家は我が家に合わせる感じで木々を大分間引かれました。それでもまだまだ正に鬱蒼とした森であった当時の面影を残しています。ざっくりこの5倍以上の密度で木々が茂っていました。
これにアップデートとしてライトアップが加わり素敵な夜景に…
つづく