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kuriのあたまのなか

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普段の生活を通して感じたことや、考えたことをまとめています。
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記事一覧

「置かれた場所で咲きなさい」が言いたいことってさ、

「置かれた場所で咲きなさい」が言いたいことってさ、

特に何か考えていた訳では無いですが、いつも通りネットサーフィンをしてたまたま目に映ったのを思い出したのだろう。「置かれた場所で咲きなさい」という言葉がふと頭の中に降りてきて、思うところもあったのでその意味を考えてみることにする。

昨年度までお務めされていた上司は、私の我儘に付き合って(本当に感謝しかない)、よく耳を傾けてくれた。
そして、「どうしたい?どうなりたい?」と聞き出して、解決法を明示し

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僕は、大人になれない/備忘録

僕は、大人になれない/備忘録

最近考えていたことについて、ある方とのやりとりを覚えている範囲で残しておこうと思う。苦しさの正体が見えてきたが解決策がないことが分かった。誰かに何かが少しでも伝われば、そして誰かにとって何かの支えになれば、嬉しく思う。

決して僕の言葉ではありませんが、
すべてを代弁してくれた僕の言葉です。

同じ境遇のひとへ

絶望しながら生きていますか?

絶望を内包しながら生きています。
少なくとも絶望だけ

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インサイド・アウトサイダー

インサイド・アウトサイダー

2021.03.24、雲ひとつない晴天、肌寒い日、キッチンから

冷たい床に融解する爪先、人肌の腕時計、境目のない水平線、酸素、換気扇の音、容れ物の身体、浮遊する頭は小脇に抱えられ、踊る指先はスマホの上に、無観客の演劇。

絶望

死に至る病

日本という外国

摂理

無力

欲望に愛はない

貪り食うふたり

怒る反応

獣は艶紅に染まる旗を自らの意思で揺らし続ける

解けないパズルはいまもバ

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愛とは

愛とは

~追記~~~~~
いくら丁寧に書いても理解されないひとにはされないことが分かったので、瓶につめたお手紙を海に流すような心持ちでいます。文章がねじ曲がって伝わるのをいくら嫌っても、やっぱり無理なものは無理なようです。あと、淘汰されるのも嫌なので。

ありふれた薔薇の海に投げ込んで淘汰させた。
死んでも死にきれないページは101本目。

きちんと読んでくれてアクション起こしてくれた方もいました。この文

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どこ?

どこ?

自分がいなくなる感覚がある
それも、ずっと昔から。

おそらく自分は、いま操縦している“自分”と、常に“もうひとりの自分”という監視人を置いていて、その監視人は“ふたりが統合した部分”において圧倒的な支配力を持ってる。“監視人”は“自分”の理性を司っている部分で、それでいいの?それでいいの?と何度も何度も聞いてくるように思える。良心なのかは解らないけど、正しくあろうとする呵責に近いと思う。間違った

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怒りの構造

アンガーマネジメントについて現状の見解を一旦まとめておく。アンガーマネジメントの知識がある前提で進める。誰かにとって有益なものになれば嬉しく思う。

日常生活においても怒りを感じる場面は多々あると思うが、それらの怒りは自分自身に向けていることが絶対条件である。自分自身に向けた怒りは、向上心や対抗心に昇華される。
怒りは反応によって引き起こされる二次感情であることは有名すぎる話だろう。怒りは小さなス

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自販機

自販機

たとえば、見飽きた陳列棚の前で腹を満たせるものを探しているとき。
たとえば、見飽きた陳列棚の前で喉の渇きを潤せるものを探しているとき。
たとえば、見飽きた陳列棚の前で似合う服を探しているとき。
たとえば、見飽きた陳列棚の前で

あのひとが選んでいたからという理由だけで同じものを手に取ったとして、…先の不調が思案される場合には自分が介入するが、しかしそんな場面に遭遇するたびに自分自身の実在的な存在の

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没頭

没頭

たびたび語っている虚無感について、打開案はないかとしばらく考えていた。ひとつの到達点に辿り着いたので残しておこうと思う。

答えから言うと、没頭する力があるかないか。
集中力とは少しニュアンスが異なっていて、その場に集中が出来るか。言い方を変えれば、盲目的になれるか、精神をそれだけに100%向けられるか、無我の境地にいちはやく立てるかといったところか。マルチタスクができてしまう器用貧乏な人間や、或

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言葉

言葉

言葉の不自由さについて思案する。

例えば、同じ言語であっても上手く伝わらない場合がある。話し方の抑揚だったり、言い回しだったり、または長話であるほど伝えたい本質部分が薄れてしまうからであろう。一体何が言いたいんだろう、と思う。
受け取り側の目線に立つと、相手の表現から自分の言語に落とし込むまでに、解体して再構築するまでの理解を挟む必要がある。そのやり取りには「この理解で間違いはないですか?」の確

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屍の再発明

屍の再発明

いち理想論者として、生意気ながら、個人的な教育思想について語ってみようと思う。それから自分自身の仕事との向き合い方の一部であるとも言ってきたい。
いまだ桃源郷を夢見る馬鹿な若造の戯言になります。

まず語り手の立場経歴を説明させて欲しい。仕事をしていて、もちろん最初に教わる立場、ありがたいことに教える立場、実践として自立した立場、そして再び教わらなければならない立場、といった割と稀有な経験を積んで

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不平等性について

結局は、自分の認識している現実世界と、所謂世間の目と言われる視点にある現実世界との乖離に悩んでいると言っていいだろう。いつまでも大人になりきれないのである。幼児がお菓子コーナーの前でいつも駄々をこねている。
基本的に他人の身に起こったことに対して一喜一憂することは無い。しばしば冷たい人間だと思われる場合がある。普通に過ごしているだけで相手の気持ちが伝わってきてしまうために、いやもしかすると一部だけ

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SS | ひとしずくの愛、毒の残滓

 きみにとって、きみを彩った数々の物語のうち最も価値のあった出来事は一体なんだったか、教えてくれないか。

わたしにとって、わたしを彩った数々の物語のうち最も価値のあった出来事は、そのどれもをわたしが体験したことにあるのよ。

きみにとって、体験が物語の始まりになるのかい。

いいえ、わたしの物語はきっと、あそこに山積みにされた人形たちにさせたものと同じ。ただ緻密に練られた簡単な物語を追体験してい

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自己の発生と認識の考論

私は私の人生に対しての責任をあまりに重く捉えていたのかもしれない。過剰なほどに自分自身を意識していないと、自分自身を見失ってしまいそうな感覚がいつもあった。世間的にいえば自意識過剰な状態と言えるだろう。

人間関係に焦点を当てて話を進めてみたいと思う。
私には友達と呼ばせてもらう相手がいると私自身は思っている。しかしそこには、信頼出来る相手も顔馴染みも会っただけという関係も垣根は比較的薄いと感じて

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真昼のトロイメライ

生に対しての執着が薄く、死への抵抗が一切無い。幼い頃から今の今まで根源的な欲求を抑圧されてきたように思う。
積極的に生死のどちらにも偏れないまま生まれた惰性で生き続けているのは、おそらく横暴な人間に気付きを与えるためであるように思う。世界にとっての純粋悪は自然と滅びて当然だと思っていて、私が私を蔑ろにするのは純粋悪に迫害されて迎える死が怖くないからなのだろう。

私の身勝手な理由で目に見えない相手

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