JJJ

今のところ、映画『大怪獣のあとしまつ』の推し活記事がほとんどです。例え、たったのワンシーンだけだったとしてもグッと掴まれて、作品推しになってしまったからには推すしかないじゃないですか。

JJJ

今のところ、映画『大怪獣のあとしまつ』の推し活記事がほとんどです。例え、たったのワンシーンだけだったとしてもグッと掴まれて、作品推しになってしまったからには推すしかないじゃないですか。

最近の記事

  • 固定された記事

華麗ならざるアラタ ー『大怪獣のあとしまつ』に滲むグレート・ギャツビーの残滓ー

 大怪獣のあとしまつの三角関係は無駄で不要なものだったのか? ※各作品のネタバレありです。   映画パンフレット掲載のプロダクションノートにて、三木聡監督はこのように語っている。 > 「人間がやっていることなので、国家存亡の中でも個人的な問題は発生します。キャラクターの外堀を掘っていくことで、物語のリアリティを出そうということです。それに、ちょっとした言動の中で『え?そういうことなの?』と関係性が見えるのも面白いんじゃないかなと」 >アラタと雨音ユキノ、雨音正彦の三角

    • 空想法律読本から読み解く、倒した大怪獣のあとしまつの義務の是非

      ※2024/4/23 に他記事への追記箇所を別途記事化 ※ネタバレ含みます  Xに投稿されてた方の配信を拝聴して、2003年7月刊の「空想法律読本2」(著:盛田栄一)にて怪獣の死体の後始末テーマが取り上げられていたことを知った。 「第6章 ウルトラマン怪獣死体遺棄事件」にて法律の観点からその是非を問うている。大怪獣のあとしまつはまさにこれが実際に元ネタなのでは?とも思われるが、この第6章で問うている主旨は怪獣の死体を放置して立ち去ったウルトラマンの行為の正当性についての検

      • 映画『トラペジウム』に思うこと 走り書き(続)

         映画に限らず何かしらのコンテンツを接種する姿勢だが、大雑把に、 ・「私が観たいものを観せてくれ」 ・「送り手の観せたいものが観たい」 とがあって、どちら寄りで接種するかでそりゃ評価は変わってくる。  映画『トラペジウム』に、“歌を届ける、ダンスで魅せる”王道アイドル映画を、或いはギスギスのさらなる闇と修羅場増量で行き着く顛末までもを期待した層的には、肩透かしだったり不満の残る内容だったとの感想も少なからず拝見する。  それらのなかで私個人が特に見解を異にする要素である、

        • 映画『トラペジウム』鑑賞録

           CM等で見知りはしていたものの観に行く気が全くなかった映画『トラペジウム』を観に行くキッカケになったのは、Xでのとあるdisりポストを目にしたことだった。  作品タイトルは書かれていなかったが、追っかけてる推しの関与したそれが自分の眼鏡にかなわなかったとのことで、<推し愛の行動としては“disってよいあとしまつ”のように公言してdisるべきか我慢して触れないべきかどちらが正解なのか悩んでいる>的なことを記されていた。その物言いにかなりカチンときつつも、当該作がどのような話

        • 固定された記事

        華麗ならざるアラタ ー『大怪獣のあとしまつ』に滲むグレート・ギャツビーの残滓ー

        • 空想法律読本から読み解く、倒した大怪獣のあとしまつの義務の是非

        • 映画『トラペジウム』に思うこと 走り書き(続)

        • 映画『トラペジウム』鑑賞録

          『トラペジウム』連載版 諸データ

          ※ネタバレが含まれますのでご注意。 トラペジウム原作と関連書籍 ◇ ダ・ヴィンチ連載版 全14話 ◇ 単行本版 書籍化にあたり大幅改稿        ※現品未入手のため未確認 ◇ 文庫版 単行本からの本編改稿なしとのこと       ダ・ヴィンチ連載時のカラー挿絵集       書き下ろしエッセイが追録 ◇ 角川つばさ文庫版 別著者による映画に準拠のノベライズ  連載版トラペジウム、逆転して原作者自らによるたっぷりの補足エピソード譚的な読み方ができて面白い。  連

