完璧を目指さなかったらどうなるだろう。
何年ぶりになるのだろう、今日はライティングの「塾」を一緒に受けた仲間のライターと久しぶりにランチをした。席に着いてからの二時間、話は途切れることなく時間はあっという間に過ぎ、B1フロアのお店から地上に上がったときにはすっかり夕方の空になっていた。
彼女は独学で2年間英語を勉強してきて、その中での気づきや最も苦労するポイントを教えてくれた。
会話の中で、とても印象に残ったのがこの言葉。
「日本人は英語を勉強する限り、ネイティブにならないといけないと思ってしまう。ペラペラ話せない自分が恥ずかしいから、話さない」
でも恥ずかしがって話さないからペラペラにならない、と言う。
その心理はとてもよくわかるなぁ、と思った。私は「出川哲朗式にぶつかっていけば絶対に相手に伝わるし、英語も話せるようになっていく。英語に関しては、相手を圧倒させたもん勝ち」というところがあると思っている。でも言うのは簡単。Easier said than done.
失敗を(わかっていて)繰り返すことは、本当に心が強くなくてはできない。
アメリカのベストセラー本「The Artist's Way」で読んだことを思い出す。
映画の勉強をしているひとりの学生がジョージ・ルーカスの「STAR WARS」に憧れて「STAR WARSのような映画が撮りたい」と思っている。でもイメージ通りに映画製作が進まず、やっぱり自分には映画を作る才能はない、と決めてしまう。
でも映画スクールに通う学生が比べるべきなのは(誰かと比べてしまうのであれば)、ジョージ・ルーカスの「STAR WARS」ではなく、ジョージ・ルーカスが学生の頃に撮った学生映画なのではないか。
その本を読み返す度に「あそうだ」と思い出す。(すぐに忘れてしまうから)
イメージとして「ネイティブになる」というのを一旦横に置いておいて「出川哲朗」をイメージしてみたら、英語の学習はどうなるのだろう。そんなことを思ってみた。
友達も「そう!本当にその通りだと思う!」と出川哲朗で意見が一致した。
あの人は、本当にすごいと思う。