【Day.8雷雨】鉄道員だって人間だもの【文披31題】
とあるどこかのベッドタウン。その一地区を形成する峰屋駅。夕方の休憩でいつものように、スーパーへ向かった帰り、どす黒い雲が上り方面の空に見えた。うーわと思った。駅員になってまだ数か月の人間が言うのも何なのだが、鉄道の仕事は何もなければ何もないのがほとんどだと言える。ああいう不安要素はない方がいいに決まっている。そわそわしながら夕食を食べ、歯磨きを済ませ、SNSを眺めて休憩終わり。事務室へ向かう。これからラッシュ時間ということで、改札ときっぷ売り場がつながった窓口は営業Aの俺と