          『トラペジウム』連載版 諸データ

          映画『トラペジウム』に思うこと 走り書き

          ※うー、まとまらん。支離滅裂な走り書き、乱文乱筆何卒ご容赦を… ※ネタバレありです  「主人公の東ゆうがクソでヤバい」  Xでこのような評価が拡散してる当該作品だが、自分の感想としてはそこまで言われる程に突出してヤバいこともなく、レッテルだよなと感じるものの、東ゆうが心底ヤバいクソだと認識してる人もこんなに多いものなのかと。  的外れかもだが、このトラペジウムという作品に自分が感じたのは、原作者がこれまでに過ごしてきてアイドルを取り巻く中で実際に出遭ったり見聞きしてきた事

          映画『トラペジウム』に思うこと 走り書き

          最初からそうしている『大怪獣のあとしまつ』

          ※作品のネタバレに触れています。 『大怪獣のあとしまつ』のオチ(エンドロール直前のやつ)に対して、「最初からそうしろよ!」(💢、失笑、etcetc)との、尺がムダだとの、口を揃えたようなダメ出し感想を今も多く目にする。  一部の特撮ヲタク層的には、まぁ元ネタであろう我らが偉大なる「ウルトラマン」シリーズに対して敬意がない(と断定してる批判層多々有り)のが赦せないとのことで、人によっては当映画が心底癇に障る内容となっているのも実際のところなのだろう。  自分はこれまで複数の

          最初からそうしている『大怪獣のあとしまつ』

          『大怪獣のあとしまつ』ー「最初からそうしろよ!」とのツッコミの是非

          ※2024/10/2 「空想法律読本2」からの引用追記箇所を抜粋別記事化に伴い削除  「禍威獣ガボラの死体を倒したその場で持ち去ったシン・ウルトラマンこそ“シン・大怪獣のあとしまつ”だ(笑)」的揶揄を目にするたびに、「うるせぇ〜、初代ウルトラマン自身はそれこそ一体の死体も片付けてないやろが」と憤っていたが、よくよく考えると自分でも論点がズレてることにあらためて思い至る。  それこそ端から「最初からそうしろよ!」とツッコませるためのオチなので、実際観客のその殆どから「最初か

          『大怪獣のあとしまつ』ー「最初からそうしろよ!」とのツッコミの是非

          『GAMERA -Rebirth-』雑感覚え書き 〜ガメラ・リバースはこれまでの怪獣作品のウルティメイト・プラズマ的集約ブローか?

          ※2023/9/17 改編追記 私個人が観ての独断と偏見の雑感と私見です。 思いついた順にとりあえず書き殴ってます。 ※ネタバレありです。 『GAMERA -Rebirth-』、自分の好みに合う点、合わない点、どちらも当然あったが総じて面白かった。  シンゴジにせよアニゴジ三部作にせよゴジラSPにせよハリウッドゴジラにせよあとしまつにせよシン・ウルトラマンにせよ、その他数多の怪獣作品を礎にその良しも悪しもとことん咀嚼したうえで構成されてる作品だと感じている。酷評の多かっ

          『GAMERA -Rebirth-』雑感覚え書き 〜ガメラ・リバースはこれまでの怪獣作品のウルティメイト・プラズマ的集約ブローか?

          初代ウルトラマン各話の、倒した怪獣の死体のあとしまつ記録

          初代ウルトラマン全39話に於いて、 ・倒した怪獣、宇宙人の後始末をウルトラマン自身がどうしたか ・正体を隠す理由、或いはすぐには変身しない理由に関しての説明描写が有るか を実際に視聴して自ら確認のうえ記録しました。 ※それ故、当然ネタバレ有りになります。 第1話 ベムラー   ・スペシウム光線により爆散 放置  ・説明描写なし 第2話 バルタン星人  ・スペシウム光線により焼殺 放置   宇宙船を宇宙に運び去る(爆破した模様)  ・説明描写なし 第3話 ネロンガ

          初代ウルトラマン各話の、倒した怪獣の死体のあとしまつ記録

          大怪獣のあとしまつと、ウルトラマンによる後始末事例

           大怪獣のあとしまつへの対比として、シン・ウルトラマンの禍威獣ガボラの死体処理を「これこそシン・大怪獣のあとしまつ」と絶賛するツイートを多見するに及んで、それなら元祖ウルトラマンは実際どのくらい後始末をしていたのだろう?と気になり、調べてツイートしたものを今回まとめました。 ※取り上げている以外のシリーズ作品(ウルトラマンA以降など)に関しては未確認 ※以下、取り上げた作品のネタバレに言及していますので閲覧ご注意。 近藤隆史氏のツイートより  柳田理科雄氏の考察記事によ

