雨の日は大嫌いだったはずなのに今となっては懐かしい故郷

連作「日曜の午後」

日曜日ほんとは余裕あるのにね考えすぎて疲れきったよ

「月曜日9時に病院来てください」電話もらってもう三日経つ

パソコンでミニマリストの本を読む私の中はガラクタだらけ

もう嫌だなにもかにもがもう嫌だ何が嫌って自分が嫌だ

ペンを持ちノートを開き向かい合う何か書くこと私の特技

あの人の声を聞きたい今すぐにそしたらきっと泣いちゃうかもな

二十年前に突然ぶっ倒れその日止まった私の時計

あの人の

連作「五月の夜」

無観客ライブの箱はすぐ隣熱い蛙が鳴き叫ぶ夜

自粛期間始まってから趣味変わり昼夜となくYouTube見る

1万と8000日の時を超え今ここに立つレモンパンナよ

眠る前愛する人の眼差しがキッとこちらに向かっている夜

過去の事後悔ばかりが募るけどあえて捜そう良かったことを

イラストも歌も歌えぬ私には表現する場このnoteだけ

楽しくて楽しくて書く更に書くただひたすらに思いを放つ

最近いい写真が撮れず沈黙中歌いたいこといっぱいあるのに

散りぎわの駅の桜を見て思うこれは終わりじゃなくてスタート

あれ以来苦しんできて十九年どうして死んじゃいけないのねぇ

昨日より今日は日の出が遅くなり早起きすれば映える朝焼け

小笠原ではまだ昼は夏日だと朝のラジオが元気に告げてる

長月に入って七日と言うけれどまだ向日葵は元気に咲いてる

田園が美しい朝それなのにガミガミうるさい我が家の鳥よ

朝起きて一番最初にすることは玄関開けて階段昇降