英語に「お疲れさま」はないと思っていた。
「TGIF」なんて古い言葉、もうあまり使われないけれど、毎週金曜日になると心の中でガッツポーズをしながら唱える。
T・G・I・F・!
アメリカのレストランチェーン(TGIフライデーズ)の名前にもなっているイニシャル、そもそも「TGI」ってなに?
昔はよく周りの大人たちが言っていたなぁ。
スーパーのレジのおばちゃん、ジムですれ違った人、ガソリンスタンドのおじちゃんとかも。
挨拶がわりの「TGIF!」、あちこちで聞こえたり目にしていた。
TGIF=Thank god it's Friday
やっと金曜日!金曜日だよ〜!
英語には「お疲れさまでした」という言葉がないと思っていたけれど(Job well doneとかgood jobは謎の上から目線)、そうか、「TGIF」は「お疲れさま」だったのだ。
一生懸命働いている人に言いたくなる。
「今週も1週間、お疲れさま!疲れたね!」と一言で共感できてしまう。
前は確かにそうだった。
でも最後にTGIFなんて聞いたのはいつだろう。
ここ最近は企業ではなく個人で仕事する人も増えているし、時差など関係なく仕事ができるし、24時間繋がっていようと思えば繋がっていられるし、終わりのない働き方をする人が増えている。
Fridayという区切りが、区切りでなくなってしまっているのだ。
「TGIF!」と言っても「Not for me! (私は違う!)」と返されるケースのほうが増えてきた。
そうなると必要のない言葉は消えていくんですよね...(レストランの名前だから消えないけれど)
ちょっとエイティーズとかナインティーズっぽい言葉だけれど、休んでね、という意味も込めて伝えたい。
TGIF。
今週もお疲れさまでした。