          大怪獣のあとしまつと、ウルトラマンによる後始末事例

          前々掲載記事改稿:空想特撮映画『シン・ウルトラマン』と、空想特撮シリーズ『ウルトラマン』との最も大きいと考える相違点

          2つ前の記事の内容を改稿したものです。 ※映画本編、関連作品のネタバレを具体的に書き綴っています。まだ鑑賞されておられない方はこの先読まれませんよう。  怪獣特撮映画において、「シン・ゴジラ」は祝福であり呪いとなってしまったのだなとつくづく思う。シン・ゴジラ有りき、シン・ゴジラ基準の観客を考慮に入れておくことが必須となり、怪獣の登場する新たな特撮映画作品においては個々の作品として切り離しての評価を得ることはもはや難しく、どのような形であれシン・ゴジラを抜きには良くも悪くも

          前々掲載記事改稿:空想特撮映画『シン・ウルトラマン』と、空想特撮シリーズ『ウルトラマン』との最も大きいと考える相違点

          『シン・ウルトラマン』『大怪獣のあとしまつ』でセクハラ、下ネタとされるシーン一覧

           両作品においてそれぞれ、「セクハラでは?」、「下ネタ」などと指摘がされているシーンを拾い上げてみました。 ※リストアップのみでこれらへの個別の見解は載せておりません。 ※過不足があったらご容赦ください。(大怪獣のあとしまつに関しては洩れなく網羅できていると思います。該当していると思われるものだけで、政治関連ネタなどについては今回含めていません。) ※2022/5/21 <蛇足>全文削除しました。 <『シン・ウルトラマン』における該当シーン> ※ネタバレを具体的に書

          『シン・ウルトラマン』『大怪獣のあとしまつ』でセクハラ、下ネタとされるシーン一覧

          『シン・ウルトラマン』感想綴れ書き 一般層の怪獣映画への造詣のアップデート

           公開初日も含めて2回鑑賞。劇場にまた観に行くかはわかりませんが、円盤ないし配信に来たら何度も視返すであろうくらい自分は面白かったです。  ※映画本編、関連作品のネタバレを具体的に書き綴っています。まだ鑑賞されておられない方はこの先読まれませんよう。 <アバンタイトル〜ネロンガ戦前まで>  冒頭、元祖ウルトラマンのアバンタイトル再現でウルトラQの文字か?と思わせてからの「シン・ゴジラ」次いで「シン・ウルトラマン」のアバンにおお〜っとなった。ウルトラQと元祖ウルトラマンと

          『シン・ウルトラマン』感想綴れ書き 一般層の怪獣映画への造詣のアップデート

          『大怪獣のあとしまつ』の後始末テーマと先駆的作品との比較

          ※2024/9/8  ・追記 「ヴォーグマン」 ※この作品ほかのネタバレを具体的に書き綴っています。各作品を未鑑賞、未読の方は読まれませんよう。  怪獣が倒されたあとの話 残された死体の後始末に絡む作品 大怪獣のあとしまつのコピーから抜粋 「この国では、多くの大怪獣がヒーローに倒されてきた。しかし、倒された大怪獣の死体処理は今までどうしていたのか?  これは、誰もが知る大怪獣の誰も知らない死んだ後の物語」 「この死体、どうする?」 「誰があとしまつするのかな〜?」 「

          『大怪獣のあとしまつ』の後始末テーマと先駆的作品との比較

          『大怪獣のあとしまつ』 公開6週目の考察

           公開5週目最終日に4回目鑑賞、『シナリオ 2022年4月号』掲載の大怪獣のあとしまつのシナリオを参照しながら、つらつらと考察してみます。  創り上げるのにこれまでどれだけの苦労があろうが工夫を重ねようがそのような事情は考慮されるべきではなく「出された作品が総て」という意見がある一方で、作品外の宣伝やインタビューやコメント内容がモロに作品の評価にどんどん加味されていくのも多く目にしている。どちらかが間違ってるわけではなくどちらも、その他多彩な評価軸があることは矛盾しないと思

          『大怪獣のあとしまつ』 公開6週目の考察