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バイリンガル日記

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日々のことを日本語と英語で。残念なことに英語の勉強にはならない気がします...ごめんなさい。
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2020年1月の記事一覧

言葉を変換する脳、がんばって。

本当に毎日どうでもいいことを書いている。 毎日どうでもいいと思われることを書いているのに、それでも読んでくださる方々へ。ありがとうございます。 何度もスタートしては数日で諦めてきたnoteですが、今回(1月1日からの29日間)はなぜか続いているんです。自分でも理由がわからないのですが、おそらく「どうでもいいことを書いている」からではないかと思っています。 特に役立つわけではなく、知っていても知らなくても生活の質は変わらないようなことばかりを書いています。 でも今月、気

彼女とか、できた?の英訳。

今日、町屋良平の小説『ショパンゾンビ・コンテスタント』を読みはじめた。タイトルの意味はまだ見えてこないけれど、音大でピアノを勉強していた主人公「ぼく」が中退を決め、ピアノもやめバイトをしながら小説を書き始めた、というところから話は始まる。 そんな彼と弟との会話に心が「じん」という音を立てた。 以下がその会話だ。 「表現ってなんかおれはよくわからないけど、あにきのような人間はなにもやらないでいるわけはない」 と、いやにきっぱりした口調でいった。 小説をかいていることは

心を落ちつかせてくれるもの。

朝、起きたら9時を過ぎていた。最近は朝起きて「ここどこ?」と思うことが多い。深く眠れる夜がありがたい。昨夜参加させてもらった会社の新年会を思い出す。人生の中でも大きな出会いは、3年前の会食で偶然隣りあわせになったところから生まれた。それがこうしてお仕事につながり、人と人とのつながりに育っていることを幸せに思う。少しだけ浸って、起きる。 I woke up this morning and it was past nine. I remembered that last ni

たまには本当にバイリンガル日記。

今月の頭に「バイリンガル日記を始めます」と言ってから毎日noteを書いてはいるものの、全く「日記」っぽくないので、今日は本当にbilingualな日記を。 I announced at the beginning of the month that I would start a bilingual diary, but while I've been writing everyday, it hasn't really been a diary, so today I w

アリシア・キーズと歌い続ける。

さて記事を書こうとパソコンの前に座り、イアフォンをはめてSpotifyを開いた。 日本語の文章を書くときは洋楽、英語の文章を書く時は邦楽を聴く。インストラメンタルも最強。 今日たまたま聴いたのは今月発表されたアリシア・キーズの新曲だった。タイトルは「Underdog」。 何度もリピートで聴いているうちにもともと書こうと思っていた内容は吹っ飛び、アリシアについて書きたくなった。 考えてみると私はかなり彼女の音楽に救われてきた。20代の頃、涙を流しながらリピートし続けたの

今のところ毎日noteが書けているようだ。

 毎日noteを書く、というテーマの記事を読むのが大好きだ。 みなさんがどのような感覚で、どのような目的があって、noteとどのような向き合い方をしているのかを知るのが楽しく、勉強になる。 毎日noteを書いている人の多くは、どこかで「毎日書かなくなる」というステージにも辿りつく。それはごく自然なことで、その卒業の仕方にもいろいろなリズムや言葉や納得があって、読むとまた心が少し柔らかくなる気がする。 数年前にこの note アカウントを作ってから、私も何度かこの「毎日更

英語に「お疲れさま」はないと思っていた。

「TGIF」なんて古い言葉、もうあまり使われないけれど、毎週金曜日になると心の中でガッツポーズをしながら唱える。 T・G・I・F・! アメリカのレストランチェーン(TGIフライデーズ)の名前にもなっているイニシャル、そもそも「TGI」ってなに? 昔はよく周りの大人たちが言っていたなぁ。 スーパーのレジのおばちゃん、ジムですれ違った人、ガソリンスタンドのおじちゃんとかも。 挨拶がわりの「TGIF!」、あちこちで聞こえたり目にしていた。 TGIF=Thank god

