- 運営しているクリエイター
#アレクサンダーテクニーク
飛び石、ぽんぽんぽん。
飛び石を伝って歩いたことってあると思います。
何も考えずに、
ぽんぽんぽん、と歩くことは簡単です。
でも、
次の石を見ながら次はここ、と
確認しながら歩くと、途端に
おっとっと、と足幅がわからなくなって
飛び石から外れることになりがちです。
(もちろんわたしのことです)
これって、動画で言っていることと同じで、
頭で考えると、できなくなる。
この練習をしないと、
いったん崩れてしまったら、
わからない、けど安心。
方向性で示されていることを「やる」と
それが起こった時のプチ体験ができるかもしれない。
それはコツと呼ばれるかもしれません。
できるようになれば、
そのコツで体験できたようなことが、
あー、これかー!って実感できます。
わたしはなんとなく、
生徒の安心のためにコツを伝えたりするときがあります。
今やっていることは、
ここに向かうための練習ですよ、って。
できるようになった時に起こることと
明快がいい、ですか?
わかりやすいように、
自分にもわかるように、伝えてほしい。
自分がわからないことがある、って
誰でもそうですよね。
知らないこと、わからないことなんて
無限と言っていいくらいにいっぱいあります。
E=mc²
明快ってこういうことなんです。
これがわかるためには、
相当勉強しないといけません。
まずはこの前提となっているものを
わかって初めて、
なぜこう言えるのかがわかる。
勉強なら普通に
Ready, go!
まっすぐ立つ。
こう言われた時なにかしら今の立ち方を変化させるでしょう。
それ以外できない、というくらいに
自分の中の正しいが出てしまいます。
すぐさま反応することで、
手持ちの動きのパターンでしか対応できないからです。
もう一つやっかいなことに、
きちんとしようということで、
間違っていると思うことはできないということがあります。
何かしらの変化を望んでいるにもかかわらず、
きちんとしよう
そっちじゃないです。
今やっていることって
あまりにも普通で
やっていることすら気づけないんです。
わたしの失敗談なんですが、
タクシーに乗ってまして
携帯をどこかに置きたかったので
太ももの下に置いておけば携帯って硬いし、
それなりに太ももに当たってるのがわかるから
大丈夫だろうと。
ま、当然起き忘れましたよね。
意識している時は、いいんです。
別のことに意識が入った時が、問題なんです。
多分、おそらく、すぐに
人間は習慣の生き物。
これに同意している人でも
やりたいこと、やろうと思っていることが
できると信じている。
わたしも以前はそう思っていました。
いつも例に出すもので、二人で
手のひらを上下で合わせ
先導役、ついていく役と別れます。
ついていくことが難しく、
ついていく役なのに
ついつい動きを先導してしまうんです。
ただ相手についていくということができない。
動いていると、ついつい動かしたくなるんですよね。
も
思うようにはいかない。
1+1=2じゃないんです。
これとあれをやればこうなります、とは
全然違った結果が出てくる時があるんです。
人間なので当たり前と言えば
当たり前なんですが、
意識していてもしていなくても
全部まるっと含めて動いているんです。
まるっと含めているのに、
含めていないかのようにすると
どこかに歪みが出たり、
不具合が出てきます。
連動しているはずなのに、
連動していないイメージを持っていると
ただただやる、むつかしさ。
経験したことから始める。
色々なコツや知識を仕入れてきても、結局は
自分で試して、どうだったのか。
これが一番の基礎となるんです。
考えることの出発点です。
経験を通ることなく
頭でっかちにこれはいいはず、とか、
これができないわたしは間違っている、とか、
そんなことはどうでもよくて、
やってみた結果どうだったのか。
落とし穴もあるんですが、
ここから始めるしかないんです。
落とし穴は、