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ことわざ検定 5・6級

「ことわざ検定 5・6級」の電子書籍を出版したので紹介させていただきます。


ことわざ検定漢字検定の違いは、主に以下の点にあります。

1. 検定の目的

  • ことわざ検定: ことわざ、慣用句、四字熟語などの知識や言葉の技能を測る試験で、日本語の総合力を強化することを目的としています。ことわざや慣用句を通じて、表現力や読解力を高めることが重視されます。

  • 漢字検定(漢検): 漢字の読み書き能力を測る試験で、漢字の意味や使い方を正しく理解し、文章中で適切に使えるかどうかを評価します。漢字そのものに焦点が当てられています。

2. 出題内容

  • ことわざ検定: ことわざや慣用句、四字熟語に関する問題が中心です。これらの表現が持つ意味や使い方を理解し、適切に使えるかどうかが問われます。

  • 漢字検定: 漢字の読み書き、四字熟語、部首や筆順などが出題されます。準1級以上では故事成語やことわざも一部出題されますが、あくまで漢字の知識が中心です。

3. 対象とする能力

  • ことわざ検定: 言葉の使い方や表現力を重視し、日本語全般の理解力を高めることが目的です。特に日常生活やビジネスシーンでのコミュニケーション能力向上に役立ちます。

  • 漢字検定: 漢字に関する知識とその運用能力を測るため、学習者がどれだけ多くの漢字を正確に読み書きできるかが重要視されます。

4. 実施団体

  • ことわざ検定: 現代用語検定協会によって実施されています。

  • 漢字検定: 公益財団法人 日本漢字能力検定協会によって実施されています。

このように、ことわざ検定は日本語全体の表現力や理解力を評価する一方で、漢字検定は漢字そのものに焦点を当てた試験です。



以下は電子書籍の一部抜粋です。


【六級範囲】


・果報(かほう)は寝て待て

幸運は求めようとしても得られるものではないので、気長に待つのがよいこと。

・烏(からす)の行水(ぎょうずい)

入浴時間が非常に短いこと。

・借りてきた猫

普段と違い、小さくなっておとなしいこと。

・枯れ木も山の賑(にぎ)わい

役に立たないものでもないよりはましということ。

・可愛い子には旅をさせよ

子どもを教育するには、世の中で苦労させることが大切ということ。

・気が置けない

余計な気を使わなくてもよいこと。

・聞くは一時の恥聞かぬは一生の恥

知らないことを聞くのは、その時は恥ずかしいが、知らずにいると一生恥をかくこと。

・疑心暗鬼(ぎしんあんき)を生ず

心のなかに疑いがあると、何でもないことまで疑わしくなる。

・昨日の敵は今日の味方

人の心は移ろいやすく、変わりやすいこと。

・肝(きも)をつぶす

驚くこと。

・肝を冷やす

驚き恐れてひやりとすること。

・窮鼠(きゅうそ)猫を噛む

弱い者でも追い詰められると強い者に反撃すること。

・清水の舞台から飛ぶ

思い切って決断を下すこと。

・木を見て森を見ず

小さな部分にとらわれて全体を見誤ってしまうこと。

・臭い物に蓋(ふた)をする

悪事が知れ渡らないように、一時しのぎに取り繕うこと。

・腐っても鯛(たい)

本当によいものはたとえ駄目になったようでも、もともとの価値は失わないこと。

・口車(くちぐるま)に乗せる

口先だけのうまい話にだまされること。

・口八丁手八丁(くちはっちょうてはっちょう)

喋ることもやることも達者なこと。

・雲をつかむ

とらえどころがないこと。

・喧嘩両成敗(けんかりょうせいばい)

喧嘩や争いをした者を、よい悪いを問わずに、双方を処罰すること。

・後悔先に立たず

終わった後に、いくら悔やんでも取りかえしがつかないこと。

・郷(ごう)に入っては郷に従え

住むには、その土地の習慣などに従うのがよいこと。

・弘法(こうぼう)にも筆の誤り

優れた人でも、時には失敗すること。

・呉越同舟(ごえつどうしゅう)

仲が悪い者同士が、同じ場所に居合わせること。

・故郷へ錦(にしき)を飾る

出世したり、立派になって帰郷すること。



【五級範囲】



・泣く子と地頭(じとう)には勝てぬ

泣きじゃくる子や権力をもつ道理の通じない相手と争っても勝ち目はないこと。

・梨(なし)の礫(つぶて)

返事が全然ないこと。

・日進月歩(にっしんげっぽ)

いつも絶えず進歩すること。

・にっちもさっちも行かず

どうにも身動きがとれないこと。

・二人三脚

協力し合うこと。

・二枚舌(にまいじた)を使う

嘘を言ったり、前に言ったことと違うことを言うこと。

・盗人(ぬすっと)にも三分(さんぶ)の理

理屈の通らないことにも、もっともらしい理屈はつけられるということ。

・猫の目

変化しやすいこと。

・猫をかぶる

うわべだけおとなしいふりをして、本当の性質を隠すこと。

・熱しやすく冷めやすい

物事にすぐ熱中する人は、冷めるのもまた早いということ。

・根も葉もない

根拠がなくまったく信頼できないこと。

・蚤(のみ)の夫婦

夫よりも妻の体が大きい夫婦のこと。

・歯が立たない

まったくかなわないこと。

・馬鹿は死ななきゃ治らぬ

愚か者は一生かかっても治すことができないということ。

・馬耳東風(ばじとうふう)

人の意見や批判などを聞き流して気に留めないこと。

・始めが大事

最初の方法や考えは、後々に影響するので重要であるということ。

・裸の王様

批判する人がおらず、自分を見失っている人のこと。

・八十の手習(てなら)い

年をとってから学問を志すこと。

・鼻であしらう

冷淡に扱うこと。

・鼻持ちならない

話や態度が我慢できないほど不愉快であること。

・腹がすわる

度胸があり、物事におどおどしないこと。



楽天koboで販売してるのでよかったらどうぞ。



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