アメリカのファッション誌の編集長になった日本にルーツを持つ女性。

アメリカのメジャーなファッション誌のひとつ『マリ・クレール』の編集長に、日本人の両親を持つAya Kanaiが就任したことが去年末に発表され話題となった。 1937年にフランスで創刊された『マリ・クレール』は現在29カ国で刊行され、日本では2012年より『マリ・クレール・スタイル』として復刊されている。 VOGUE誌、ELLE誌、Harper's Bazaar誌と並ぶMarie Claireが初めて編集長にアジア人を迎えたことは、出版業界、ファッション業界以外でも多くの人

完璧を目指さなかったらどうなるだろう。

何年ぶりになるのだろう、今日はライティングの「塾」を一緒に受けた仲間のライターと久しぶりにランチをした。席に着いてからの二時間、話は途切れることなく時間はあっという間に過ぎ、B1フロアのお店から地上に上がったときにはすっかり夕方の空になっていた。 彼女は独学で2年間英語を勉強してきて、その中での気づきや最も苦労するポイントを教えてくれた。 会話の中で、とても印象に残ったのがこの言葉。 「日本人は英語を勉強する限り、ネイティブにならないといけないと思ってしまう。ペラペラ話

ベッドから起き上がる瞬間に一日は決まる。

I woke up on the wrong side of the bed、と私は言った。 友達とのランチで、彼女に会えることはとても嬉しかったのだが、その日は朝から正体不明なもやもやが心を覆っていた。 理由はわからない。ただ、まとわりついていくる。 I woke up on the wrong side of the bed。 「え、それ!どういう意味!?」と友達はケラケラと笑った。 天気、体調、仕事の焦り、理由は様々だが、起きた瞬間からなんだか気分がスッキリし

ひとつのことに賭けるのか、複数のバスケットを持つか考える夜。

Put all your eggs in one basket、というフレーズがある。 頭に「Don't」をつけて、「Don't put all your eggs in one basket」と忠告するような使い方をすることが多い。 今日アメリカの知人とチャットしているときに自分で書いて「変なフレーズ」と思った。初めて使うわけではないけれど、今年に入ってから日記を書いている(書こうとしている)から、今日に限って「変だ」と思った。 直訳すると「全ての卵をひとつのバスケッ

終わってほしくないアイオワ日記。

日記を書き始めてから、独り言が多いことに気がついた。 日記に何を書けばいいだろうと考えて過ごしながら、日本語のフレーズをあれこれトライアンドエラーしている(ほとんどエラー)。まだまだ、その日の出来事と自分の考えがちょうどいい具合に交差するポイントが見つからないでいる。 日記で言えば、今読んでいる滝口悠生さんの『やがて忘れる過程の途中』がとても面白い。アメリカのアイオワ大学で毎年行われているインターナショナル・ライティング・プログラムに去年の夏、日本の作家として招待され、他

2019年、心をつかまれた本。(英語の場合)

今年の読書ライフは、なかなかハードなスタートを切った。 読みたい本は山ほどあるのに、山ほどあるからか、どの本を開いてもしっくり来るものがなく「あれも」「これも」と色々読みはじめては最後までたどり着かない。 先ほどインスタで「今年6冊目読了!」という投稿を見て「うそー」と思った。比べるものではないけれど、一日一冊ペースが羨ましい。そのグルーブというか、フローに似た状態が羨ましい。 とにかく一冊ずつ、読み終えていこう。 先日こちらで、2019年に読んだ日本の小説ベスト5を

日本にいながら、いつもいつでも英語に触れられる時代。

日本に住みながら、こんなに英語に触れるチャンスが溢れる時代が来るとは想像もできなかった。 15年ほど前に社会人として初めて日本に住んだ頃、英語に触れたくてもなかなか触れられず、LAの実家から送った段ボール箱いっぱいの洋書と海外ドラマ(その頃はSATC)や映画のDVDを繰り返し観ていたのを思い出す。 休暇でアメリカに帰ると呼吸をするように英語の本を買い、新聞や雑誌を読み、LAの映画館へ通い、テレビを見まくった。スカイプもFaceTimeもZoomもない時代だったので、地元の