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【創作小説】鉄道員だって人間だもの

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創作鉄道員小説です。とあるどこかのベッドタウンに位置する駅に配属された、新入社員三人組のドタバタ成長譚、になる予定。当面は文披31題の企画に沿って番外編から更新する予定。※実在の…
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記事一覧

【Day.15岬】鉄道員だって人間だもの【文披31題】

 とあるどこかのベッドタウン。その一地区を作る峰屋駅、から場所を移して海沿いの公園が今日…

米ノ原
1か月前
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【Day.14さやかな】鉄道員だって人間だもの【文披31題】

 とあるどこかのベッドタウン。その一地区を作る峰屋駅。改札を通る人の防寒具が増えてきた今…

米ノ原
1か月前
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【Day.13定規】鉄道員だって人間だもの【文披31題】

 とあるどこかのベッドタウン。その一地区を作る峰屋駅。  駅員の仕事は、営業であり運転で…

米ノ原
2か月前

【Day.12チョコミント】鉄道員だって人間だもの【文披31題】

 とあるどこかのベッドタウン。その一地区を作る峰屋駅。 ※このエピソードは反チョコミント…

米ノ原
2か月前

【Day.11錬金術】鉄道員だって人間だもの【文披31題】

 とあるどこかのベッドタウン。その一地区を作る峰屋駅。  毎月実施される勉強会が、ここ数…

米ノ原
2か月前

【Day.10 散った】鉄道員だって人間だもの【文披31題】

※おしらせ※  文披31題では1話完結でお届けしております。読まなくてもいいんですけど、今回…

米ノ原
2か月前
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【Day.9ぱちぱち】鉄道員だって人間だもの【文披31題】

 とあるどこかのベッドタウン。その一地区を作る峰屋駅。出勤して始業の点呼まであと一時間弱。制服に着替えて、とりあえず、更衣室を出て一旦事務室に上が……コツン。何この音。あちこち見回すと、金色のボタンが落ちているのが見えた。上着のボタンだった。うっそー。日中はいいけど、さすがに朝晩は上着がないとちょっと寒いよー。泊まりを乗り切れないよー。どうしようかなぁ。まぁ、日中は脱いでおけばいいか。ボタンをポケットに入れ、上着を手に持って事務室に入った。  「おはようございます……」出勤

【Day.8雷雨】鉄道員だって人間だもの【文披31題】

 とあるどこかのベッドタウン。その一地区を形成する峰屋駅。夕方の休憩でいつものように、ス…

米ノ原
2か月前
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【Day.7ラブレター】鉄道員だって人間だもの【文披31題】

 とあるどこかのベッドタウン。その一地区を作る峰屋駅。1学期の期末テスト期間らしい。お昼…

米ノ原
2か月前

【Day.6呼吸】駅員だって人間だもの【文披31題】

  とあるどこかのベッドタウン。その一地区を作るのがこの峰屋駅。お彼岸も過ぎ、始発の時間…

米ノ原
2か月前

【Day.5琥珀糖】駅員だって人間だもの【文披31題】

 とあるどこかのベッドタウン。その一地区を作る峰屋駅。時間は9時半となり、各々の持ち場で…

米ノ原
2か月前

【Day.4アクアリウム】駅員だって人間だもの【文披31題】

 とあるどこかのベッドタウン。その一地区を作る峰屋駅。帰宅ラッシュを過ぎて、電車の本数も…

米ノ原
3か月前
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【Day3.飛ぶ】駅員だって人間だもの【文披31題】

 とあるどこかのベッドタウン。その一地区を作る峰屋駅から、隣の駅までおつかいに行った帰り…

米ノ原
3か月前

【Day2喫茶店】鉄道員だって人間だもの【文披31題】

 とあるどこかのベッドタウン。  6月半ば。梅雨入り目前にも関わらず、蒸し暑い。今日は見習いの泊まり勤務ではなく、日勤の勤務だった。泊まりでない駅員は、そもそも深夜勤務ができない理由(持病など)があるか、育児介護などの時短勤務、もしくは何か特別な作業のために入るか。泊まりの要員が足りてるからというのもある。今日の私はそれに近い。といっても、同期が見習いで泊っているので、実質自分も見習いみたいなもので、窓口のサポートをしたり、券売機のつり銭補充で、フィルムに包まれた硬貨の束を