海外で体調崩した時の対処法 海外旅行·海外出張の極意 その3.3 下唇の内側を自分の歯でバックリ切った始末を飲酒で 当たり前過ぎて意識しなくなっていること
海外生活してる中で体調崩した時の対処法を載せて欲しいとのことで…
フリークエントフライヤーだった(過去形。何故なら今は現役ではないリタイヤ組なので(笑))私が実践してきたことをご紹介しますね。
0)海外では体調は崩さない
1) 海外では体調崩した時の為の備え
2)海外では体調崩した時の為の情報の整理
万が一に備えて事前に情報源を準備しておく
3)大使館・総領事館の活用
最終手段のお話です。
ということで3.0xシリーズでは、そもそも海外で体調崩す前のお作法をお伝えしました。
3.1以降海外で体調崩した時の対処法の実例をご紹介しています。
3.1では台湾でのウイルス性の風邪から細菌性の風邪を併発し、抗生剤を使用した例を再掲させて頂きました。次いでイスラエル駐在時にパレスチナ自治区の政府高官宅にお邪魔した時の例をご紹介しました。
3.2は北米に駐在していた時の便秘の話です。生理現象は兎も角早め早めに処理するというお話でした。
今回は下唇の内側を自分の歯でバックリ切ったお話です。
北米に単身で駐在が終わり、日本側として北米と欧州のセールス&マーケティングを担当していました。駐在していた子会社としての米国販売会社との打ち合わせが終わり、現地での子会社が起用していた販売代理店の方々との会食が有りました。会食後に日本人だけで当時は最盛期であったカラオケのある店で2次会という流れになりました。結局閉店までそこで接待をしました。海外での夜の運転のお作法に従って店の駐車場から出る時はきっちり一時停止、ウインカーを出してと無用な職務質問をされない様に気配っての帰路。結局夜半にホテルに戻りました。
流石に疲れた…
疲れた身体を癒そうとシャワーを浴びようとした時、浴槽の中でバランスを崩しました。シャワーカーテンに掴まりましたがグリップできず浴槽に顔面を強打しました。
やっちまった…
取り敢えずバスタオルをベットにに敷いて安静に。幸い出血は直ぐに収まりました。何か唇の内側がベロベロしてるなぁと思いながらも疲れていたのでそのままバスローブを羽織ってベットに寝落ちしてしまいました。
目が覚めたのは搭乗予定の飛行機の出発時刻まで40分弱というタイミング。しかもチケットは搭乗便変更不能なディスカウントチケットでした。
凄い勢いで荷物をまとめホテルのチェックアウトを、よりによってカウンタに人が並んでいてホテルから車を出せたのは搭乗時刻の30分前。レンタカーの能力を使い切ってレンタカーを返却し搭乗窓口に着いたときには、最終搭乗案内が終わった直後でした。チェックインカウンターには長い列でしたが、先頭の方に事情を話し、カウンターの方に何とかして欲しいとお願いして、搭乗券を貰いました。
航空会社の方が並走してくれて、セキュリティゲート、バスボートコントロールも全て最優先で通過し誰も居ない搭乗待合室を抜けて機内に入ると、当然奇異な視線が。そうです。私が最後の搭乗者でした。即ドアが閉まり滑走路に。
居心地の悪さこの上ないながら少しずつ落ち着くと唇の内側に切れた皮膚が1cm程度漂っていました。既に出血は止まっていました。邪魔なので歯で噛み切ろうとしましたが痛くて噛み切れず。
数日放置して皮膚が落ち着いて来て何とかなりました。兎も角衛生に気をつけ、飲酒でアルコール消毒をしてしのぎました。これが功奏。結局細菌にも感染せず、抗生剤のお世話にもならずしのぎ切り、2週間耐えて日本に帰国後ハサミで切れた皮膚を切り取りました。
今、唇は何事も無かったの様に自然な状態です。唾液やアルコール消毒と自己治癒力で治めたというオチです。
蛇足
子供の頃、自転車で車と交差点で出会い頭に接触し唇を切るという経験が有りました。その時は唇を縫ったのですが、子供なので成長と共に縫った跡が引きつれてしまいました。大学病院の整形外科で、再度唇を切って縫い直すという手術を受けました。その経験からは、バスタブでの転倒の傷は唇を縫う必要が有る程大きな怪我だったと思っています。
まぁそれでも何とかなってしまったというオチです(笑)
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