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トラペジウム

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映画版の東ゆうはすこしばかりキャラが違う


はじめに 東ゆうは狂気を孕んだキャラクターだとされる。けれども実は、映画版の東ゆうは、他の媒体の彼女と比べると、より「優しい」キャラクターとして描かれているように思える。

 この違いは、映画の東ゆうの内面が語られないことから生じてくる。小説およびノベライズ版は、ゆうの内面描写によって、彼女のキャラクターを方向づける。たいして、映画はその媒体の制約上、そういった内面描写が省略される。

 そのた

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C104頒布『トラペジウム』の時系列

C104頒布『トラペジウム』の時系列

・A5/本文8ページのコピー本相当のPDFです。
・サークル「生八ツ橋の王国」コミックマーケット104発行物と同様です。
・boothで頒布しているものとも同内容です。
・コミックマーケット104発行物にあった誤字脱字部分は修正しています。
・左綴じで冊子印刷することで小冊子になります。
・(一応)無断転載・複製・複写・再アップロード等を禁止します。

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連載版トラペジウムを読む方法(全国対応)

連載版トラペジウムを読む方法(全国対応)

結論・要旨

・小説『トラペジウム』の「ダ・ヴィンチ」連載版は一読の価値がある
・連載されていた「ダ・ヴィンチ」各号をいまから買い揃えるのはオススメしない
・読むだけなら、大きい図書館でコピーさせてもらうのが一番
・必ずしも国立国会図書館に行く必要は無い
・安くて近い都道府県立図書館(等)がオススメ→ガイドを用意した
・もちろん国立国会図書館でもOKだし、入手困難を承知で現物を揃えにかかるというの

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『トラペジウム』連載版 諸データ

『トラペジウム』連載版 諸データ

※ネタバレが含まれますのでご注意。

トラペジウム原作と関連書籍

◇ ダ・ヴィンチ連載版 全14話

◇ 単行本版 書籍化にあたり大幅改稿
       ※現品未入手のため未確認

◇ 文庫版 単行本からの本編改稿なしとのこと
      ダ・ヴィンチ連載時のカラー挿絵集
      書き下ろしエッセイが追録

◇ 角川つばさ文庫版 別著者による映画に準拠のノベライズ

 連載版トラペジウム、逆

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存在しないADV『トラペジウム』スコアタ実況解説動画書き起こし

存在しないADV『トラペジウム』スコアタ実況解説動画書き起こし

アニメ映画『トラペジウム』の極度のネタバレとヨタ話を含むコンテンツです。どうぞ本編試聴済みの方のみお読みください。アニプレックスさんにおかれましては、一刻も早くブルーレイを出すとか配信を開始するとか、はたまたリバイバル上映するとか、よろしく頼んます!(90度お辞儀)
(公開前追記)って書いてたらウオオオオオ!!!12月25日BDDVD発売!!!!!!!!!!!!!
よかった、こんなの書いてトラペジ

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「彼氏がいるんだったら友達にならなきゃよかった」と「近くの人を笑顔に出来ない人が?」から考える、トラペジウムが描いたアイドル像とは

「彼氏がいるんだったら友達にならなきゃよかった」と「近くの人を笑顔に出来ない人が?」から考える、トラペジウムが描いたアイドル像とは

「完成、したね」
「今更だけどね」

X上で度々このシーンの議題が上がるので、元々トラペジウム合同の寄稿文B案として書きかけで下書きに放置されてた物を加筆して完成させました。

アイドルの輝きはア・プリオリではない

東ゆうは『可愛い女の子はアイドルになるべきだ』と心の底から思っている。綺麗な服を着て、可愛い髪型をして、たくさんの人を笑顔に出来る最高の職業なんだからなりたくない女の子なんて居ない訳

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『トラペジウム』上映館を求めて2 淡路島編

『トラペジウム』上映館を求めて2 淡路島編

『トラペジウム』の熱がずっと冷めないので淡路島に行ってきました。近畿からだと意外と近いです。大阪からも神戸三宮からもバスがバンバン出てるし自家用車持ってなくても全然オッケー。たぶん四国からも近い。まだ2回週末があるし、みんな行こう淡路島。

前回の

9/1 洲本オリオンへこの日は洲本オリオンに行くぞー!とずっと前から計画していたものの、令和6年台風10号サンサンの影響により直前で旅行が危ぶまれる

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【トラペジウム感想】東ゆうは、「夢追い人はかっこいい」の究極形である

【トラペジウム感想】東ゆうは、「夢追い人はかっこいい」の究極形である

※特にネタバレ配慮しておりません。トラペジウムを観てください。

ほとんどの映画館で上映終了してもなお、毎日のように「トラペジウム」でパブサを続けているトラペジウム怪人の皆様、こんにちは。怪人ではないものの偶々ここへ辿り着いた皆様も、こんにちは。

かくいう筆者もパブサ等々で感想を漁りがちなのですが、この映画、実はかなり賛否が分かれる作品らしい。そんなのおかしいよ!
自分は完全に「こんな素敵な映画

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