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2022年12月の記事一覧
夏が始まった合図がした
キーンコーンカーンコーン
古臭いベルが退屈な授業の終わりを知らせる
先生:じゃあ今日はここまで〜
先生:日直〜ごうれーい。
んだよ、号令とかいいんだよ
早くしろよ
心の中でそう悪態をつく
生徒:きりーつ、礼〜
クラス:ありがとうございました〜
やる意味があるのかよくわらない号令に渋々付き合い、学校は皆一斉に昼休みに入る
僕は授業の後片付けもそこそこに、“ある場所”へ急ぎ足で向かった
Imahana 井上和
和:ただいま〜!
〇〇:おかえり〜!
ぼくの妹が帰ってきた
和:疲れた〜!
〇〇:お疲れ笑
和:ねぇ〇〇?
和:お風呂入っていい?
〇〇:いいよ
和:ありがとっ
和:じゃあ入ってくる〜
〇〇:あ、ねぇ和〜
〇〇:明日、雨だから風呂入ってる間に
洗濯したいんだけどいい?
和:いいよ〜
〇〇:じゃあ、洗濯物を回したいから
風呂入ったら教えて〜
和:りょうか〜い
Imahana 菅原咲月
今は高校、期末考査の間近です
自分には片想いしてる人がいます
片想いの相手は菅原咲月
咲月は自分の幼馴染です
咲月「おーい聞いてる?」
〇〇「あ、ごめんごめん」
咲月「ここ教えて」
僕は勉強を教えていた
〇〇「えっとね〜ここはこうすれば...」
咲月「ほんとだ!出来た!」
実は来週が学期末試験なのです
咲月「あ〜!終わらないよ〜!」
〇〇「もうちょっと早く始めなよ笑」
咲
『あおはるっ!』 第1話
?・死んじゃダメです!
名前もわからない。
?・事情はわかりませんが、早まるのはダメです
顔も、覚えてない。
幼い頃、病院で出会った空回りな彼女は......
俺は今、人生の岐路に立っている。
大きな音を立てる心臓を何とか沈めて、運命のその張り紙を見る。
人生の岐路。
そう、クラス替え。
〇・椿木……椿木……
自分の名前を探す。
〇・あった……!
2-3。
薺・お、今年もよ
『あおはるっ!』 第2話
〇・どうしよう、どうしよう、どうしよう
翌朝の通学路。
俺は頭を悩ませていた。
昨日の成果は結構あったはず。
だが、コロッケパンで本当によかったのか?
女の子に、コロッケパン。
レタスサンドとかにしておいた方がよかったんじゃないか?
咲・……?なにぶつぶつ言ってるの?
〇・なあ、咲月
咲・何……?
〇・女の子って、コロッケパン貰って嬉しいか?
咲・え、どういうこと?
腹を抱えて
『あおはるっ!』 第3話
踊り場から、声。
彩・なんで、お二人は野球部を辞めちゃったんですか?
声の主は小川。
薺・いや……
うろたえているのは薺。
俺は思わず、影に隠れてしまう。
彩・言えない事情があるんですか?
薺・いや、そう言うんじゃないよ
彩・私、お二人のプレーに惹かれて……
薺・……
彩・お二人のことを見て、マネージャーになろうって決めたんですよ
あれは、中学に入学してすぐのことだった。
『あおはるっ!』 第4話
瑛・あ、今撮った?
清閑な校舎裏に響いたシャッター音は、先輩の耳にすぐに届いてしまう。
ごまかす間もなく、こちらに近づいてくる。
瑛・見せて
池田先輩は、俺の持つカメラを見ながらそう言った。
薺・あ、いえ。そんな、見せるほどのものでも……
瑛・隙あり!
俺が手を緩めた瞬間、カメラのネックストラップが首から抜かれる。
瑛・すごい!綺麗に撮れてるね
薺・そう、っすかね……
瑛・うん、私
無自覚イケメン幼馴染は年下彼氏くんを見誤っていたようです
木々は彩られ、雪が積もり、地面は凍る、十二月。
「さっむ……」
学校からの帰り道。
おっと」
足を滑らせて、転ぶ……
「危ないっ」
その前に、手を掴まれる。
「足元気を付けないとってさっき言ったでしょ?」
「……いいよ、そこまで過保護にしなくて」
俺は、その手を振り払う。
「もう……」
「俺だってもう高校生なんだぞ。ちょっと滑ったくらいじゃ転ばないよ」
「なんか、弟みたいな感覚抜
私はきっと、その香りを思い出して、
「ねえ、たばこ」
「ああ、悪い。ベランダで吸うわ」
付き合って、二年になる彼。
何度注意しても部屋でたばこを吸おうとする。
「たばこって、どんな味なの?」
「うーん……なんだろうな……」
彼は、たばこを一度口から離して。
「大人の味、かな」
子どもみたいな笑顔を向けた。
そして、
「なにそれ」
と、困惑する私を一人部屋に残してベランダに出た。
ベランダの明かりに照らされて、夜の闇
年下幼なじみを夏祭りに誘ってみた。
俺には、年下の幼なじみがいる…
家が隣同士で、小さい頃からよく遊んでいた妹のような感じだと思っていた…
だが最近は…
ガチャ🚪
〇)…はぁ、なんで人のベットの上で寝てんだよ奈央
奈)え〜いいじゃん〜♡
〇)まぁいいけどさ…とりあえず、着替えるから出てけ
奈)動きたくないよ〜
奈央を持ち上げて、部屋の外に出す
奈)…おーい!!!!
ガチャリ
〇)…///
奈)むぅ…///
クラスでヤンチャで有名な〇〇君が甘えたいことを知ってしまったので甘えさせようと思います。 第1話
「はぁ…なんで私が。」
私の名前は五百城茉央。
クラスで委員長しているのだがその選択が仇になってしまう自体が起きてしまった。
今日学校に行くといつもよりずっと静かだった。
私は気づいた。
1人の生徒が休んでいることに。
いつもは"彼"がいるからクラスがあんなにも煩いのかと感じさせるほどに。
『今日は〇〇は休みだ。』
先生がそう言った。
『〇〇休みかぁ〜。』
『今日はつまんないな
クラスでヤンチャで有名な〇〇君が甘えたいことを知ってしまったので甘えさせようと思います。 第2話
俺の名前は川原〇〇。
いつも通り、東から照らす太陽そして小鳥の鳴き声…
今日も何気ない1日が始まるはずだった。
〇:はぁ…なんで弁当作ってないんだよ。
これまではお母さんが弁当作っててくれたのにいきなり作ってないって言われました。
〇:仕方ないから購買で買うか。
そう小言を零し、僕はとぼとぼと通学路を歩き出した。
その後は特に何事もなく学校に着き。
そしてとぼとぼと廊下を歩き教室に
クラスでヤンチャで有名な〇〇君が甘えたいことを知ってしまったので甘えさせようと思います。 最終話
俺と茉央が付き合い始めて数週間たったある日のこと…
茉:〇〇…あ〜ん…//
〇:あ、あ〜ん…//
これは何回しても恥ずかしくなぁ。
そういえば、前に"あーん"されるのが恥ずかしいから自分で箸を持って来たことがあったんだけど…
〇:茉央。今日は箸持ってきたからあーんは大丈夫だよ。
茉:えぇ…。あーんしたかったのに。
「しゅん…」という効果音が聞こえて来そうにほどに落ち込む茉央。
〇: