#117 何も考えたくない時の、心の休め方
もう何も考えたくない…
こんな状態になった時、あなたはどうしていますか。
何も考えたくない状態というのは、
自分で判断したり、決断したりということを
拒否している状態です。
大小問わず、決めるのが面倒になって
誰かに任せたくなってしまう時、ありますよね。
「○○をしたい」
「○○をやらなきゃいけない」
そんなことで頭はいっぱいなのに、
考えるもイヤになって、何も行動しない。
何も考えたくないときをじっと耐えれば、
やる気が戻ってくるのなら問題はないですが、
「やらなかった自分への後悔」
でさらに落ち込んでしまった、という話も聞きます。
こんな時、どうすればいいか。
今回は、何も考えたくないときに
どのように自分と向き合えばいいか、お伝えします。
1.何も考えたくないと思うメカニズム
臨床心理士によると、
(1) 心身ともに疲労が溜まっているとき
(2) 自分で考えてもうまくいかないとき
(3) 事実を受け入れがたいとき
に何も考えたくないと思うそうです。
特に日本人は、真面目で責任感をもちがちなので、
この状況に陥ることが多いようですね。
中でも、どんな時に上記のような状態になるか、私なりに
考えてみました。
2.何も考えたくない時の思考パターン
私は、大きく2パターンあると考えています。
✓ 必要以上に考え過ぎている
✓ 考えたくないことを、考えなければいけない
(1) 必要以上に考え過ぎている
過去の出来事か未来のこと、あるいは他人のことについて
考えすぎてしまうことが多いです。
例えば、
・○○さん、怒ってたよ、と言われて落ち込む
・このまま○○さんと結婚できるかな、と毎日考える
このように、今この瞬間に答えが出ないこと。
今考えて答えが出るはずのないことを考えても、
答えは出てこないので、どうしても考えすぎてしまいます。
(2) 考えたくないことを、考えなければいけない
実際に考えなければいけないことが、
多すぎる時も、考えすぎてつらくなります。
例えば、
•勉強したくないけど、勉強しなければいけない
•仕事を覚えなければいけない
このように現実的な話でも、
「やらなければいけないことが多すぎる」
状態であれば考えるだけで疲れてしまいます。
3.シンプルな心の休め方
先程の思考パターンから、こんなことをすれば
心が休まるのではないか、と思いましたのでご紹介します。
✓ 考える量を減らす
✓ 考える内容を変える
✓ 考えずに没頭する
(1) 考える量を減らす
考えすぎなら、考える量を減らせばいい。
シンプルに、そんな考え方です。
自然に考える量を減らすのは難しいので、例えば、
・本当に会いたい人にだけ会う
・やりたくないことを減らす
など、意識的に自分から減らしましょう。
表面上の付き合いを減らすだけでも、
結構考える量を減らすことができます。
仕事が多すぎたら
「今日はここまでにしよう」と決めて
自分で量を調整してみましょう。
(できなかったら上司に相談しましょう。)
少しでも自分の負担を減らして、
考える量を減らしましょう。
(2) 考える内容を変える
量を減らしたら、次は質を変えましょう。
考える内容を「今、考えて答えが出せそうなもの」
に変えていきましょう。
今考えても答えがでないようなことは、
考えてもキリがありません。
「明日○○さんに直接聞いてみよう」
これで、一旦考えるのをやめて、
別のこと、やりたいことを考えましょう。
やりたいことをするといっても、
日常の小さなことでいいんです。
今日のお昼はおいしかったな、でもいいですし、
家に帰ったらあのゲームやるんだ、でもいいです。
楽しいことを考えるようにしましょう。
(3) 考えずに没頭する
楽しいことを考えたら、次は行動あるのみです。
今の気分に沿った行動、今の気分を満たす行動を取って、
今この瞬間に没頭しましょう。
なにかに夢中になって、
「楽しい、嬉しい、幸せ」
こんな気持ちになれたら心が少し休まった証拠になります。
考えることは大事ですが、考えすぎたら
楽しいことで脳内をリフレッシュ。
あなたが実際に「楽しい」と感じることが大切です。
それだけで、心が少し軽くなりますよ。
4.まとめ
いかがですか。
今回は、「何も考えたくない」と思ってしまった
あなたに向けて記事を書きました。
きっと色んなことを考えすぎて、少しお疲れだと思います。
でも、そんな時は「考える」よりも「楽しいと感じる」
ことを大切にしてあげてください。
それだけで、心が少し軽くなります。
最後に、「信頼できる人と繋がること」も大切です。
何も考えたくない時は、ひとりになりたいと思うものです。
それはもちろん大切ですが、長引くと孤立してしまうことも。
信頼できる人と繋がっておいて「今ちょっと大変なところ」
「少し落ち着いたらゆっくり会おう」と伝えておくと、心強く
いられます。
今回の記事が、何かのお役に立てば嬉しいです。
今回はこれで終わりにします。
ではまた。
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