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適応障害、休職

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2022年4月に上京、就職したものの、2022年8月に適応障害と診断され、休職中です。休職中に感じたことや生活などを書いています。学生時代から調子が悪かったので、その辺もはいって…
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#大学院

休職日記#2

部屋から家財道具が無くなった。冷蔵庫、電子レンジ、椅子、机、その他一式。多少の夢と大きな不安を抱えて出てきた東京で、自分は自分に負けた。

「自分はできるんだ」という虚勢は、日々の不安がすべて溶かしていった。誰にも責められていなかったし、誰にも怒られなかった。ただ自分で自分を責めて、追い詰めて、心が耐えきれなくなった。

半年前に借りた部屋を引き払う。身の程を知りたいから。大きく見せて、綺麗に見せ

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留年したけど内定出てたから就職したら5ヶ月で休職になった。

留年したけど内定出てたから就職したら5ヶ月で休職になった。

大学院を留年した。でも内定が取り消しにならなかったから就職した。そしたら、5ヶ月目で適応障害になって休職した。24歳、厄年。

ギリギリまで耐えて、限界になって留年を先生に伝えた。苦しさを抱えたまま就職してなんとか頑張っていたら、体調がおかしくなった。

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「苦しい時は逃げよう」「何よりも自分を大切にしよう」そういう言葉に助けられた数年だった。できない自分を責め切って、自分を殺さずに済んだ

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高校生の頃、教室が苦手でした。

高校生の頃、教室が苦手でした。

 「教室」と聞いて思い浮かぶ光景の中に自分はいない。自分もその教室にいたはずなのに。「教室の中央でやかましく騒ぐサッカー部とラグビー部の連中」、「窓際で居心地が悪そうにたたずむメガネの男子生徒」、「やかましい彼らに戸惑う教師」、「我関せずとスマホをいじる女子生徒」、など。

 自分が教室の光景に登場しないのは、自分が教室でほとんど誰とも話さなかったから。教室には約40人がいて、それぞれの人間関係を

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