洗濯乾燥機の入れ替え 〜多臓器不全で20年愛用の洗濯乾燥機の延命終了後
毎日が日曜日の年金生活者。
力一杯メンテナンスをして延命を何度も繰り返していましたが、とうとうその日が来てしまいました。3日間掛けましたが多臓器不全。動くんですがどうしても脱水時に回転が上がらず保護回路が働いてエラー。モーターと洗濯槽のベアリングを新品にするだけなのですが、モーターは古すぎて入手できす。ベアリングは、固着して外れずということで潔くgive up。
先ずは通販や家電量販店のサイトで予習。
できれば当日持ち帰ってその日から洗濯乾燥機を使うという段取りです。ですから先ずは通販は脱落。愛機は20年前のナショナル製。今は松下電工と合併してパナソニック。その愛機はブラシレスモーターと熱交換器を何度か新品に交換して修理しました。耐久性に難アリ。
ということで鉄鋼会社の研究所での新入社員時
の仕事で分析電子顕微鏡
の新規調達に携わった経験を活用。
当時、オランダのフィリップス、日立製作所、日本電子の3社の最新型製品の比較評価を担当しました。その過程で日立製作所の製品を販売されている日製産業さんに連れられて工場見学をしたのです。その時驚いたのは日立製作所さんの品質管理が他社とは正に異次元の厳格さだったこと。例えば真空ポンプ。真空の初期の粗引き用のポンプのモーターや回転部品の連続動作試験の長さは圧倒的でした。
また、1mの高さから分散電子顕微鏡を落下させて壊れないことを保証する試験も圧巻。当時の説明では全ての製品は基礎的な品質は同一の基準を採用していて、精密機器の粋たる電子顕微鏡でも例外なしなのだそうです。
因みにその3社の比較評価はして報告しました。が…結局は直属の上司の海外志向バイアスでフィリップスが選定されました。まぁ、スペック的には最高で、急激な円高で
見かけ上価格が下がり、お買い得感が有ったのは事実。
その上司は、この最新型分析電子顕微鏡を駆使。後に社費でケンブリッジ大学に留学し論文ドクターを2年掛けずに取得されました。
私もまた、この結果フィリップスさんとの業務上のグローバルなお付き合いも始まり、将来何度も海外駐在をする程の海外畑になる切っ掛けの1つにもなったのだと… 今更ながら思います。
兎も角日立製作所の品質管理をインサイダーの説明を受けて理解した経験は一生物でした。
閑話
ですから我が家は日立製作所の製品一択。
特にモーター類は日本の老舗なので…
例えばほぼモーターのみで構成される掃除機は日立製作所(グループ)の製品だらけ…
20年以上愛用の掃除機。2年前にモーター周りにゴミが溜まり、直ぐに高温になって安全装置が働いてセーフモードでの動作になってしまう程愛用しました。
20年以上使ったので流石に怖い言うとの吾妹の当然の指摘で、新規導入した掃除機。紙パック式を使っていたのでサイクロン式を選択しました。
因みに理系なので上述の20年以上使っている紙パック式の掃除機も分解して、モーター周りのゴミを徹底的に除去しました。完全復活。
今では方式の違いで上手く使い分けて快適に使っています。例えば家屋内に侵入した小蝿や蚊等の昆虫類を捕獲する時は紙パック式を選ぶといった感じです。
閑話休題
次はその中での構成の検討。
縦型の洗濯乾燥機の方が少し熟れた値段ですが、乾燥には不向き。業務用機器をリファレンスにする私としては
業務用洗濯乾燥機は圧倒的に横型ドラム式なので
横型ドラム式に絞りました。
この範囲で予習を完了し、翌朝を迎え行動開始。
つづく