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成長・学習・教育

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仕事または日常における成長や学習に関する私見をまとめました。
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仕事における言語学習の必要性(注:英語やプログラミングとかの話ではない)

仕事における言語学習の必要性(注:英語やプログラミングとかの話ではない)

介護未経験で入職してきた方は、当然ながら知らないことが多い。
別にそれは問題ではない。1つ1つ覚えていけばいいことだ。

教えてもらいながら、そして自分で勉強しながら身につけるしかない。
私もそうしてきたし、現在も続けている。

私は新しい環境で今まで知らないことを学ぶとき、軸にしていることが1つある。

それは「全体像を知ること」と「言語を学ぶ」とういうことだ。

前者は、その業界がどういう成り

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褒めることも大切だが、指導や注意も大切。

任せてみることも大切だが、状況を俯瞰して
具体的に指示することも大切。

失敗へは「なぜ」「これから」を一緒に考える。

教育もまた人間関係、”支え合い”なのだと思う。

移乗介助が苦手なのは当たり前。それは介護者が日常でやっていない動作だから

移乗介助が苦手なのは当たり前。それは介護者が日常でやっていない動作だから

介護では「移乗」という介助がある。

身体状態から単独では移動することが困難な高齢者に対して、介護者が行う動作支援の1つである。

例えば、ベッドから車椅子で移動して、トイレで排泄を済ませたらまたベッドに戻るというケースを考えてみると、次のようになる。

――― まず最初の移乗は、ベッドから車椅子に移る動作である。
――― 車椅子でトイレに向かい、今度は車椅子から便器に移る。
――― そして排泄を

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小さな一歩でも、行動することは大切。
その行動が、思わぬところでつながるかもしれない。

だからこそ、行動力はあったほうが良い。

しかし、自分の行動力を他人に自慢しなくてもいい。
まして、行動しない他人を責めることも違う。

ただひたすらに、自分の生き方として行動するだけ。

基本を学ばずに方法や充実感を求めても遠回りなだけ

基本を学ばずに方法や充実感を求めても遠回りなだけ

すぐに「どうすればいいですか?」と聞いてくる人がいる。

聞かれた側は「こうしたら?」と回答する。

しかし、聞いた側は「そうではなくて~」とさらに聞いてくる。

――― このような食い違いが起きる原因は分かっている。

「どうすればいいですか?」と聞いてくる人は即効性のある方法を求める。

一方、「こうしたら?」と回答する人は、基本を軸にアドバイスする。

しかし、即効性を求めている人は基本なん

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成功を「自分だけの力で成し遂げた」と思うほど痛い姿はない

成功を「自分だけの力で成し遂げた」と思うほど痛い姿はない

介護の仕事は、オムツ交換や入浴介助などの肉体業務もあれば、利用者(高齢者)とともに掃除や洗濯をすることもある。

本質的な意味では、コミュニケーションこそ介護の仕事とも言える。ご家族などの関係者とのやり取りも介護の役割である。

このように「介護」という仕事は多様・多岐に及ぶが、やはり仕事である以上、うまくいくときもあれば、うまくいかないときもある。

うまくいかないときは、利用者の身体状態による

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「ほめる教育」は本当に良いのか?

「ほめる教育」は本当に良いのか?

介護施設の運営する立場として、介護職員を教育する機会は多々ある。
新人もベテランも定期的な基礎研修は必要だし、間違っていることは立場や年齢問わずに伝える。

しかし、教育する立場の私だって学ぶ姿勢は必要である。教育する立場だからこそ伝える内容に不確実な要素は減らしたいし、できる限り最新の考え方や情報は伝える責務はあると考えている。

そのため、介護も含めた色々な分野のテーマを日々学ぶようにしている

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「怒鳴る教育」が無意味な理由

「怒鳴る教育」が無意味な理由

教育とは難しい。しかし、1つ分かっていることは「怒鳴る教育」は無意味ということ。

と言うのも、人間は怒りや悲しみなどの強い感情をぶつけられると、それだけで脳は警戒態勢に入ってしまうからだ。

例えば、「バカ野郎! 何てことしてくれたんだ!!」なんて言われたら、目をギュッとつぶって体を強張らせてしまう。

このとき脳内では中枢である偏桃体が「危険!危険!」と警告を発し、そこから判断力・情動抑制・理

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英語はペラペラ話すことが目的なのか?

英語はペラペラ話すことが目的なのか?

日本人は英語が苦手らしい。10代から義務教育で勉強する機会があるのに、それを活用レベルまで達することなく社会人になる人が大半だ。

それもそのはず。日本では英語を活用する場面がほとんどない。使う機会がないスキルを修得しても意味がないと思ってしまう。

だから、世の中がグローバル化を謳っても「別に使わないからいいか」となってしまう。

もちろん、しっかり勉強している人はいるし活用している人たちも多く

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スキルアップ・キャリアアップの道標を職場が準備して当然という風潮

スキルアップ・キャリアアップの道標を職場が準備して当然という風潮

求人広告を見ると、賃金はもとより「スキルアップ」や「キャリアアップ」もアピールポイントになっている。

充実した教育制度、資格取得の支援、職務段位といった求職者が自分の将来をイメージできるようなPRをする。

これにより求職者は「ここなら自分を成長できる」と期待して、賃金などと総合的に判断して応募を決める。

特に未経験で応募する場合は「初心者の自分なんかが働いていけるのだろうか?」と不安に思うた

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